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2009年9月22日 (火)

ぼくらの基地

Img_9819 稲が刈られ、あちこちのはさ木に稲がかけられて、ちょっとしたパーティションになってしまうと、こういった場所は半ズボンの頃の僕らにとっては、「基地」なる遊び場になりました。
 大事なものを持ち込んで、なかに隠れては、クダらない話をして盛り上がる。こわれた電気製品を拾ってきては、ドライバーとニッパーで修理だの発明だのいいながら壊す。
 大切な出荷直前の商品の「乾燥工程」なのに、広い心で当時は遊ばせてくれていたんだなぁ・・・とはいえ、もしかしたら、農家の方たちはホントに困っておられたのかもしれませんね。

 そんなこんなで、あちこちで稲の天日干しがはじまると、僕らのあの一週間ほどの基地でのわくわくを思い出しては、すこしだけ懐かしい気持ちになる僕なのです。

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季節の移ろい」カテゴリの記事

コメント

はさ木って少なくなりましたよね。この辺りでは。
私も遊んでた。稲をかけ終えたはさ木によじ登って。

乾いた稲の匂いと、沢山の赤とんぼ。そして、肌寒い夕暮れと、虫の声。

何気なく過ごした子供の頃、今では清々しい気持ちになれる思い出ですね。
外でいっぱい遊んでおいてよかった

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