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2009年5月27日 (水)

顔馴染み

Img_7067 はじめてこのポスターを見つけたときは、「へー、それはうれしいな」と思った。でも、何度か見ているうちに「これって、お店としてはしんどいよな」とも思うようになりました。
 プロがつけるということで、お客さんは装着後のコンディションもある程度期待してしまう。さらに、「お金を払ったんだから客なんだ」という意識もできる。一方、どこから持ってきたかわからないパーツなんだから、お店の方はその品質を保証できないし、さらに自分ちの商品が売れるわけではないから、手間賃分しか儲からない。
 それでもやるというのは、「ウチのお店は敷居の低い、気軽にこられるお店ですよ」ということを打ち出したいという、商売上の選択なのだけれど。
 普段お店でやっていないことをしてもらうとき、普通は一見さんは頼めません。お店側も、「この人はどんな人だ」とある程度わかっている人だから、ちょっとした無理を聞くということもあるし、頼む側にも「無理言ってごめんね」という遠慮がある。そういう関係って、個人的にはけっこう健全なんじゃないかと思います。
 そういうものが失われていって、同じお金を払うなら、サービスのメニューは少しでも多い方がいい。僕らは消費者なんだから、少しでもメリットが呈示されるべきだというアプローチは、かつて安かったWordやExcelが突然倍以上の値段になって、でももう選択肢がないので買わなければいけないなんてことになったように、結果的に買う方が損をするようなことになるんじゃないかとも思うのだけれど。
 ただ、そういうことを言うには、お客さんに「申し訳ないよね」とか思ってもらえるくらい、きちんとした心意気を日々の仕事の中で持っていなければいけないわけで、「いいよ、おたくと縁切れても全然ウチこまんないから」と言われないように、いい仕事をしないとねとも、あらためて自戒するワタクシなのです。

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