写真を撮るということ
日々写真を撮っていると、いろんなことを考えるようになります。
たとえば、写真は引き算だ(主役と脇役を考えて、画面を整理して・・・)とか、前ボケ・後ろボケをどう入れるかとか、はたまた、ただの記念写真や絵はがきみたいな写真ではないようにするために、どんな工夫をするかとか。
でも、時々思う。それって、ちゃんとコブシがまわってる、ビブラートもかかってる、技満載なんだけど、聴いていてとってもイヤらしい、自己陶酔のカラオケみたいなものなのかもしれないな、と。
本当は、「!」を感じたとき、それを素直に伝えたくてシャッターを切ればいい。その時、自分の中にため込んだいろんな引き出しが無意識にあけられて、自動的に、構図だの、絞りだの、そういった技術がいつのまにか使われるようになったらいい。
・・・んだろうな。そんなことを思います。
今年の市展で、はじめて努力賞なるものをいただきました。素直に喜びたい。その一方で、奨励賞のおかあさんお二人の素直な写真に「僕は、ヘンに策を弄して策におぼれるような、よくない道に進んでいるのかもしれないな」なんて印象も持ちました。
なので、今日は素直に青空と大きな木の写真を撮ってみました。「きれいだなぁ、今日の空」と思ったから。こういうアプローチでも、あらためて撮ってみたいななどと思う、そんな秋の日なのです。
・・・というわけで。
しばらく、市役所のロビーに入選者作品の一つとして、飾っていただけるようです。写真は、以前このブログにも載せているこれです。市展出品作品だというのに、罰当たりなことにインクジェットプリンタで印刷したものですので、「最近のインクジェットプリントはどんな感じなのか」というサンプルを見るような感じで、もしよろしければ、お近くにいかれたときに、みてやってくださいませ。
入賞 おめでとさんです!
っていうか、管理者さんって写真家だったんだねぇ。
っていうと、叱られてしまいますね。
写真の事は全然分からないので、許してくださいな。
素直な私は、「賞」ってすごいと思うよ。良かったですね。
投稿: 元同僚 | 2009年10月13日 (火) 17時19分
どうもありがとうございますです。
そういえば、ウチの職場は、社員旅行にブローニーサイズのカメラを持ってきて吹割の滝を撮るという、カメラに凝った元先輩な僧侶の方がおられたので(笑)、「そのうちいつか」という気持ちはずっとあった・・・のかもしれません。
次のまぐれがいつになるかわかりませんが、また楽しんで撮っていこうと思います。
投稿: にしざわ | 2009年10月16日 (金) 12時02分