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2009年2月25日 (水)

不惑

Img_3918_2 実は、今日から介護保険料を払う年になってしまいました。
 「30にははやくなりたいけど、40にはなりたくないなぁ」などとうそぶいていた20代はもうはるかな昔。そして、出張の朝ふとKIOSKで「40」なるタイトルの小説が並んでいたりするのに気づくのもまたなにかの縁かなと思って、いつもはほとんど読まない石田衣良の作品を買ってみたりしてね。
 そんなわけで、今日は畑のはしっこに咲く、ちいさい梅の木の写真を載せてみました。
 誰にでも誇らしげに咲くような、公園や水辺の大きな木ではないし、梅林の一面の花でもない。冬の作物の少ない畑に、普段の年なら雪の下だろうなというキャベツの玉とともに咲いている花。
 20代の頃の、もしかしたら花がひとをひきつける梅林のような、そんな存在になれるかもしれないという淡い期待は、いつのまにかなくなりました。
 でも、今はこんなふうに、特別ではない普通の、ごくありふれた場所になお、きれいにひっそりと咲いている花に、勇気づけられてしまうようになりました。
 ごくごく普通の人たちが、ごくごく普通の暮らしの中で、それを「ちゃんと」積み重ねているからこそ、世界はまわっていく。
 特別な場所には、立たない。でも、僕が立つごくごく普通の場所で、僕はまるでキャベツの傍らの梅のように、ちゃんと自分のできることをやって、胸を張ろう。
 アーティストには、なれない。でも、わかるひとがみれば惚れ惚れするような仕事をちゃんとやるアルチザン<職人>になるべく。
 そんな40代を過ごしていきたい。そんな大風呂敷を、今日は広げてみたいと思います。

 さて、実際のところはどうなることやら(笑)。

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