祭りというもの
日頃は出不精なのに、今日にかぎって「ちょうど仕事で近所にきたので」的な用をでっちあげ、すこしだけお祭りをのぞいてきました。
お祭りというと、「じぶんのまちのもの」にいくという意識が強いせいか、じつはけんか祭りで神輿がぶつかり合うのをみるのはおそらくはじめて。いってみると、すごい人出で、ちょっとしたスナップを1枚撮って早々に退散してきました。
祭りのことを書くたびに思うのだけれど、生活の一部になってしまっているような昔からDNAに刻まれたかのような祭りが、僕にはないということが、すごくさみしい。そんな気がします。僕の家は、いわゆる「南社宅」がなくなるときに、まとまって引っ越してきた家のひとつ。僕らの親父の世代にとっては、「自分たちの祭り」は、社宅というまちの消失とともになくなってしまい、移り住んだ場所のまつりはどことなく人の祭りだったのだと思う。だから、生まれたときからここに住んでいる僕にとっても、今ひとつ須沢の祭りは「俺たちの祭り」という愛着に欠けるのかもしれません。
それだけに、まちの祭りに、僕のコドモをちょくちょく連れて行くことで、「僕らの祭り」という愛着を、持ってくれたらいいな。そんなことを思ったりもするのです。
さて、そんなわけで今週末は須沢の春期祭礼。のぞきにいかなきゃ。
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