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2007年9月16日 (日)

みんなで

Img_3565_1000 今日は、「ぼくのまち」のことではなく、家族が昔働いていた、諏訪湖周辺のお話を。

 下諏訪町では、毎年秋に、「下諏訪レガッタ」なる町民レガッタがあります。もともとボート競技のさかんな場所だけど、この大会は精鋭が集うハイレベルな大会ではなく、飲み仲間や友達同士、職場のグループ、学校のクラブなどで出る、いわば町民運動会みたいなものなんだそうで、僕らも何度かお邪魔させてもらっています。

 予報はもっと悪かったけれど、天気はなんとか持って、無事開催。中には「町長課長」なんてグループもあったりとか(ホントに町長と役場の課長が漕ぐチームです)、職業欄が妙にバラエティに富んでいたり(敷き布団係、掛け布団係とか...)。

 レガッタというのは、艇が必要だし、漕ぐ場所も必要だし、普通の人が趣味としてやるには、なかなか敷居の高いスポーツだと思います。下諏訪町は、かなり昔に国体のボート会場になり、漕艇場や艇などが用意されたのをきっかけに「じゃ、そのまま楽しもう」ってことで、日々積み重ねて今に至るんだとか。とはいえ、その当時のままお金が全然かからないわけではなく、練習場のプレハブが、どこかの工事現場で使ったものをやすく払い下げしてもらったものだったりとか、「ボートをやりたい」という情熱があちこちを動かしている感じがするのです。

 なによりも、そこにいて「いい気分」になれる大会。そんな雰囲気は、日々の生活でみんながボートを漕ぐということを好きでいるからなんだろうなというのが、伝わってくる。こういう歴史をつないでいけるんであれば、国体で税金使うのも、なかなか悪くないんじゃないか。そんなことを思ってしまうのです。もちろん、そう思わせるような「それからの日々」を作ってきた人たちに対しては、最大限の敬意。その前提の上で、ですが。

 さて、もうじきある新潟国体での糸魚川のソフトボールは、どんな感じになるんでしょうか。

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