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2007年10月31日 (水)

行列

Img_4910 夕方、仕事場に戻る途中で、市内唯一のセルフガソリンスタンドの前を通ってびっくり。給油まちの車が敷地内だけでなく、前の国道にまでつながっていて、自分の順番が来るのを待っている。こんなの、ちょっと見た覚えがありません。

 そういえば、11/1からガソリンがまた大幅値上げ。10月のうちに、満タンにということなのだろうけど、市内にセルフ店がひとつしかないということもあって「やすいところに!」という思いがここに集まってしまったんだろうな、と。

 それじゃ、僕もということで給油してきたのですが、どれくらい込んでいたかというと、助手席のカバンから一眼レフを取り出し、レンズを交換して撮影しても、車が動いていないくらいなのです。明日は空いているんだろうか。で、今月前半くらいは、「高速道路のスタンドが安い」ということで、高速で給油するひとが、増えるんでしょうねぇ。

2007年10月30日 (火)

一月前には

Img_4901 ここにかかっていたのは、刈られた稲でした。

 僕が子供の頃、冬が近くなると回ってきたのが、「越冬野菜」のチラシ。白菜とか、大根とかの比較的日持ちする野菜をたくさん買って、しまっておくわけです。その頃にはもう、真冬になっても近所のお店には野菜はあったのだけど、これもまた昔の名残。役所などで昔、夏のウチに薪炭手当が出るのと同じですね。

 この越冬野菜の第一陣が、ウチではたくあんを漬けるための大根でした。家で育てたモノや、買ってきたものを5本くらいごとにしばって、家の裏で干し、それを手で一本一本揉んでから、大きな樽に漬ける。日曜日がまるまるつぶれてしまうので、毎年あまりありがたくない仕事だったけれど、はじまってしまえば、それは子供のこと。ぽたぽたした感じにまで柔らかくなってしまう大根がおもしろくて、けっこう夢中になって揉んだものでした。

 越冬野菜や漬け物は、「備蓄食糧」なので多めに用意するのだけど、そうは言っても、冬にそれしか食べるものしかないわけではないので、だんだんと余るように。たくあんなんかは、夏を越すとすっぱく、においも強くなってくるので、大量に仕込んだりすることもなくなってきて、最近ではほんのすこししか漬けません。なので、家で一日かけてたくあんを干したり、おろしたり、揉んだりといったことも、もうしなくなってしまいました。

 そんなこんなで、まちでこんなふうにたくあんにする大根を干していると、「あぁ、昔やったなぁ」と、子供の頃が懐かしくなってしまったりするのです。でも、この大根に季節を感じられるのは、昔あれをやったから。ウチの子なんかは、大きくなってからこれを見ても、そんな風に感じることはないのかもしれません。なんだか、ちょっとさみしいけれど。

 まだまだ、大根が干してあるところは少ないですが、これからだんだんと、増えていくはず。冬の準備の光景。すこしずつブログでも拾っていこうと思います。

2007年10月29日 (月)

誰もいない海

Img_4886 暑い頃には海水浴の人であふれていた海岸も、さすがにこの季節になると、あたたかい昼間でも誰もいません。朝や夕方だと、投げ釣りを楽しむ人がいたりするんだけど。

 そんなわけで、だれもいない海岸。でも、人知れず砂浜に生えている草が、すこし赤くなったりもしています。高原の「草紅葉」の風景とはまたちょっと違うけれど、これもまた、秋なのかな。

2007年10月28日 (日)

ほしはまなす

Img_4883 夏に咲き誇っていた道路脇のはまなす。まだまだあちこちにすこしだけ、実がついています。ちょっとかわいて、しなびた感じ。でも、皮はしっかりしていて、なんだか干しぶどう製造途中のよう。

 そのうち、カビがはえて、水分だけ抜けて甘くなって、貴腐ハマナスになんて・・・ならないよな(笑)。

 というわけで、昨日とはうってかわってあたたかい日曜日なのでした。

2007年10月27日 (土)

Img_4776 そろそろ今年最後の?台風接近とあって、朝からひどい雨。なので、気分をかえて、天気がいい朝、ちょうど太陽がのぼってきて、日が当たり始めた湖面のもやもやみたいなのをひとつ、載っけておきます。

 あたりが明るくなってもまだ、山にかくれて太陽が顔を見せないときの、蒼い紅葉の味というのは、この湖面のもやがあればこそという気がします。それが、山からのぞく日の光で、いっぺんに温かい色にかわっていく。そして、光芒を作っていたもやは、太陽の力にあらいながされて、視界がどんどんとクリアになっていく。

 わずか30分ほどで豹変するこの移り変わりが見たくて、わざわざ夜明け前から車を走らせて行ったりする僕なのだけれど、考えてみれば、これを見て、写真を撮って、それから帰ってきて出勤に間に合うような場所に住んでいるというのも、とてもありがたいことなのかもしれません。

2007年10月26日 (金)

となりむら

Img_4854 暖かかった今年の秋で遅れている紅葉も、だんだんと僕らのまちへと向かってきているようです。

 写真は、隣村の紅葉の名所、鎌池(小谷村)。けっこう山奥ですが、車を降りてすぐに見事な紅や黄に染まる池へと降りることができる、「歩かなくてもいい」ことでは定評のある名所。去年より10日くらい遅いかな?という感じの色づきだから、そろそろ海谷や、しろ池の紅葉も、はじまる頃なのだと思います。

 地元のモミジも、撮りにいかなくちゃ。

2007年10月25日 (木)

抜け道

Img_4695 僕が小さい頃は、うちの近所の家と家の間は、ほとんどブロック塀で仕切られていたように思います。だから、その上を平均台のようにわたりながらあっちこっち家の間を抜けて動き回るのは、小学生のころのかなり楽しい遊びの一つでした。その頃の名残なのか、いまだに狭いところを抜けていくような路地とか、家の間が、なんとなく好きだったりもします。

 写真は、糸魚川の本町通り商店街にある、とある酒屋さんと本屋さんの間の路地。狭い幅、通用門。細長く縦に見える空。子供の頃には、この向こうとこっちには、もう少し、華やかな街と、裏通りのひっそり感の落差があったように思うのだけれど、表通りがだいぶおとなしくなってしまった今でもなお、なんとなく、ワープホールのような雰囲気を感じてしまう僕なのです。

 街なかコレクションで街を散策するなら、ぜひ、こういった抜け道も通ってみてください。旅で訪れた人よりは、自分たちが住む街だという人のほうが、新鮮に思えるのではないのかな。そう思います。

2007年10月24日 (水)

準備

Img_4696 街なかコレクション開催中の糸魚川駅前界隈。自転車での通勤途中に、ドラム缶軽トラを発見しました。

 毎朝、足湯のためのお湯、こんな風に持ってきていたんですね。この日は、能生の柵口温泉のお湯。子供のおむつかぶれには効果覿面で、ずいぶん通った覚えがあります。

 この足湯も、あと数日で終わり。残念ながら加温のための仕組みが業務用じゃなくて能力不足なこともあって、夕方にはぬるかったりもしますが、午前中のお散歩の方はぜひ。

2007年10月23日 (火)

うまそう

Img_4550 「おまえうまそうだな」という絵本があります。恐竜時代のちょっと泣かせるおとぎ話。野性の動物である恐竜連中はおそらくこのメンタリティを受け入れないとは思うし、どこか偽善のにおいもするのだけれど、でも、僕は大好きなお話なのです。

 「おまえ、うまいな」にならないのは、主人公のティラノザウルスがちっちゃい恐竜(そいつは「うまそう」という名前になってしまうのですが)を結局食べないから。やっぱり「うまそう」は、食べる直前よりも、食べることができない時に、強く感じるものなのかもしれないななんて思います。

 そういう意味では、今の時期の柿もそうなのかも。青空に映える柿色。おもわずもぎ取ってガブリとやりたくなる。でも、渋柿だったりすると、舌の奥の両脇のところに至るまで、とてつもなくしびれてしまう。もう、舌を取り外して洗いたいくらいに。それ以前に、人の家の庭の柿なんで、取っちゃったら柿泥棒なんですけどね。

 そんなわけで、この時期、あちこちで見事な色になる柿は、僕にとっての「うまそう」なのです。だから、帰りにスーパーで買って帰ろう(笑)。

2007年10月22日 (月)

明けの明星

Img_4677 サムネイルだとちょっと見えないかもしれないので、クリックして大きくしてみてみてください。蒼い空の中に、ひとつだけ輝く明るい星。

 金星がこれだけきれいに見えると、今日は天気がいいんだろうな。

 今週もがんばりましょう。

2007年10月21日 (日)

秋季祭礼

Img_4671 朝早く、野暮用で隣県で一番近いコンビニまででかけました。北陸三県ではどこでもある中日スポーツが、新潟県内では買えないということで、日本シリーズ進出を祝して、わざわざ隣の県(といっても、となりまちですが)に行ったという、酔狂なお話です。

 で、写真はその帰りのもの。

 道路沿いの家々のほぼすべてに紅白幕。そして、お祭りののぼり。この日は、玉の木地区の秋のお祭りなのです。

 そういえば、ウチのあたりも、昔はそうでした。紅白幕と、日の丸。そして、お菓子やさんやスーパーにはお供え用の大福餅。最近は、紅白幕を出す家もあまりないし、ひっそりと神社で神事が行われるだけ。秋だとそれに、小学生の子供御輿が加わるけれど。

 でも、お祭りって、元々観光イベントじゃなかった。車じゃなく、歩いて集まれるくらいの範囲の、いつも顔をあわせている人たちが、季節の区切りに、願ったり祝ったりお礼を言ったりして、お供物を分け合って。そういうものだったのだと思う。そういう意味では、ここでは、みんながお祭りを大事にしているんだなというのが、朝早くからの玄関の紅白幕から伝わってきて、なんとなくうらやましくなってしまったのでした。

 そういえば、地区の運動会や盆踊りの参加率も、この地区は異様に高いそうです。それが強要されるのであれば苦しいけれど、みんなが「行きたい」「出たい」と思う結果がそうなのであれば、とてもうらやましいことだなぁと思う。田舎のまちって、そういうところがいいところだったはずだから。そういうものが、いつから「息苦しい」ものにかわっていったのか。手近なところでは、僕が住むあたりがまさにそうなのだけれど、それを考えるのもまた、田舎がどう変わっていったのかの、ケーススタディなのかもしれません。

2007年10月20日 (土)

鮭まつり

Img_4668 鮎のシーズンは9月いっぱいまで。禁漁期に入って、川はいよいよ鮭のシーズン。あちこちの川に、力尽きてよれよれの鮭がもどってくるようになりました。

 この時期になると、あちこちの川ではじまるのが、鮭のつかみどりでコドモが大喜びしたり鮭汁、ちゃんちゃん焼き、スモークサーモンなどで大人が舌鼓を打つさけまつり。

 というわけで、今日はご近所では一番はやい田海川のさけまつりでした。

 この川、ずいぶんと小さい川なんですが、小学生が稚魚放流をずいぶん長いことやったりもしていて、けっこうたくさんの鮭が毎年戻ってきています。たとえば、信濃川(千曲川)のように長い川だと、上の方まで鮭が戻ってくることはまずないので、去年あたりは貴重な「戻ってきた鮭」が長野県庁のロビーで展示されたりしていたくらい。それだけに、こういったイベントもまた、河口に住む楽しさの一つなのかもしれません。

 今日の写真は、さけまつりで買ってきた鮭で作った、夕食のちゃんちゃん焼きのもの。野菜もたっぷり食べられました。ごちそうさまです。

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2007年10月19日 (金)

もみじ

Img_4580 夜は、まばゆいばかりの満天の星。でも、朝早くの木々はこんなにも露がついていて、あぁ、寒くなったんだなぁと思う朝の林のモミジなのです。

 そういえば、週明け22日には、蓮華温泉への道も登記閉鎖に。今週末の寒気で、高地では雪がぱらつくところもなんて話にもなっていたし、だんだんと、冬が近づいてくる、そんな感じがします。

2007年10月18日 (木)

しろ池の森

Img_4494 日頃山道を車で走っていると、だんだんと奥に行くとか、すこしずつ里に下りてきたという感覚はあるものの、実際にどこを走っているか、実はあまりよくわかっていないことがあります。

 今日は出勤前に、根知の奥にある、しろ池の森へ。そろそろ紅葉しているかな?と思ったのだけど、駐車場まで行ってみたら、まだ早いみたいでした。ここは、環境保護などの観点から池までは車でいくことができず、20分ほど駐車場から歩かなければいけないので、出勤前ということあってしろ池は断念。写真は、しろ池の森へ行く途中の山道にあった、一本だけ真っ赤だった木です。

 そして、そのまま山越えで西海に出るコースで出勤したのですが、このコースを通るのはなにしろ20年ぶり。たとえば、早川谷の奥から海谷の奥へ行くコースは、同じ日本海からあがっていくとなりの谷だから近い感じがしますが、こちらは、R148沿いから分け入っていく谷の奥から、日本海からあがっていく谷の奥への移動。

 なんだか、ものすごく遠い感じがしてしまうのですが、カーナビを見てみると、根知の上野の集落から、西海奥の御前山あたりまでは、直線距離で1km程度。案外近いことがわかって、なんだかびっくりしてしまいました。もちろん、そうは言っても山道だからくねくね曲がっていて、けっこう距離はあるのですが。

 日頃とは違う通勤コース(遠回りしすぎですが)も、なかなか楽しい。高校の頃バイクで通った山道とか、また通ってみなければなんて、思ってしまった朝なのでした。

2007年10月17日 (水)

火曜日は定休日だけど

Img_4467 糸魚川の駅前商店街は火曜定休のお店が多いので、ちょっとさみしい火曜日の「街なかコレクション」。でも、中にはやっているお店もあります。今日の写真は、山呉さんの店頭のギャラリー。ちょうど店じまいの頃、カメラを構えていたら、ちょっと手を休めて待っていてくれました。笑顔で「いいのが撮れましたか?」と言っていただいた店員さん、こんな写真ですいません。

 家に帰ると、母が大久保さんのお座敷で食べてきた昼食の話を聞かせてくれました。このイベント期間中、前日予約すると、大久保、春よし、鶴来家の3つの料亭のお座敷で、1,500円の会席弁当がいただけるんだとか。絵手紙のお友達と行ってきたらしいのですが、ずいぶんと優雅なお昼だったらしいです。うらやましい。

 そんなわけで、イベント盛りだくさんの週末以外にも、あちこちで、街の散歩が楽しい展示を見つけられます。ぜひ、お散歩を。

 お供のマップは、こちらから。

2007年10月16日 (火)

通り雨

Img_4444 月曜の朝、窓の外を見ると、日が昇りはじめたところに急に雨が降ってきました。

 強い朝焼けと、画面の上から下まで一本の線のように写る、ひとときのの強い雨。

 今週のはじまりの朝、仕事部屋の窓からの景色なのです。

2007年10月15日 (月)

ロの字の角で

Img_4433 「街なかコレクション」開催中の糸魚川駅界隈。通称?「ロの字」の北東端の雁木の下に、小さい足湯があります。

 能生の柵口温泉のお湯とホテル糸魚川のお湯が日替わりで入っているらしいこの足湯、日曜日は、ホテル糸魚川のお湯でした。

 残念ながらすこし寒い日の夕方だったこともあって、加温装置の力足りず、足「湯」と言うにはちょっとぬるい温度でしたが、ちゃんととなりにタオルが用意してあったりと、用意なくふらりとやってきたひとが足を休めることができるようになっていたりもします。

 そういえば、この間かみさんとコドモが、港区民祭りなるものに行ってきたのですが(かみさんの実家の近所なのです)、あとで話を聞いていいなと思ったのが、、「ありがとう」と大きな声で言うともらえる綿あめ。お金払ってもだめ。その子が「ありがとう」っていえないと、もらえない。そして、その「露店」は大人気だったりするんだそうです。ほかにも、あまり目新しいものがあるわけでもなく、テキ屋もいないのに、たくさんの人が集まる「祭り」。この足湯もそうだけれど、関わる人たちのちょっとしたアイディアと気持ちで、いごこちの良さはかわるんだろうなと、そんなことを考えながらぼぉっとした、日曜の夕方なのでした。

2007年10月14日 (日)

ふわり

Img_4426 まだホワイトシーズンには早いスキー場にも、グリーンシーズンの名残を楽しむ人が。

 寒いだろうけど、でもなんだか気持ちよさそうで、うらやましいです。

2007年10月13日 (土)

蜜を運んで

Img_4384 芳香を放つきれいな花から取る蜜が、僕らの食べる蜂蜜なのだと思っていたら、たとえばお菓子などでは、蕎麦の蜜がけっこうつかわれていることを知ってびっくりしたことがあります。

 あまりきれいではない花でも、香りの弱い花でも、あまりみずみずしそうでなくても、花が咲く植物は、虫をひきよせるために(それはつまり、種をつくって、来年も生き延びるために)、蜜を用意しているんですね。

 というわけで、写真はあちこちで相当に目立ってきた、セイタカアワダチソウ。

 実際、腰くらいの高さで、花も完全に開ききっていない黄緑の時には、かつて観賞用に移入されたというのがわかるような美しさを感じることもあります。でも、人の背を超えるように伸びきってしまったときの足下とか、開ききった黄色い花の毒々しさとかを見ると、なんだか愛着がもてない。

 いわゆる「外来種」問題で、コイツが特に怒られているのは、この外観が原因なのかもしれないなとも思います。

 それにしても、今の時期。あっちを見ても、こっちも見ても、コイツだらけ。なんとなく、「これしかない」というのは、不気味というか、異様な感じがします。

 誰が植えたわけでもないのに、こんなにも広がってしまう。人がコントロールできないものは、怖いんだぞと、毎年繰り返し警告されている。そんな気分になる花なのです。

2007年10月12日 (金)

あちこちの石

Img_4373 夜行で行き、その日の夜に帰ってくる強行軍日帰り出張が二週連続であると、あらためて自分のトシを感じさせられます。二段ベッドの寝台車がうれしかったのは、やっぱり20代の頃だったからなのかもしれません。でも、乗っている車両自体は、小学校の頃にものすごくあこがれた「ブルートレイン」そのものなんですけどね。

 さて、戻ってくると、糸魚川駅のホームに大きな翡翠の原石が。9月の中頃に設置されたこの石は、元々は小滝のひすい峡にあったものです。盗掘が問題になった翡翠原石ですが、このサイズは相当重いし、あるのも駅なので、さすがにここからは持って行けない。

 というわけで、今週末から、駅周辺の商店街で、糸魚川街なかコレクションがはじまります。これは、街のあちこちで、同時にお店の一部に石や美術品などを飾り、散歩しながら全体をギャラリーのように楽しんでもらおうというイベント。昨年好評につき2回目なのです。同じく、ヒスイ王国館では近藤徹氏の大糸線写真展「翡翠色の鉄路」が開催されるなど、町中がお散歩観賞モードになっています。

 市内の方も、のんびりと、駅周辺をぷらついてみてはどうでしょう。

2007年10月11日 (木)

国際港?

Img_4371 なんだか、まちの中にあまりにアルファベットがあふれているからか、英文で名前が書いてある船や車がそのあたりにいても、実はあまり外国を感じません。

 電車のホームの看板の小さな文字では、最近は中文やハングルを見かけることも増えてきましたが、これもまた、「あぁ、外国の人にも配慮してるのね」と思うくらい。

 でも、港に泊まっている船に、大きく、しかもさびが所々に乗った、航海してきたっていう雰囲気十分で、ハングルの船名が書いてあると、船尾の国旗よりも強烈に、あぁ、この船は外国から来たんだなぁと思わされます。

 向こうの埠頭には、同じような色遣いの日本の船。あらためて、姫川港も、国際港なんですねぇ。

 そして、その船の横でなにごともなかったかのように、サヨリやアジを釣るひとたち。それは、なんだか外国とつながってなんかいないかのように、のんびりした風景でもあるのです。

2007年10月10日 (水)

ドクターWEST

Img_4372 自転車で職場に向かう朝、糸魚川駅はずれの線路の上で、あまり見かけない黄色い電車がありました。

 2両編成っていうのは、客が少ないこのあたりのローカル線っぽい。でも、そのわりにはピカピカで、首都圏電車のお下がりっぽい感じもない。

 なんなんだろうなぁと思って写真だけ撮ってきてしらべてみると、ドクターWESTと呼ばれているキヤ141系気動車とのこと。線路上を走りながらその状態を調べる電車なんですね。新幹線の「ドクターイエロー」はけっこう有名だけど、一般の路線にも、こういう車があるのは、はじめて知りました。

 ご近所の線路、しっかり調べていってください。お疲れ様です。

 この文章の中のリンクは、Wikipediaの「JR西日本キヤ141系気動車」の記述へのリンクになっています。

2007年10月 9日 (火)

今日はカレーがたべたい

071010_101008 そう思ってお昼にカレーを食べ、家に帰ると夕食がカレーだったりすることがよくあります。まぁ、これは家でゴハンを作ってくれている人がいるからこそのことなので、ありがたいことなんですが、やっぱりちょっとがっかりしてしまう。

 そんなわけで・・・なのかどうかわかりませんが、仕事先でゴハンをよく買うスーパーでは、近所の小学校の給食献立表が貼ってあります。

 これで、カレー&カレーは防止できる。もともと、カレーはたくさん作るとおいしいから、朝夜だったりすると、カレー、カレー、カレーになったりするのも、防止できる(笑)。

 田んぼのまんなかにぽつりと建っているあまり大きくないスーパー。近所の小学校が1校だけだから、こういうこともやりやすいんでしょうが、なんだか、ほのぼの田舎町って感じで、いいと思いません?。

2007年10月 8日 (月)

それは、いけません

Img_4303 小さい頃、やってはいけませんと言われたことは、大人になってから考えると、すべてあたりまえのこと。

 たとえば「砂山に登らないようにしましょう」。

 当時は建物や道路がたくさん作られていて、コンクリート骨材の川砂が不足していたこともあり、海岸の砂、いわゆる海砂を使う業者もいました。そんなわけで、海岸のあちこちに砂山やアリジゴクみたいな穴があって、とても危なかった。

 でも、そういうところは、男の子にとっては、手頃な冒険場所。ほかにも、河原に落ちている大きな木を組み合わせて筏もどきをつくり海に出て戻れなくなったり、立ち入り禁止の沖まで続く長い埠頭に入り込んで釣りをしたり、やってはいけないことはある意味、通過儀礼のように、やってきてしまった。

 だけど、親になって考えてみると、やっぱり、そういうことをやっていて無傷なのは、単に運がいいだけだし、危ないから子どもにはそういうことはやってほしくない。とはいえ、やるなと言ってやらないような子どもでも困る(?)し・・・。

 写真は、大和川の岡の上から降りる、ちょっとうねった新しい道路。こんな道路があると、当時は自転車でものすごい勢いで走り降りて遊んだりしました。しかも、「あたらしい」んだから、見つけたら、ものすごく興奮しながら、友だちを呼んでくる。そんな姿が目に浮かびます。

 でも、ここ、今は工事車両がたくさん行き来してるし、物流のデカいトラックもひっきりなしに行き来するようになる場所。やはり、スリルを楽しむには、とても怖い場所なのです。

 だから、大人は「ここで遊ばないように」と言います。そして、ホントに、ここでは遊んでほしくないと思う。思うんだけど、昔むかしの子どもの頃の僕は「ここ、楽しそうだな」とも思ってしまう。だからこそ、ここで遊ばれないようにしないとな、と。子どもにとって危ないところの対策というのは、子どもの頃やんちゃな人のほうが、ホントは「鼻が利く」んだろうし、だとすれば僕よりももっともっと鼻が利くひとは、たくさんいそうだな、などとも思ったりするのです。

 そして、思うのは、もっとやんちゃな子ども時代を過ごせばよかったなぁなどということだったりもするのですけどね。

 というわけで、ご近所の方、ここも、お気を付けください。

2007年10月 7日 (日)

ホームゲーム

Img_4345 昨日、10/6に僕は、明治神宮野球場にいました。この日は、東京ヤクルトvs中日の最終戦。そして、古田敦也選手兼任監督の、ラス前の試合。この翌日が、本拠地神宮での最後の試合になる。そんな夜です。

 僕は、三塁側の内野スタンドに陣取り、古田の相手チーム(つまり、中日)の応援をしながら、いろんなことを思い出していました。彼は、ある意味「日本シリーズ」を守ってくれた立役者でもあります。

 近鉄とオリックスが合併して、一つの球団になる。あわよくば、もう一つの合併もやって、10球団での一リーグ制にして、縮小気味のマーケットでの顧客の争奪戦争を緩和する。ビジネスモデルとしては、その考え方は、正しいかもしれない。けれど、そのビジネスを支える、「ファンがなぜ、そのチームを好きなのか」という部分への視点がない。

 ファンは、単にハイレベルのプレイが見られることだけに執着しているわけではありません。小さいときに最初に買った野球帽がそこだから。最初に見たゲームがそのチームだから。野球を教えてくれた近所のオヤジがそこのファンだったから。その他数多くの、人にとってはどうでもいい些細な、しかしその人によってはかなり大切な思い出があり、その積み重ねで「僕は○○のファンだ」と言うことになる。阪神があれだけ弱い時期を過ごしてもファンが離れなかった。でも、誰も弱い、下手な選手のヘボなゲーム(だけ)が好きなんてことは、おそらくない。その人の中での長い間の積み重ねが、多少の弱さヘボさとは無縁の気持ちになっている。

 そういう、ひとりひとりの思い(もしかしたら、「思いこみ」や「錯覚」かもしれないくらいの)の積み重ねが、結果として、そのチームの付加価値を高めている。だとすれば、そういうファンの思い(込み)を無視したら、結果として、チームの付加価値、たとえば「そのチームのことに対して、いくらならお金を払える」という金銭的なメリットさえも小さくしてしまうかもしれない。そういうリスクに対して、プロ野球の経営陣はあまり危機感を持っていなかった。

 そして、プレイヤーも、ファンも、そういう思い入れのことを、きちんとわかっていた。ただ、それをきちんとした動きにするためには、古田という旗が必要だったのだと思う。だからこそ、彼には、おつかれさまと言いたい。本当に、感謝したいのです。

 でも、思うのです。

 「ぼくのまち」だって、近所の複数のまちを目の前にいくつも並べて、「すべてのしがらみがなかったら、どれ選ぶ?」って問われたら、もしかしたら選ばないかもしれない、他にくらべて魅力やメリットに欠けるまちなのかもしれない。けれど、僕はこのまちのことが大好きだし、他へ行くことはよほどのことがなければないと思う。それは、生活のこともあるけれど、一番大きいのは、いままで積み重ねてきた、この町への思いなんだろうな、と。その思いはおそらくは、他の人には理解が得られにくい、ある種の「幻想」なのだと思う。好きなプロ野球チームへの思いと同じように。

 ならば、同じように、そういった「幻想」を、きちんとした付加価値なのだと認識して、減らさないように育てていくというのは、地域の魅力のために、案外と大切なことではないかとも思うのです。忘れられない風景は、案外と取るに足らない風景なのかもしれない。でも、そういったものが、幻想を補強して、結果として、目に見えない付加価値を作り出している。そして、その付加価値は、案外とあらためては得ることが難しいものなのかもしれないのですから。

 写真は、彼の最後のホームインシーン。後ろの席にいた、不本意ながら3塁側に座っていたスワローズファンの人の「この写真欲しいです」のリクエストにお答えして、今日は「ぼくのまち」の写真ではない一枚を。うまくここを見つけてくれるといいんですが。

2007年10月 6日 (土)

グランフォンド糸魚川

Img_4286 通勤途中に、あちこちでこの旗と看板を見かけるようになりました。そういえば、今週末、7日は3回目を迎えて恒例になりつつあるサイクルイベント、グランフォンド糸魚川です。

 このサイクルイベント(注:レースではない)は、糸魚川市内の山道などのものすごくハードなコースを走るもの。なにせ、一番長いコースでは、全長約120km、高低差最大約600mなのです。

 キツいほどいい、だから楽しみにしてるという人が、少なからずいる不思議とともに、毎年参加者が増えていて、でも、いままで致命的な大事故なく開催できている、とても幸せなスポーツイベントでもあるのです。

 今年も多くの人がアゴを出し、しんどい思いをして、でも、無事故で、ゴールですんばらしい笑顔を見せてくれることを祈っています。

 自分が出るには・・・もう少しきちんと体を絞って、トレーニングせねば(笑)。

2007年10月 5日 (金)

窓から手を伸ばす

Img_4292 目につくようになると、ホントにあちこちにあることに気がつく露草。

 こんな風に、側溝の蓋から顔を出している連中もいます。

 ちゃんと花壇で愛でられているヤツも、まごうことなき雑草として生きているヤツも、同じようにきれいな花を咲かせているのが、えらいところ。こういうの見ると、あぁ、見習わなくちゃなぁとか思ってしまったりします。

 ・・・などと殊勝なことは、おそらくは書くだけで実践されることは、ないんですが(笑)。

2007年10月 4日 (木)

ねらう目

Img_4275 北陸自動車道 蓮台寺PAにあるラーメン屋さんは、実は一般道側からも入ることができるので、時々昼メシを食べにいきます。

 食べ終わって店を出ると、ちょっとお年のご夫婦がけんか中。どうも、奥さんが、ノラネコにパンをあげたのを、ダンナ氏が注意してけんかになったらしいのです。

 観光客がみんな「かわいそう」でご飯をあげると、どんどん増えていってかえって「全部保健所に連れて行っちゃえ」になるかもしれない。かといって、そのままなにも食べられなくて行き倒れになっちゃっても・・・。その葛藤はわかります。でも、見るにけっこういい体格。当面餓死の心配はなさそう。

 ものすごくじゃまになるほど目立たず、でもしっかり愛想は振りまいてえさは確保しながら、ヤツはしぶとく生きてるのかもしれないな、などと思いながら戻ってきたのでした。

 ちょうどセイタカアワダチソウも黄色くなりはじめる季節。すべての生き物は、死なないように生きてるだけで、バランスを崩して困ってるのは、その主犯格の人間だったりする。僕は、セイタカアワダチソウは刈った方がいいと思うし、ブラックバスも駆除したほうがいいと思う人間だけれど、そこから連中を取り除きたいと思う必然性を作ってしまったのは人間なんだってことを忘れて、変な「正義の味方」みたいな物言いはしたくないなと思うのです。申し訳ない気持ちを持たなかったら、それはやはり、おかしいことだと思うから。

 そんなこんなで、ノラネコの「誰かが食べ物を落とさないか」という目もまた、なかなか精悍で、獲物をねらう目だなぁと、そんなことを思った瞬間なのでした。

2007年10月 3日 (水)

さぁ、対策だ

Img_4276 この間の朝の短時間集中豪雨であふれてしまった福祉センター前の道路。あの水、どこから来たのかなとは思っていたら、すぐ横の細い川がきちんと流れなかったからということのようです。なにせ、幅いっぱいに生えていた背の高い草たち。これだけ草があれば、ブラックバスがいてもニゴロブナは産卵できるぞという感じでしたから。
 念のため。八千川にブラックバスもニゴロブナもいません(笑)。

 そんなこんなで、昨日ここを通りかかったら、川の中のススキやヨシを刈り取っている真っ最中。あの雨からわずか1週間。でも、ちゃんと対策が打たれている。かなり、迅速な対応で、変な言い方ですが(笑)びっくりしてしまいました。

 日々文句ばっかり言ってますが、こういう迅速な対策がある役所というのは、ありがたいなと思います。

2007年10月 2日 (火)

来月の、きょう

Img_4278 京王プラザホテルで毎年開かれる日本酒天国というイベントに、何度か顔を出したことがあります。最初は、全国の美味しい日本酒が一同に会して、入り口で渡された利き猪口片手に持ち込まれたどのお酒でも試飲できるだけのイベントだったのが(それだけでもかなり幸せですが)、だんだんと充実して、入り口で折り詰めのおつまみまで渡され、しっかり飲んでいってくださいといったイベントになって、日本酒好きには、たまらない会になりました。

 やっぱり、日本酒は、食べ物とあわせるお酒。だから、この酒飲むなら、これ一緒に食べたいよねっていうことを、いろんな人に聞いてみたい。

 そんなこんなで、糸魚川でも、地元の5つの蔵のお酒をつまみとともに楽しむ会が、毎年秋の終わりに開かれます。

 今年は、11/2。街角でポスターをみかけたので、一枚撮ってきちゃいました。今年は立食形式だそうなので、一人でふらりと行くのもまた、いいかもしれません。お酒好きの方は、ぜひ。

2007年10月 1日 (月)

長野新幹線十周年

Img_4229 今日10/1は、北陸新幹線が10年前に開業した日なんだそうです。当時、東京駅には「長野行き新幹線」と注釈してあったものの、いつのまにかすっかり「長野新幹線」という名前が定着。金沢までの開業はさらに10年くらい先だから、そのときに名前がかわると、きっとすごく違和感があるんだろうな。

 というわけで、近所のポストにも、しっかり貼ってありました。JPのロゴ。今日が株式会社としての郵便第一日。10年後、どんな感慨とともに、振り返ることになるんだろう。

 昨日大糸線の記念運行にコドモを乗せるために行ってきた小滝は、郵便局のおじさんがあっちこっちに顔を出しては話し込んでいく、典型的山間部零細局があるところ。採算は取れていないかもしれない。

 郵便サービスが民営化されても、おそらく郵便が届くという点では、あまり大きな差はないのだと思います。ただ、「ゆうびんのおじちゃん」たちがやってきた、一人暮らしのウチに郵便届けるついでにあがりこんでお茶飲んで・・・みたいなことは、おそらくできなくなっていくはず。とても大切なことだったのだけれど、でも、それは、営利事業ではできないことだから。

 郵政民営化の根本は、「その信用度合いに見合った分しか地方債が発行できないようにする」ということだったと、僕は思っています。検証されないお金の入り口を断たないと、使われ方が考えられない。結果的に、シ団が地方債の受け入れを断る自治体も出てきました。そして、郵便サービスや簡保のスタイル変更は、この目的のための、ある意味「枝葉のこと」だったのだと。

 だとすれば、このあとの、営利企業ではできない部分をどうフォローするかを、非営利な活動をする人たち、NPOもだし、行政もですが、そういうところが考えていかないといけない。そういう観点での発言を、たとえば議員さんがしていくかどうかということを、ちょっと注目していきたいと思います。

 と、エラそうなことを書いてしまいましたが(笑)、今年度下半期、スタート。がんばります。

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