苗場への道
この季節になると、「あぁ、もうじき、フジロックだなぁ」と、ふと思うことがあります。
もう10年もいっていないけど、20世紀の頃には、毎年毎年、7月の最後の週末に、木曜の夜から、月曜の朝まで、他の一切を絶って山の中に隔離されて、時に熱くなり、ときには暇に任せながら、いつまでも音を聴いていた。あれくらい、毎年一回だけだけど、仕事から長い時間離れるというのは、もう無理かもしれないけれど、でもあれは最高のリフレッシュだったようにも思います。
そんなことをふと思い出したのは、今日コドモと一緒にでかけた、うみてらす名立のプール入場チケットが、こんな感じのリストバンドだったから。はじめてフジロックにいったとき、金曜日の朝にこれを手首につけてもらって、三日間、寝るときも、風呂に入るときもずっとつけっぱなしで、月曜の朝、会場を離れてから、コイツにハサミを入れるときの、あの喪失感。なんだか、懐かしく思い出してしまいました。
そんなわけで、2000年のフジロックの会場で使ったInterFMの耳にセットするラジオをもって、一枚写真を撮ってみました。うみてらすに遊びに来た山の子とかも、一日めいっぱい遊んで、このリストバンドを切ったら旅が終わってしまうから切らない!なんて駄々をこねる子がいるのかもしれないな。そんなことを思ったりしながら。
ちなみに「苗場への道」は、富士山麓、お台場を経て、苗場へとやってきたフジロックに来る人のためにと、ずいぶんと遠いながらも新潟県民として(笑)開いたサポートサイトの名前です。元々は、@niftyの音楽フォーラム「FFRF」のコンテンツのひとつとして作っていたのですが、フジロックが大好きな友人が、未だに自分のサイトにその残骸をおいてくれていて、その当時の雰囲気を味わうことができることには、ホント感謝しています。
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