まちの木々の黄色
山はもうすっかり落葉。
そして、海岸沿いにも、葉の色がやってきています。
そして、その向こうには、たくあんの準備。
そういえば、以前はウチも、大樽2つもたくあんを漬けたものでした。
畑から抜いて洗ってしばり、それを家の軒下に掛けて干すのに半日。それからしばらくしてから、干してあったものを下ろし、葉と実に分けて、実の部分はみんなで車座になりながら揉んで、そのあと、ばあちゃんが采配して漬ける。それが、今頃の一家のきまりごと。
ほかにも、野沢菜も大きな樽で漬けていたっけ。
今は、そんなにたくさんの漬け物を家で漬けることはなくなったけれど、これは、冬の初めにまとめて「越冬野菜」を買わなくなったのと同じ時期かもしれません。真冬でも、お店にいけば普通に野菜を買うことができる。これって、思えば僕が子どもの頃とは、おおきくかわったことの一つだものね。
そんなことを思いながらの一枚。それでも、あちらこちらで、大根を軒先に干すお宅を見かけると、「あぁ、もうそんな時期だなぁ」と思うのです。
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