となりのとなりの駅のこと
今朝の信濃毎日新聞が、北陸新幹線飯山駅のデザインが決まったことをつたえていました。
いままで有識者と市民をまじえた検討会議があり、その経過を鉄道運輸機構に依頼して複数のプランを提示してもらい、そこからさらに選んでの、地元の「内山紙」のイメージを生かした駅舎デザイン。きっと、まちのランドマークのひとつとして、これから愛されるんだろうな。
お隣上越駅でも、駅名が上越新幹線沿線みたいで間違えやすいことや、現直江津駅や高田駅など主要駅への増設ではなく新設駅になることなどから、いろいろな検討がされています。でも、わが糸魚川はというと・・・検討はしているのだけれど、どんな駅にしたいのか、我々住んでいる人たちに問いかけられたり、経過が説明されたりといったことが、ほとんどないのではないかと思います。
駅構内の撤去工事などが進んでいるから、おおむねデザイン的な話は終わっているのだと思うのだけれど、この件に限らず、往々にして、「経過が見えない」ことの多いウチのまち。こういう姿勢って、どうにかならないもんでしょうかね。
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たまに役所の色んな説明会とかあるけど、あんまりガチな質問はし難いムードが漂っているような気もします。
去年、地区の役員をしている時にもそういう会に出まして、新幹線と在来線の話も出ましたが、こみ入った話になると、担当の方達は「大変いい御質問を頂いたので、役所に持ち帰って勉強させて頂きます」とか煙に巻いていました。
パブリック・コメントの募集なんかも図書館に行くと書類が置いてあるけど、あんまりみる人もいないかもしれません。実は一度出そうかなと思ったこともあるんだけど、家族に「そういう妙なことは止めてくれ」と言われるので、断念しました。
投稿: 印度洋一郎 | 2010年9月 9日 (木) 17時33分
印度さん、どうもありがとうございます。
確かに、パブリックコメントって、書いて持って行くとにらまれそうな怖さはあります。そういう感覚って、よくない方の「いなかまち」感覚なんですけどね。
ただ、最近都道府県や大都市なんかでは、こういった市民側からの突っ込みをいわゆる「プロ市民」以外の人たちも入れるようになってるから、こういう揉まれ方の機会の差というのは、将来どんどん効いてくるような気もするんですよね。
投稿: にしざわ | 2010年9月12日 (日) 23時07分