羽化
お向かいのおじさんが、ある日の夕方、バケツを持ってこられました。
中には、ずいぶんといかついヤゴ。
「池にいれておけばいいよ」って言ってくれたのだけれど、毎日どんなふうになるのか見たくて、ペットボトルを工作した入れ物で、玄関で育てることにしました。
朝、はたけを掘ってミミズをさがしてくる。食べているかどうか、どこにかくれているかを眺める。
で、昨日の夕方、ボトルの中にいない、かといって、羽化用に立ててある棒につかまっているわけでもない。どこにいっちゃったんだろう?と大騒ぎしていたら、今朝、しっかり窓のところで、コイツは羽をかわかしていました。
こういうのをコドモに見せてやれる場所で暮らしていること、うれしいなと思う。
女の子だし、こういうのに熱中する性格じゃないのかもしれないから、どちらかというと、親の方が大騒ぎしていた一ヶ月だったけれど、大きくなってから、ふと思い出す。そんな今年の春から夏への移り変わりの時期になったんじゃないかと、僕は思うのです。
そして、田舎の子を40年以上やっている僕自身、今朝はずいぶんと興奮しました。田舎の子、たのしいじゃねぇか(笑)。もっと外にあそびにいかないとね。
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コメント
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「かあちゃん見てー!これすごいよ」とか、「ほら、これ見てみない。おもしろいよ」とか、
見せてあげたいって気持ちすごく大事だと思います。
もっと、もっと、いろんなこと 見て、触れて、感じてくれたらいいな。
投稿: 元同僚 | 2010年6月30日 (水) 09時11分