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2008年12月31日 (水)

他力

Img_2704 ウチが檀家になっているお寺の、先代の住職さんとお話するのが、実はけっこう好きな僕です。というのも、宗教としての仏教にはあまり興味がないのだけれど、哲学的な学問としての仏教というものには、とても興味を感じてしまうから。
 たとえば今話題の「天地人」のような時代の小説が好きな人は、なぜ当時の「若者」が禅の思想に興味を持ったのかといったことに興味を持つひともいるかもしれない。
 そして、儀式や、決まり事としての宗教ではない、自分を深く省みたり考えたりする上での、ひとつの指針としての、禅というものが、おそらくはあったのではないかと想像してみたりするのです。
 ・・・話がずいぶんと大げさになりましたが(笑)。

 さて。今日港を通ると、舳先に榊を飾っている漁船がいくつもありました。
 漁師さんは、こういうことを季節季節できっちりやるひとが多い。それは、普通に日々繰り返している仕事でも、ひとつ間違うと命にかかわるからなのかな。そんな気もします。
 もちろん、安全のために、やるべきことはきっちりやっている。目をつぶって神頼みでの無理なんか、やらかさない。そういう、「きっちり」があるのであれば、さらに神様に祈ることなんて、しなくてもいいんじゃないか。そんなふうにずっと思ってきたのだけれど、ここ数年、これは、「やることは全部やりました。だから、ちゃんと守ってくださいね」という、ある意味「人事を尽くして天命を待つ」といったことの意思表示なのかなという気もしてきています。
 それは、くだんの先住さんが法話で言う「他力本願の『他力』」にも通じるものが、確かにある。

 今年は、仕事面ではホントしんどい年でした。そして、来年もあまりいい兆しが見えない年でもあります。でも、腐っててもしょうがないんだよね。ちゃんときちんと船を磨き、榊を舳先に据えて、よい来年を祈る漁師さんのように、やることをきっちりやって、人事は尽くしたと胸を張れるようにしてれば、天命は・・・もしかしたら待つ甲斐もあるのかもしれない。

 なんだか、年末にいいものを見たな。そんな気がしています。

 というわけで、つたない文章と上達しない写真につきあってくださったみなさま、今年もありがとうございました。来年も、よろしくお願いします。いいお年をお迎えください。

2008年12月30日 (火)

鏡餅

Img_2680 今年も、餅つきが終わりました。
 以前は、二升一臼で10回近くやっていた年もあったけれど、次第に数が減り、今ではウチと弟夫婦の分の鏡餅とのし餅だけ。ずいぶんとつく量も減りました。
 つくのは、白いお餅と黒豆たっぷりの豆餅。この豆餅は、入る豆が土地によってちがうそうで、以前ピーナッツが入ったものをいただいたときはびっくりしました。こういういろんな違いを見つけるのって、楽しい。だから、他の土地のひとと知り合いになったり、遊びに行ったりしたいんだろうな。そんなことを思ったりします。
 お餅をついたあとは、繭玉飾りを作りました。
 これで、明日神棚を掃除し、しめ縄をかえて、来年のお札を神棚の中に納めれば、年越しの準備もおしまい。あとは、お蕎麦をたべて、ゆっくりお酒を飲むだけです。
 月末までばたばたしていても、仕事を納めると、ちゃんと年越しの気分に、なるものなんですねぇ。

2008年12月29日 (月)

今年最後の青空

Img_2677 予報では、年越しに向かって天気が悪くなるとのこと。今日は、今年最後の青空なのかもしれません。
 写真は、糸魚川駅横の跨線橋の上から見たれんが車庫。
 ここは、ガラス窓が割れた上からプラスチックの板がはめてあったり、窓の周りがさびて穴があいていたりと、かなり痛んでしまった橋なので、こんな感じのスプレーの落書きのハートがあったりもします。
 青い空、あまり愛の感じられない黒スプレーのハート、そして、その向こうに見える命儚いれんが車庫。なんだか、三題噺のようなとりあわせだな。そんなことを考えながらの一枚なのです。

2008年12月28日 (日)

あさってのために

Img_2672 我が家では、30日が餅つき。
 二日前から、餅米をみずに漬けて準備をはじめます。
 あわせて、当日のお汁粉のために、台所のはしっこで、小豆も水につけました。
 この日は、弟のところの子供たちもやってきて、みんなでお供えをまるめたり、のし餅を作ったり。
 実際、お餅は買った方が安いし、よくのびておいしかったりもするのだけれど、でも、こういうこと、僕らがコドモのころ、親はちゃんとやってくれたから、僕もちゃんと続けていきたいな。そんなふうに思っています。

2008年12月27日 (土)

早速

Img_2669 雪が降れば、雪だるま。もう少し降れば、かまくら。
 そんなに雪が深くない場所とはいえ、やっぱり雪国のコドモがやることは、これなんですよねぇ。

2008年12月26日 (金)

大荒れ

Img_2664 仕事での上越からの戻り道。まだ雪がふりはじめる前、ものすごい風でした。
 波は砕け、空は鉛色。でも、そのなかにすこしだけ広がる青空。
 結局、この日は最後に顔を出した仕事先で故障対応の立ち会いがあり、家に戻ったのは午前様でした。
 今年の仕事は月曜日でおしまい。とはいえ、主立ったお客様のところは仕事納めが済んでいることもあって、実質的な仕事最終日は、今日だったのだけれど、まさか、最終日にそのビルに最後に鍵をかける時間までいることになるとは。
 終盤大荒れの今年の仕事を象徴する、実質仕事納め日だったけれど、大荒れの日にだって、こんな青空がでていたことを、忘れないようにしたいと思います。

2008年12月25日 (木)

青い雪

Img_2621 糸魚川駅前を左に曲がって青海方面を見ると、大きな青い雪の結晶が並んでいます。
 これは、冬の間ずっと続くのかなぁ。

 夕方には、東北地方の大雪を受けて、今晩と明朝の深夜列車、日本海の運休を知らせる放送もありました。明日は一日雪。いよいよ、冬本番なのかもしれません。

2008年12月24日 (水)

Merry Christmas

Img_2625 クリスマスに限らず、ここしばらくホールのケーキを買うイベントでは、いつも上のかざりを別にしてもらってきて、家でコドモと一緒に最後の仕上げを楽しんでいます。
 今年は仕事だったこともあって、この飾り付けには参加できなかったのだけど、帰ってみてびっくり。はじめて飾り付けした二年前と比べると、だいぶ「らしく」なりました。こんなところにも、成長を感じたりしてね。
 そろそろ、仕事で会う人と「今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。」とか「あと○日、がんばりましょう」なんて話をするようになりました。
 仕事では、酷い年だった。そう感じるのは、ここ二ヶ月ほどのまさに目に見える実感としての景気の落ち込みのせいなのだと思う。日々ダークパワーに押しつぶされそうな感じだけれども、でも、僕はこうやって、イブの夜に家族とゴハンをたべて、ケーキの写真なんぞ撮ったりしていられる。
 こういう年だからこそ、幸せなのだなぁと思ったり。
 10代の頃、いちばん好きだったクリスマスソングは、佐野元春の Christmas time in blue でした。甘く夢のようなクリスマスだけではない。そのとき、寒い中にいるひとも、祝う余裕のない人も、いろんな人がいる。でも、そのときは、そういった歌の世界は、ある意味ただの「言い回し」でしかなかったような気がします。90年代を迎えて湾岸戦争をはじめとする実際の戦争の映像を目の当たりにし、そして今、同じ国の中で、炊き出しを受ける人たちのニュースに日々遭遇しながら、あの「平和なまちで、戦ってるまちで~」「教えてる人も、教えられてる人も~」と、いくつもいくつも並べられる、いろんな状況の人のことを、すこしは現実感を持って想像できるようになりつつある。
 そして、どんな人たちにも、生きている人にはクリスマスの日や、あたらしい年はやってくるし、そのとき、ちょっとだけ、心の中のなにかを変えることができるきっかけが訪れる。
 年を経るということは、歌と再会するということでもあるんだな。Christmas time in blueとの再会は、今年がいままでで一番鮮烈だったのではないか。そんな風に思うのです。

 そんなわけで、つたない文章と写真を見に来てくれるみなさんにも、Merry Christmas!。

2008年12月23日 (火)

Img_2614 雪の夜があけると、真っ青な空。そして、一面の雪。
 新雪の日に青空だと、なんだかとても気持ちがいいです。
 とはいえ、午後からは雨。夕方にはすっかり雪も消えてしまったけれど、今週末もまた天気予報では雪だるまマークが並んで、そろそろ雪の季節。
 毎年「今年は雪が遅い」という話をしている気がしますが、でもよく考えてみると、大晦日の二年参りの時に道路に雪があるっていう状況は、僕が車を運転するようになってこのかた、ほんの数えるほどしかなかった気もします。高校の頃には、除雪した雪を片付ける場所がなくて、家の前の道路を交通止めにして一斉に重機が片付けにくるなんてこともあったのに、そんな時よりも、たとえば一昨年のほうが降雪量が多いというのは、なんだか不思議なのです。

2008年12月22日 (月)

雪の降る夜

Img_2603_1  たいした雨じゃないと思っていたけれど、朝起きると、「現在連続雨量が100mmなので、このまま降ると青海~市振間が通行止めになります」の放送。そして、お昼前から夕方までR8は通行止めに。
 そして、夕方少しだけ降った雪は、日が暮れる頃からあらためて降り始めました。
 予報では、糸魚川は今日は雨だったはずなのだけれど、でも、この季節、寒い夜にはやっぱり、雪も降るよね。
 今年、一面の雪にはじめて最初の足跡をつけたのは、車への忘れ物回収。これから、こういう日々が、あたりまえになっていくんだよね。

2008年12月21日 (日)

年末大掃除

Img_2600 毎月第三日曜日は、ウチの地区のゴミ特別持ち込み日。日曜日なのに、埋め立てゴミなどを指定の業者さんのところに持って行って引き取ってもらえる年内最終日とあって、あちらこちらで大掃除だったのではないでしょうか。
 ウチも、田海の山本製材さんのところへ行ってきましたが、なんだか車がとても込んでいて、夏頃見た、値上げ前日のガソリンスタンドのようでした。
 というわけで、今日の写真は、他はすべて落葉してしまったのに、なぜか1本だけ赤い葉が残っているブルーベリーと、落ち葉をかくコドモ。やっぱり、大人ががさがさとやっていると、自分もなにかやりたくなるのかも。
 さて、明日からは今年のお仕事最終週。がんばらなきゃ。

2008年12月20日 (土)

毎度毎度ですいません

Img_2586_1  というわけで、中二日でまたも庭の十月桜の写真です。
 二日過ぎました。まだなかなかに満開です。この調子だと、元旦の桜も見られるかも。
 残念ながら今日は勤務で、青空の休日ではないけれど、桜ってのは、青空に映えていいですね。

2008年12月19日 (金)

手際

Img_2583 てきぱきとした仕事を見るのが好きです。でも、この「てきぱき」が、なかなか難しい。
 ただ動きがはやくても、あくせくと働く人もいます。でも、お店のカウンターの中にいるひとがあくせくと働いていると、あまり落ち着けない。
 でも、てきぱきと働く人というのは、なんだか見ているだけで、楽しくなったりするのですよね。
 てきぱきと動けるというのは、きっと、仕事に余裕があるのだと思う。だから、そういうものにあこがれる気持ちが、きっと、てきぱきを見ながら飲む心地よさにつながっているのではないかと、そんなことを思ったりもするのです。
 そんなわけで、写真は駅前のバー、丸山のマスター。たまぁにしか行きませんが、今年もお世話になりました。

2008年12月18日 (木)

宵の雪

Img_2578 忘年会を終えて外に出ると、店の前に停めてある車には、うっすらと雪。
 雨かと思えばばちんばちんという音。降ってくるのは粒の大きな白いもの。夜飲んでいると、そんな場面に出くわすこともだんだんと増えてきました。
 取引先から「今年も残り5日」なんて文章のあるメールも届いたりして、まさに年の瀬です。

2008年12月17日 (水)

青空

Img_2546 照ったり曇ったりの一日でも、時々青空が広がると、それだけでうれしくなる。
 それは、なんだか毎日がどんよりしているからなお、感じるのかもしれないなぁ。

2008年12月16日 (火)

今年もできました

Img_2324  毎年の冬の楽しみの一つが、新酒のたより。

 通勤途中にいつも通る酒蔵さんでも、入り口の杉玉が真新しい緑のものに取り替えられました。

 夏を越えた十分に熟成した日本酒とはまた別の、ぴちぴちとした固くて青い感じのお酒を飲むのも、この季節の楽しみ。

 あとは、のんびりお酒を楽しめるような、そんな雰囲気に、まちがなってくれるといいんですけどね・・・。

2008年12月15日 (月)

糸魚川へ「おでかけ」していた頃

Img_2317_1_2  僕は青海の人間なので、小学校の頃、バスに乗ってでかける「糸魚川」というのは、まさに前日や前々日から指折り数えて楽しみにしているようなおでかけでした。
 山下の最上階で食べるソフトクリーム、小八木での移動動物園イベント・・・。そういったあこがれたものの一つに、スーパーに売っているもうビニール袋にはいっているわけではない、トングで好きなものを選んでお金を払うパンやさんもありました。
 というわけで、今日の写真は、イノヤさんのシュトーレン。この時期のドイツの菓子パンです。ナッツやドライフルーツがたくさんはいった、甘くて日持ちのするちょっと堅めのパン。ドイツでは、クリスマスにはクリームで飾られたケーキよりも、こちらを食べるほうが一般的なのだとか。
 実は、シュトーレンを地元で売っているお店がなかなかないので・・・と言っていた、ワタシの肩こりを取ってくれるY先生の話に、ふと「そういえば、職場でチラシ見たなぁ」などと思い出してお話ししたのが数日前。そして、今日はお店の前でばったり会ってしまい、またもシュトーレンの話で盛り上がってしまいました。甘いお菓子のことについて、40男がパンやさんの店頭で二人で盛り上がっている図は、あまりほほえましいものではありませんが(笑)。

 こういう、小洒落たものも、ちゃーんと糸魚川には、あるんですねぇ。なんだか、バスに乗ってわくわくしながらやってきた、青海よりも街な糸魚川。あの感覚をほんのすこしだけ思い出したような、そんな夕方なのでした。

2008年12月14日 (日)

ここまで降りました

Img_2287 昨日、ほとんど真っ黒になってしまったと書いた黒姫山ですが、今日起きてみたら、半分くらいは白くなっていました。
 体して寒い夜でもなかったような気がするけれど、それでも標高が少し高いと雪になる。やっぱり、ちゃんと冬なんですね。
 というわけで、境界線のあたりを一枚。標識にある「須沢」が「糸魚川市」なのは、青海を離れて長い方には、少し違和感がある光景かもしれませんね。

2008年12月13日 (土)

十月桜

Img_2236 最近しょっちゅう載せているウチの庭先の十月桜ですが、こんなツーショットだと、「冬に咲いているなぁ」って伝わるんじゃないでしょうか。
 それにしても、先日の雪でだいぶ白くなった黒姫山も、ほとんど白い場所が姿を消してしまいました。
 平地には、ない。でも、山は白い。この季節は、そんな感じじゃないと、冬っぽくないんですけど、次の雪はいつになるのかな。

2008年12月12日 (金)

除雪車休憩中

Img_2234 東京への日帰り出張のために、朝5時過ぎに糸魚川駅のホームに立っていた僕は、はしっこにちいさな手押しの除雪機を見つけました。
 今日はちょうど、新幹線が直接乗り入れるスキー場「ガーラ湯沢」のオープン予定日。雪不足でオープンできないこと、新幹線はガーラ湯沢駅までいくものの、ガーラ湯沢内はお店なども含めて全部お休みしていること、オープンはまだ未定なことといったお知らせが、都内の駅や、新幹線車内で案内されていました。
 今年もすこし、雪は期待よりも、遅いのかもしれません。
 でも、「備えあれば憂いあり」なんて、どこかのトボけた元政治家さんみたいなこと、言ってられませんもんねぇ。しっかり、準備はしておかないとね。
 というわけで、駅のホームにも、しっかりとぴかぴかの手押し除雪機は、スタンバイしているのでした。

2008年12月11日 (木)

ようこそ糸魚川へ

Img_2232 夜、通りかかった糸魚川駅前。
 お客さんを待つタクシーの向こう、ひとけのないまちで街灯に浮かび上がる木は、しっかり冬のための雪吊りが施されています。
 日々けっこうあたたかいのだけれど、ここにもしっかりと、冬の準備。

2008年12月10日 (水)

晴れていても

Img_2118_1  海はなんだか荒れた感じ。そんな日が増えてきたような気がします。
 というわけで、今日は青空が画面のはしっこにほんの少しだけ入っている、能生の弁天岩の上の灯台を。

2008年12月 9日 (火)

お酒がすきですきで・・・

Img_2229 庭の十月桜の枝をすこし部屋の中にもってきました。つぼみがたくさんあるので、温かいところに置くと、どんどん咲いてなんだか春のよう。
 というわけで、ヘンなとっくりにさしてありますが、なんだか、佐渡のおみやげのこのとっくり、好きなんですよねぇ。

2008年12月 8日 (月)

ほんのすこしの雪

Img_2201_1 平地では二度目の降雪。そういえば、黒姫に三度雪が降ると、平らな場所にもつもり始めるなんて昔ウチのばあさまが言っていたっけ。
 冬はどよんとした空が多いけれど、空から降るものも多いだけに、降ったあとの澄んだ空は、なかなかいい感じなのです。
 そして、そんな日の朝に、空が広くあいていると、やはり、青海の人間としては、おらがまちの山、黒姫を見てしまったりするのですよね。

2008年12月 7日 (日)

雪の朝

Img_2186 予報は雪。朝までに山間部では30cmを越える積雪があるでしょうというテレビの声を聞きながら忘年会に出かけた僕ですが、戻ってきてみると、ちらほらと空に舞うだけの雪。そして、起きてみたら、真っ青な空が待っていました。
 車庫の上は日陰にだけ、アルミホイルを丸めたような雰囲気の雪が残り、そこに秋の名残も一枚。
 でも、昼間出かけてみると、路肩に除雪車の跡が見える道もあったりもして、あぁ、雪の季節がやってきたのだなと、(今年何度目かですが)あらためて実感してしまいました。

 それにしても。

 よく晴れた日に秋の名残ではなく、冬の小休止を感じるようになる。そんな気分の移り変わりは、どんなスイッチが頭の中にカチリと入るんでしょうか。寒さだけではない。空の色、草の様子、日々の慌ただしさ、いろんなものが、秋と冬では、ちがうのだろうけれど、この頭で考えなくても肌で感じてしまうようなちがいが、なんだか不思議に感じたりしてしまう。そんな初冬の日曜日なのです。

2008年12月 6日 (土)

荒波

Img_2129_3 Img_2130_3 最近時折撮っている、荒れた海をゆっくりしたシャッター速度で撮影する写真ですが、話のタネに、普通のスナップと並べてみます。
 右が1/640秒、左が10秒です。砕ける波がまるで雲のようになってしまうこの感じが好きでやっているのですが、なかなか「これぞ!」というものが撮れない。
 これからの寒い時期、がんばってトライしなければ。
 というわけで、ここは能生の弁天岩ジオパーク(笑)のすぐちかくの海岸。こういう岩がゴツゴツした海岸には、なんだか冬の日本海っぽさがあふれていて、客人が見ると妙に喜んだり、するんですよねぇ。

2008年12月 5日 (金)

横顔

Img_2145 けっこう荒れた天気でも、国道のガード下から見上げたところだけ青空だったりすると、写真で切り取ればこんな風景になったりもします。
 でも、明日は雪が降るそうだし、やはり寒い。
 よくはれた写真なのに、画面に水滴が映っているあたりに、ほのかに、実はここまで波しぶきが飛んでくるということが記録されている。やはり、写真っていうのは、記録なのだなぁと、ヘンなところで感心したりするのです。

2008年12月 4日 (木)

葉も落ちて

Img_2113 先月はまだだいぶ葉も残っていて、その間で人知れず咲いていた十月桜も、まわりの葉がほとんどなくなって、ようやく見えるところに出てきました。
 今日はあたたかいのも午前までだとか。だんだんと、こういうあたたかそうな風景というのは、貴重になっていきますね。

2008年12月 3日 (水)

となりのガラスにも

Img_2101_2 毎年楽しませてくれる、海川ちかくの国道沿いのお宅のイルミネーション。
 おとなりのショーウィンドウにも映っていたので、おもわずそちらを一枚。
 サンタが滑っているのを見ると、今年もスキーにいかなきゃとか、おもってしまいます。

2008年12月 2日 (火)

青空恐怖症

Img_2096 先日のお蕎麦の会以来、きれいな青空を撮りたいなぁという気持ちがとても強くなりました。

 でも、その一方で、青空の写真をブログに載せることがあらためて怖くなってしまったという面もあります。

 同じデジカメ写真が、ちがうパソコンではまったくちがう色調で見えることって、よくありますよね。そのために、この写真は、この色味で表示(や印刷)するようにという情報が、普通は写真に埋め込まれています。

 ただ、一般的に広く使われているWindowsのパソコンで、インターネットエクスプローラで見る分には、この色味の情報が正しく処理されずに、どうしても人によってちがう色で表示されてしまいます。

 僕のPCでは、この空の写真はかなり黒い青で表示されているのだけど、ブログ上では、すこし黄色がかった青空になってしまっています。

 Macでは、きちんと色合わせしてあるモニタなら、かなりきちんとした色で出るし、Windowsでも、FireFox3なら出るようにできるのだろうけれど。紙にプリントするときには、かなりきちんと色があわせられるだけに、あらためて、Webサイトに載せる写真の色をきちんと意図したとおりにするということの難しさを痛感してしまいました。そして、それがもっともはっきり出る絵柄の一つが、青空なんですよね。

 というわけで、今日の青空は姫川港の積み込みヤードのあたり。SORAS条約以降、輸出入のある港の出入りがけっこう厳しくなったけれど、自転車でこんな設備の下までいけたり、あっちこっちで釣りしてたりするあたり、田舎町ならではののどかな港の雰囲気がまだまだ残ってる港だなぁなどと思いながらの、通勤途中の一枚なのでした。

2008年12月 1日 (月)

笑顔

Img_2078 寺島あたりの国道で、ふと西の低い空を見ると、にこにこマークのように並んだ2つの明るい星と上弦の月。

 目で見たときは、月がもっとシャープで赤く、なんだか怪人二十面相を思わせる怪しさだったのだけど、写真で見るとみんな白くて、妙にかわいい写真になってしまいました。

 この両目になっている、金星と木星のような明るい星だけじゃなく、かなりいろんな星まで見えたこの夜。雲が広がってなかなか空が楽しめない日が増えてくるけど、たまにこういう日があるとうれしい。そんな、冬の夜なのでした。

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