蜘蛛の糸
最近コドモがよく絵に描くものの一つに、蜘蛛の巣があります。確かに、家の回りの庭木にも、そこいらの藪にも、あちらこちらに蜘蛛の巣が。そのせいで、コドモが描く蜘蛛の巣にも、真ん中に蜘蛛がいるだけじゃなく、あちらこちらに点々が。これ、「食べかす」なんですよね。こういうのを見て「かわいそう」とか、人間尺度で言い出すのは、まだ先のことなんだろうな。かえって、これくらいのトシのほうが、自然の厳然たるつながりを、きちんと受け入れられるんでしょうか。
さて。今日の一枚は、枯れた葉っぱ。これが、空中をひらひらしていたのでよく見ると、1本の蜘蛛の糸で、木からぶら下がっています。
おなじ太さだと、一般的なナイロン糸よりもはるかに強いといわれる蜘蛛の糸。細いのが1本だけなのに、風に吹かれて、かなりおおきく揺れても、全然落ちずにそこでひらひらしている。元々は、巣をはるときの端っこの1点だったのが、落ちてしまったのかな。
気づかなければ、なんでもない光景。でも、気づいてしまったので、まじまじと見てしまった僕なのでした。
帰り道、スルメつきの竿でざりがにを取るおじさん発見。コドモにせがまれたのかな。なかなか、夏の朝はみんな活動開始がはやいです。
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