がんばれ
お店に入るとまず、「事故米がらみの焼酎はありませんよ」という張り紙がありました。まぁ、これは昨今のお店のリスクマネジメントとしては、よくあること。とはいえ、酒造会社さんもある意味被害者だから、「ウチは安全だよ」とお客さんにPRするためのネタにされるのは、気の毒だよね。そんなことを思いながらテーブルにいくと、そこにあるメニューには、「がんばれ西酒造、喜界島酒造・・・」の追加メニューが。
事故米報道があった酒造会社のうち、いち早く問題ないことがわかった銘柄をピックアップして、おすすめ銘柄にしてあったんですね。
最近は、焼酎の種類が多いお店も増えてるから、いろんな銘柄の中に埋没して、「どれ飲もうかな」の対象から、こういった銘柄は消極的にこぼれ落ちていくことが多いかもしれない。でも、こういう取り扱い方で、かえって目にとめてもらえるかもしれない。
おそらくは、あちこちでこういう店が出てくるように、流通段階でも、こういった企画を立てて料飲店に売り込んでいる人たちがいるのだと思います。
それは、確かに商魂といえば商魂なんだけど、それ以上に、いいお酒が酷い目にあうことを、すこしでも避けたいという、お酒に関わるひとたちの心意気を感じる。それがとてもうれしいな、と。
この日の僕は運転手だったので、残念ながらお茶を飲みながらの食事だったのだけど、今度はぜひ、吉兆宝山とか飲んでみたいと思います。
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