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2007年11月 5日 (月)

クマ出没!

Img_4947  四駆の車の後ろのスペアタイヤのカバーで時折見かけますが、市役所からのあんしんメールでも昨日、熊のお知らせが来ました。

 確かに、冬眠に向かって連中ががんばって太ろうとしている時期。里に下りてきたりもするし、怖い時期だよね。キノコとりとか、紅葉を愛でたりとか、山にはいることも多い時期、お気をつけください。

 んで。

 このメール、まだまだユーザーがそれほど多くないらしいですが、市役所に登録すると、時々(ホントに月に1~2本来るかどうかってくらい「時々」なんですが・・・)送られてきます。工事のお知らせだったり、火事の連絡だったり、このように「熊に注意」だったり。実際のところ、おなじようなことがあっても来るときもあれば来ないときもあるし、どんなときに記事を投げるのか(または投げないのか)といった基準をきちんと策定して運用している感じは伝わってこないので、まだまだ「仕組みを使う練習」みたいな段階なのかもしれません。

 でも、ジャンルを選んで受け取ることができるから、情報の押し売りを避けることもできるだろうし、携帯へ届けるものだから、かなりリアルタイムに伝えることもできる。こういうのって、まちの人たちがやるいろんなことをサポートしてくれる仕組みとしても、今後なにかおもしろい使い方ができるんじゃないかななどとも思うのです。

 CATVとか、防災無線とか、ウチに引き込む光ケーブルの話とか、インフラ的な話はいろいろ出てくる。でもそういったものはすべて、「つたえたいことがある」(それが、「想い」であったり、重要なことの「告知」や「周知徹底」であったり、場合によっては災害情報であったりするのかもしれないけれど)というのが、前提。逆に言えば、「つたえたいこと」がないところのために、こういったものを作って、あとから「伝えたいことはありませんか?」とやっても、そんなもの、あるだけ無駄なのです。

 だからこそ。

 「つたえたいこと」はあるのかな?。このメール、市役所のそういった面を見る、一つのシグナルとして、僕はとても注目しているのです。

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コメント

 私も、この「安心メール@糸魚川」に早速登録しました。旧青海町は割りと細かいことでもドンドン放送してくれたのに、合併したら、どうも情報が来ないなぁと思うことが多くなりました。糸魚川の人と話していて、

「あれ放送あったでしょ?」
「知らない、青海はやってないと思う」

 ってこと多いんですね。今の糸魚川は面積が広がったから、能生のことだって、糸魚川の山間部のことだって、私達にも関係ある情報ってあるはずなのに、それが上手く回って来ない状態を感じます。
 このクマのことなんかメールもらわなければ、多分知らないままでしょう。粟倉や梨の木(先月、クマと車がぶつかったとか)に行くことなんて、あんまり無いだろうけど、去年みたいに須沢に突然現れることだってあるし、こういう安全に関わることは全市に告知してほしいなぁと思います。放送するのが煩雑なら、こういうメールの活用をもっと市民に告知するべきではないかとも思います。

 先日、とある携帯販売店の方から伺いましたが、「こういうメール配信サービスがあるんなら、例えばウチらの業界に協力してくれって頼まれたら、幾らでも店でお客に薦めるのにそういう話も無い。だから、皆知らないし、入っているのは市の職員ばっかり」だそうです。
 私も結構色んな人にこのメールの話もしてますが、反応は実に鈍いし、年配の人は大体「そんな面倒臭いもん、いらん!」ってけんもほろろな対応です。災害の時とか、役に立つかもしれないのに・・・。

 印度さん、いつもコメントありがとうございます。
 ウチは防災無線の端末機を家につけていないので、地域の放送は遠くでぼんやり聞こえるだけなんですが、家の中にあるひとは、のべつまくなしに「どこぞでクマが」「どこぞで火事が」って言われても困るという人もけっこういるし(なにせ、うるさいですから(笑))、どれくらい放送するかというのは、けっこう難しいさじ加減なのかもしれませんね。そういえば、市外から引っ越してきた人が「火事を放送で知らせてる」ってびっくりしてたなんてこともありましたし、そういう感覚は、まちごとにずいぶんちがうようです。
 さて。
 メールの件、家に配られる広報にも、ホームページにも載ってるし、糸西タイムズなどにも掲載されて、けっこうPRはされてるように思います。ただ、知らない人、多いんですよね。これが実は問題で、結局のところ、市役所から市民へのいい告知手段(メディア)の有効なものを、市役所は持っていないわけです。これが、たとえば「糸魚川~上越の高速割引実験を能生の人がよく知ってたのは、CATVの告知番組を目にしていたからだ」と言われているように、テレビみたいな、あまり意識して「見よう」と思わなくても使ってしまうメディア経由での告知の強さだったりもするわけで、それもまた、「高度情報化」の名の下に、CATVを整備したいと願う人たちの、「理由」の一つなのだと思います。
 ただ、結局のところ、問題は、「いま、伝え切れていないから、もっと広く伝えたい」という欲求自体を、メディアを欲している人が持っているかという点なのだと、僕は思うのです。
 まさに、携帯のあんしんメールなんかは、市内の携帯販売店さんに協力をお願いすれば、加入率はあがるだろうし、観光イベントの一角とかでデモンストレーションして実際に見せたり、加入のお手伝いをしたりといったことだって、できると思う。
 そういうことがあまりないのは、「もっと広く伝えたい」というニーズ自体が弱いんじゃないかと、思ってしまったりするのですよね。

 おそらく、告知メディアは生活スタイルや年齢層で使い分けが必要なものだと思います。すべての人たちに一つで告知というのは、なかなか難しい。携帯メールは現時点でも、50代くらいから下の人たちに対しては、かなり有効なツールなので、うまく活用できれば、今後、あたらしい募集をかけるときに(たとえば今回の「あんしんメール」のような)、もっと効率的に知名度を上げることができるんじゃないかなと思うんですけどね。

 と、「ですけどね・・・」で終わる文章は、なんの提言でもなくて、建設的じゃないのが、困ったところなん「ですけどね」(笑)。

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