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2007年7月31日 (火)

雨は降っても

Img_2407 ここしばらく、週末は今ひとつ恵まれない天気が続く糸魚川。かーっと晴れた空の下、「こんなに焼けちゃったよ」とかいいながら泳いだり遊んだりしたい人には、今ひとつさみしい日々が続きます。なんでも、今年の7月は、戦後で7月の日照時間が1、2を争うくらい、少ない7月になりそうなんだとか。

 真っ青な空が沈む夕陽に引っ張られて、紫、そして朱へとかわっていく全天グラデーションも確かにきれいなんですが、昨日の夕方のように、鉛色の、雲だらけの空が、水平線近くにちょっとだけ空いていて、そこが赤く染まるというのも、実はなかなかきれい。だから、遊びに来た時には、イマイチの天気でもぜひ、帰る前に夕陽を見ていってやってください。

 下のもくもくとした雲は、ちょっと弱々しくも「でも、夏なんだぜ」といった自己主張。もうちょっとがんばって、らしい夏にしておくれよ。

2007年7月30日 (月)

大糸線フォトコンテスト

Img_2404 大糸線全線開通50周年イベントの一環として開かれた、フォトコンテストの第一期入賞作品が、ヒスイ王国館2Fのギャラリーに展示されています。

 大糸線は、休み無く走る街の電車とちがって、数時間に一本、のんびりと走る列車。それだけに、こういうのをきちんと撮るには、ちゃんとダイヤを確認して、場所を確保して、その上で、自分が撮りたい天気にも恵まれてと、いくつもの条件を重ねていくだけの根気と努力が必要なんでしょうね。

 はしっこにわたしにも一枚貼っていただいてありますが、これは、夕方会社帰りにふと思い立って撮ったスナップ(ちなみに、7/4のブログの写真)。こんないい写真たちのなかにまぜてもらって、なんだかはずかしいです。

 他にも、大糸線をずっと撮っておられるプロの方の写真や、レンガ車庫の歴史についてのパネルなども展示されています。ぜひ、お近くの方や、海に遊びにこられたついでに・・・の方は、お寄りくださいな。

2007年7月29日 (日)

おまんた祭り

Img_2392 今年のおまんた祭りは、今日の花火がフィナーレ。所用ででかけていて、夕方もどってきたので、なんだか今年はお祭りを損した気分なのですが、気を取り直して、1枚。

 場所は、姫川の青海側の河口近辺の堤防道路。糸魚川生コンの工場があるあたりです。

 港まで行けば、おおきな花火が見られるのはわかっているのだけれど、あともう200m歩くのが面倒で(笑)。でも、ここから見る花火は、ほとんど遮られるものもなく、なかなかきれいです。

 きっと、海岸に出て、河口付近で見るのもきれいなんじゃないかな。

 残念ながら、小雨がぱらついているので、途中で帰ってきてしまいました。すかっと晴れて見る花火が今年はまだ一回もないので、次こそは!と思ってしまうのですが、さて、いかに。

2007年7月28日 (土)

Sunset

Img_2106 今日からおまんた祭り。残念ながら、所用で糸魚川にいない僕は、明日夜の花火しか見られないのだけれど、きっとたくさんの人がぼくの街をおとずれてくれるのだろうなと楽しみにしています。

 写真は、れんが車庫のなかから見る、沈みゆく夕陽。

 この夕陽は家に沈んでいきますが、ちょっと足を伸ばせば、日本海に沈む夕陽がみられます。そして、みんながおまんた囃子を踊る大騒ぎへ。

 ぜひ、楽しんでいってください。

2007年7月27日 (金)

赤レンガ車庫フェスタ2007~2日目

Img_2137 今日は、フュージョンの日。Sqallのみなさんが、レンガ車庫で演奏してくれました。

 昨日のモダンジャズのライブとちがい、モニター、ミキサーの盤に、照明まですべてご自身のものを持ち込まれたSquallのみなさん。演奏だけでなく、セッティングも、撤収も、大仕事。ホント、お疲れ様でした。

 今日は雨におそわれることもなく、暑いくらいの夏の夜の下、やはり100人を越えるひとたちに来ていただくことができました。どうもありがとうございました。思えば、選挙最終盤。さらに、地域の最大イベントのひとつ、おまんた祭りの前日の夜ということもあって、あっちこっちで用がある人が多いというのに、それでも、駅の裏にある儚い運命の建物の、テレビで宣伝したりもしないちっちゃいライブに、たくさんの人が足を運んでくれたこと、そして、あらためてこの建物の中に入って、建物を見て、そして、時間をすごしてくれたことに、本当に感謝したいと思います。

 どうもありがとうございました。

 それにしても、建物全体がホーンスピーカーみたいな、「鳴る」レンガ車庫。また、こういうライブ、やりたいですね。そのときは、またぜひ。

 なお、このイベントの写真が、糸魚川レンガ車庫保存・活用研究会のサイトにも少し出ていますので、興味のある方はそちらもどうぞ。
 http://www.e-hisui.com

2007年7月26日 (木)

赤レンガ車庫フェスタ2007~1日目

Img_1814_1000 今日は、JR糸魚川駅裏の赤レンガ車庫で、モダンジャズのライブがありました。

 藤井信彦さんのトリオに、地元の女の子がひとり。彼女は、大勢の人の前でうたうのが初めてという記念すべきライブだったのだそうだけど、最初こそ声が震えるほどの緊張だったものの、最後はアンコールに応えるほど余裕を見せてくれました。

 途中、雨が落ちてきて、屋根のない場所でみていただいた当日券のみなさんには申し訳ない夜になってしまいましたが、演奏は十分ご堪能いただけたのではないかと思います。なにより、スタッフとして参加している僕自身が、十分に堪能しました(笑)。

 明日も19:00から。今度はSquallのみなさんの、フュージョンのライブがあります。当日券もありますので、ぜひ、お越し下さい。お待ちしています。

2007年7月25日 (水)

交わる場所

Img_1647 こんなTシャツの人をみかけました。

 糸魚川は、日本海に沿って新潟から京都まで続く国道8号線と、大町からやってきて日本海へとつながる国道148号線がぶつかるところ。

 JRも、北陸本線と大糸線がぶつかるところ。いわば、「ターミナル駅」なのです。全然そんな賑わいはないけれど(笑)。

 道が交わるところには、いろんな人がくる。自分とはちがう人と話すことで、インスパイアされる。

 そんなことがたくさんあると、きっとおもしろいのにね。田舎の一番のさみしさは、「知らない人に遭遇する」チャンスが少ないこと。人知れずおもしろいことをやっている人は、案外とたくさんいる。でも、そういう人と、意外なところで出会うチャンスが少ない。そういう意味では、みんながルーティンワークに乗っているとも言えるかもしれません。

 せっかく、「交わる場所」にいるんだから、もっといろんな遭遇をしたい。そんなことをふと思ったりもした、素敵なTシャツ(のオヤジ)なのでした。

2007年7月24日 (火)

家で見る花火

Img_1688 青海祭りの花火の打ち上げは、ちょうど家からまっすぐ海を見たあたり。家の前の路地には、ウチだけでなく、おとなりさんたちも出てきて、地べたに椅子を置いたり座り込んだりしながら、ゆっくり花火観覧。

 大きな花火大会だと、絶え間なく打ち上げられたり、音楽にあわせて大輪の花火が開いたりする。そういったものに比べれば、間延びした、数の少ない花火だけれど、でも満員電車のような雑踏ではない、こんなのんびりした花火は、田舎町ならではのもの。

 きっと、ちょうど遊びに来ていた人が、海岸に座ってみたりもしていたんじゃないのかな。

 そして、これから数週間は、週末になると、あちこちで小さな花火大会がある。そんな夏の日本海の季節なのです。

 

2007年7月23日 (月)

Check

Img_1636 家のまわりのコンクリート塀を見ていて、ふとあたらしいひび割れに気がつきました。

 ウチは海沿いのけっこう古い家。潮風もあるし、今に比べると工事するときのコンクリートの質の要求水準も低かった頃だから、最近工事しなおした場所に比べて、壁の色からして「弱そう」だったんだけれど。

 きちんとした建物や壁なら、なんでもなかった程度の糸魚川の揺れでも、古い場所、傷んでいる場所では、こういったことはあちこちであったんだろうなと。だから、次の地震で壊れたりしないように、耐震補強とか、古い場所や家のチェックとかきちんとしておかないといけないなと、あらためて思ったのでした。

 昨日のニュースでは、柏崎でなにも被害がなかったという築120年の木造住宅を紹介していました。逆に言えば、明治にたてたものでも、きちんとした耐震補強をしていれば、今回みたいな地震でも大丈夫ということなんだなとも思ってみたり。

 さて。

 こんなことを書いておいてナンですが、町中は地震前となにもかわりなく、日々過ごしています。糸魚川へ来る道も、高速道路、一般道路とも全通しましたし、電車も北陸線の一部バス代替輸送などもはじまり、夜行の長距離列車以外は復活。新幹線での東京からのルートも、サンダーバード・はくたかをのりついでの大阪方面からのルートもきちんと動いています。R148経由の松本方面からのルートは、なんの被害もありませんでした。

 浜茶屋とこのあたりでは呼ばれる海の家も普通通りに影響していますし、温泉旅館も休んでいるところはありません。ゴハンなどが制限されてることもなく、いつも通りカニなど海の先をたくさんやっつけてもらっちゃえます。

 一部には、「いっても楽しめないのでは?」「みんなが一生懸命なのに、遊びにいっていいの?」といったことから、キャンセルされる方も出てきているようですが、そんなことありません。ぜひ、たくさんの方に、糸魚川に来ていただきたいと思います。宿などは、キャンセルが出ているところもあるようなので、今からでも予約がとれるはずですから。

 そんなわけで、明日からはきれいな海とか、花火とか、数日続けて紹介しようかななんて思っています。

2007年7月22日 (日)

おうみ祭り

Img_1748 21日の土曜日の民謡流しは雨で中止だったものの、今日の花火はなんとか。そんな願いが叶って、途中一度夕立のような雨はあったものの、最後までなんとか天気は持って、花火を楽しむことができました。

 海から打ち上げられる花火のあと、サッカーコートの向こうでの、この花火やナイアガラのフィナーレ。まさに、目の前10mの直前花火に、「あぁ、夏が来るんだな」と、少しわくわくしてきました。

 ウチの子も浴衣でしたが、浴衣のこどもたちもたくさん。雨が降ってなければ、自分も浴衣着ようかなとも思ったのだけれど、こういう時に、作務衣でも、甚平でも、そんなカッコでいくのは、いいなぁなどと思うワタクシなのです。

2007年7月21日 (土)

車窓

Img_1607 出張から戻ってきて、腑抜けております。移動が長いと、やっぱり疲れますね。一昔前は、東京や大阪へ出張となると、仕事以外に誰と会って飲むかとか、どこへ行くかとか、そういう予定を一杯入れて、それでも帰ってくると満たされた感じでにこにこしていたもんですが、ここしばらくは、戻ってくるとぐったりしてしまいます。

 というわけで、今日は、出かける日に電車の窓から撮った、親不知の夕陽を。

 上は、北陸自動車道。前にあるのは国道8号線。この場所は、海岸がかつての街道「親不知子不知」の場所ということもあって、4世代の道がそろっているけっこうめずらしい場所なんだとか。

 日頃は車でしか見ることのない風景。時には違う場所から見るのも、いいもんですね。

2007年7月20日 (金)

時刻表

070720_221937_1000 さっき、糸魚川に戻ってきました。ちょうど別方向に出張していた家人を拾って帰ろうと思ったら、そちらも人身事故の影響で新幹線が大幅に遅れているとのこと。そんなこんなで、そちらの電車待ちで、会社に寄ってブログなど書いていると、そんなワタクシです。

 さて、写真は、糸魚川駅の時刻表。赤が特急・急行で、黒がローカルの普通列車なんですが、赤の大半に赤いテープで取り消し線が引いてあります。

 はくたかは通ってる、北越はだめ。あと、深夜の長距離列車もだめ。そうなると、「赤文字」は、半減になっちゃうんだなぁと、あらためて実感。

 実質的には、地域の足列車はきちんと動いているし、はくたかが走っていれば、東京に行くのは困らないのだけど。

2007年7月19日 (木)

ただそこにあるということ

Img_1598 角松敏生が阪神大震災の前日のことを歌った「崩壊の前日」という曲があります。地震以降、この曲のことを幾度となく思い出してしまいます。

 やがて、地震の朝が来ることが運命づけられた、その前日の、なんでもない、ごくごく普通の、でも、幸せな日。

 もし、翌日に地震が来るとわかっているのであれば、なにかできるはず。でも、もちろんそれはわからないことだから、結果として、喪われてしまうものがある。

 出張前、ホームで電車を待ちながら、ふとレンガ車庫を見て思ったこと。それは、この建物、JRの人ではない我々にとっては、ただ、そこにある「だけ」のものなんだなということ。ただの、日々の暮らしの中の、背景としての建物でしかない。だから、きっと、あると言うことが、僕らを満たすことは、おそらくはないんだろうなとも。

 ただ、それと同時に、ある日突然、そこになくなったときには、「あれ?」という、小さいけれどもぬぐえない違和感が、ずっと続くだろうなということも。

 きっと、今回の中越沖地震が変えてしまったまちのあちこちの景色も、ある時には、文化財でも、貴重なものでもなんでもない、ただの古い家や、遊具の錆びた公園や、車が通るには不便な狭い橋や・・・が少なからずあると思う。思うのだけれど、そういったものが喪われたとき、そこで暮らす人は「あれ?」という小さい違和感に、心の落ち着きを失ってしまう。去年聞いた、藤森先生の講演で出てきたことというのは、きっとこういうことなんだろうな。そんなことが、こんなきっかけでわかっても、あまりうれしくないのだけれど。

 大阪について、ホテルの横のコンビニでお茶を買っていると、レジの横の募金箱に、玉のお金だけじゃなく、万札など紙のお金もたくさん入っていました。きっと、地震がなにを奪っていくのか、頭ではなく、体で関西の人は感じている。僕は、被害のなかった場所に住んではいるけれど、やはり新潟の人間なので、本当にうれしくて、ありがたくて、頭がさがりました。

交通関係の補足
 高速道路の無料供用区間が広がっています。長岡IC~能生ICまでとのこと。この区間内のみの通行は無料ですが、ここをまたいで走ると全線有料になるのはかわりません。また、高速バスもまた走り始めたようです。
 NEXCO東日本の案内
 http://www.e-nexco.co.jp/road_info/important_info/h19/0717/
 新潟交通の案内
 http://www.niigata-kotsu.co.jp/~noriai/unkou.htm

2007年7月18日 (水)

ラジオのあたたかさ

 昨日遅く、糸魚川~上越間の国道8号線が片側交互交通で復旧しました。
 http://www.hrr.mlit.go.jp/takada/070716-8.pdf

 ただ、北陸自動車道の能生~柿崎区間の無料通行は継続中です。
 http://www.e-nexco.co.jp/road_info/important_info/h19/0717/

 昨日お知らせしたとおり、JR近距離列車は上越までは通常運行で行っています。

 上越へ通勤してる人も多いけど、なんとかなるようになってきましたね。糸魚川の人が地震に受ける影響は、かなり小さくなってきましたが(もちろん、「取引先が柏崎にあって」とか「物流に時間がかかって」とか、いつもとは違う問題もたくさん出てきているところはあるとは思いますが)、今後は、どんなサポートができるのかというところだと思います。

 被災の中心は、隣の隣の市(柏崎)。隣の市(上越)も酷い場所がある。近いのは、サポートにいくにも小回りがきくわけですし、各自車などで行って現地で邪魔になるよりは、まとめてバスなどでボランティアに出かけたりできるといいのだけどななどと思います。

 さしあたり、上越市ではボランティア登録をやっているので
 http://www.city.joetsu.niigata.jp/20070716jisin/volunteer.html
 週明けの休みでちょっとだけ手伝いに行ってこようかななんて考えています。

 それにしても、車などで移動していて思うのは、ラジオというメディアのあたたかさ。
 「絵がいらない」ということが、こんなに武器になるんですね。

 テレビには、絵がある。だから、事実をストレートに伝えることになる。結果として、被災された方たちは、被写体ではあっても、サービスを受ける人たちという面はかなり弱くなる。ヘンな言い方ですが、テレビによって消耗することの方が、得られるものよりもずっと多くなってしまう。でも、ラジオなら、絵が伝えられないから、ずっと、被災者の人へのメッセージを伝え、曲をかけ、そして、随時「ここでお風呂が入れるよ」「そろそろ6時だから、体操しよう」「ここの道が通れるようになったよ」といった情報も挟むことで、被災者の人たちに背を向けず、ちゃんと顔を向けている感じがするのです。

 いわば、ラジオ局がハブとなって、「がんばって」と言いたい人たちと、「がんばるよ」とへこたれなくありたい人たちが少しだけでも、つながるような気がする。そんなあたたかさ。

 少なくとも、ラジオは現地の人たちから奪ったり、傷つけたりは、していないですよね。こんな時におもう、ラジオのあたたかさ。ラジオに携わる人たち、特別番組が続いてますが、がんばってください。応援してます。

2007年7月17日 (火)

糸魚川交通アクセスまとめ

 今日は、糸魚川へ来たり、糸魚川からでかけたりする人への情報をまとめておきます。

鉄路
 JRローカル列車(北陸本線、信越本線、大糸線)
  直江津から西は正常運行中(やや遅れ)。
  直江津以東在来線は運休(復旧めどいまのところ不明)
  大糸線は全線通常
  直江津で接続する信越線は、長野方面は運行中。新潟方面は運休。
 JR特急・長距離列車
  はくたか(越後湯沢~金沢など)は運行中。接続する上越新幹線もOK
  そのため、東京方面はOK。
  北越(新潟~金沢)は全便運休(復旧めど未定)
  新潟方面へは、はくたかで越後湯沢乗り換え上越新幹線
  信越線柏崎市内で土砂崩れのため、そこを経由するトワイライトエクスプレス、
  北陸、能登、きたぐには運休。きたぐには、朝の新潟方面向けの近郊列車的
  な部分の代替も今のところなし。そのため、朝いちばんの越後湯沢および
  長野への接続1便が実質的に当面なし。

道路
 R8上越市内(上越~糸魚川間。有間川付近)で土砂崩れのため全面通行止め。
 普通車用迂回路として農道が案内されていたが、今朝から北陸自動車道の
 能生IC~柿崎IC間が迂回路として無料通行可能に。
 ただし、この区間だけを通る車に限り。つまり、能生で乗って上越で降りる、または
 その逆だと無料になるが、たとえば上越から糸魚川まで乗ってしまうと
 区間分割引ではなく、走った部分全部が通常通りの料金になるので注意。
 R148白馬方面およびR8富山方面はOK。
 市内では早川地内で一カ所土砂崩れがあったが、それ以外通行に問題のある
 道路はなし。

2007年7月16日 (月)

とんぼ舞う池

Img_1563 青海の田海ヶ池は、県内でも有数のとんぼの聖地。一時期ブラックバスの繁殖で心配されましたが(トンボの幼虫、ヤゴは、エビ類などと並んで、彼らが好んで食べるという調査結果もあるようです)、しっかり今年もイトトンボのなかまたちを見かけるようになりました。

 これから、いろいろな種類のトンボが増えていく。そんな時期です。

 今日の地震。糸魚川は震度4ということで、幸いたいした被害はありませんでした。ご心配いただいたみなさん、どうもありがとうございます。

 ただ、ごくごくご近所の上越や柏崎といった、仕事でちょくちょく行ったり、友人が住んでいたりといった場所で大きな被害があったことに、あらためて自らが感じるリアリティの違いに、自分のことながら、驚いています。中越地震のときには、同じ県内とはいっても、だいぶ遠くのことだった。だから、壊れている場所やつぶれている場所を見たとき感じるものは、ある意味「ニュースを見たとき感じる思い」でしかありませんでした。やはり、自分の生活に関わる場所でこういうことがあると、違います。あらためて、中越地震のときに、阪神大震災に遭遇したひとたちが、本当に親身になって心配してくれたのがなぜか、腑に落ちた感じがするのです。

 地震当日は、いろんな意味で大騒ぎ。でも、復興は、地道に、ずっと、時間をかけて進めていかなければいけないこと。お願いしたいのは、檻の中のパンダでも見るように、酷い目にあった人たちを蹂躙するようなマスコミの人が、できるだけ少ないようにしてください。

 中越地震の時にも、中継車が先をあらそって入ったせいで、救助車両が入れないとか、取材の人が黙って立ち入り禁止地域に行って救助を求めることになったりとか、現地であろうことかバーベキューをやってメシにしたとか、授乳中のおかあさんをテレビで撮ったりとか、そんなことがいろいろありました。マスコミの友人とそんな話をしたときには、結果的に友人を「その業界の代表のように」責めてしまうことになり、申し訳ないことをしてしまったりもしました。

 どんな業界にも、真摯な人もいれば、酷い人もいます。だから、一部の酷い人をみて「全部が酷い」なんてことを言うつもりは毛頭ありません。でも、酷い人がいることを嘆くのであれば、酷い同業者をちゃんと「ペンや映像の力」で、告発してほしい。そう思います。

 でもなにより、そっとしておいてほしい人を、ちゃんとそっとしておいてあげてほしい。そう願う、酷いことがあった日の夜なのです。

2007年7月15日 (日)

通り過ぎた雨

Img_1571 台風4号もようやく暴風域がなくなったそうだけど、まだまだ東北方面ではげしい雨を降らせているとのこと。被害に遭われた方には、本当にお見舞い申し上げます。

 糸魚川は、幸いそれほど強い風になることもなく、昼頃には小雨になって、ほっとしました。

 さて。

 雨は完全にあがっていないけれど、この間通りかかったときにレンズの持ち合わせがなくていろいろ取り損なった田海ヶ池をのぞいてきました。

 そろそろ、イトトンボを見かけるようになっていた池のあちこちに咲いている、ちいさい紫陽花を1枚。灰色の空、そして、空を写してどことなくくすんだ色の林の中、この花だけが妙に自己主張する紫。見たときはその色にはっとしたんですが、写真にはその驚きがちゃんと写っていなくて、あらためて、ヘタクソだなぁと思ってしまった一枚になってしまいました。

2007年7月14日 (土)

朝の糸魚川駅

Img_1473 5:29発 新潟行きの急行きたぐには、大阪発の夜行列車のおもむきもこの時間帯になるとだいぶ薄れて、通勤・通学列車っぽさが出てきます。

 糸魚川から乗る人は、新潟や長岡まで通勤する人、直江津で乗り換えて長野へ向かう人など。直江津でほくほく線快速に乗り継いで、越後湯沢から新幹線といったルートであれば、朝8時台には東京まで着くことができたりもします。

 この時間帯だと、まだ大糸線は運行前。そんなわけで、50周年の今ひとつなヘッドマークをつけた車両が2つ並んで大糸線ホームに止まっているところに入ってくるきたぐにを1枚。

 この急行、583系という古い形式の車両が日本で唯一定期運行されているものなのだとか。三電源対応だとか、定期列車としては唯一の三段寝台だとか、特急が止まるのに、きたぐには止まらない駅があったりするなどいろいろな特徴がある古い古い列車。長距離急行がどんどん廃止される中では、めずらしい位置づけの列車ですね。

 糸魚川は終点新潟寄りの駅ということで、朝はこんな雰囲気。でも、逆方向の大阪行きは日付がかわる1時すぎ発の夜行列車ということで、ずいぶんと雰囲気がかわります。

 夜のきたぐには、来週出張で乗る予定。これもまた、1枚撮ってきます。

2007年7月13日 (金)

Stop!

Img_1518 今朝出勤しようとして、家の前の路地を出ようとしたら、こんなマークが路上に増えていました。

 見てみると、ウチの近所の路地あちこちに、一夜にして増えた様子。もちろん、夜間作業なんてことはないので、昨晩帰ってきたときは暗くて気づかなかったんだろうな。

 自分が小学生の頃にも、白単色だったけど、同じ場所にこういったマークがついたことがありました。となると、30年ぶりくらいの復活。

 そういえば、自分が小学生の頃にこの手のマークが道路に書かれ始めた時、学校の先生に「このマークがあるところで飛び出したら、殺されても文句言えない」という、当時にしては相当に怖い脅しをかけられたのをおぼえています。まだまだ大人を疑うことを知らないガキの頃だったので、これがあるところだとしっかり止まって、ないところだとすこしほっとしたのを、今でもおぼえています。とはいえ、そんな注意は半年も続かなかったのですが(笑)。

 ただ、コドモは状況判断が甘いので、「見て思いつく」反射に訴えるのは、いいことなのかもしれないな。この「半年も続かない」の間に、交差点の前で立ち止まるっていう習慣ができたりするのかもしれないし。

 そんなこんなで、大きなものから小さなことまで、ヤンマーみたいですが(笑)、役所の人って、いろんなこと、やってるんですねぇ。

2007年7月12日 (木)

さくらんぼ

Img_1504 昼休み、職場の前に一本だけあるソメイヨシノにやってきたスズメを見ていると、なんだか赤い小さな実を見つけました。

 よくよく見てみると、木のあちこちに、グミのような小さな実が。考えてみればあたりまえのことなんですが、桜の木なんだから、「さくらんぼ」も、なって不思議はない。

 佐藤錦などのさくらんぼを食べるための栽培品種に比べると、似てもにつかない大きさ。帰ってきて家人に聞くと、たべてもおいしくないそうなんですが、40年近く生きてきて、さくらんぼと桜がまったく別のもの(まぁ、別のモノなんですが)だとばかり思いこんでいて、この二つがはじめてつながったのに、びっくりしてしまいました。

 発見って、あるものだなぁ。そんなことを思った、昼休みなのでした。

2007年7月11日 (水)

休め!

Img_1498 早朝の今村新田。工場のまわりの空き地は、スズメやハクセキレイなどの常連組はもちろん、アイガモ農法で逃げたのか、カモっぽいのがいたり、鷺っぽいのがいたりと、いろいろな鳥がいます。

 薄くもやって、小雨も降っている朝は、人間が出てこなくて連中にとっては、過ごしやすい時間帯なのかもしれません。

 堂々と過ごしていた連中の横を自転車で通って脅かしてしまったら、みんなさっと飛び去ってしまったのだけれど、ちょっと向こうを見ると、しっかり電柱の上でこちらを伺ってます。

 その足の形は、まるで、昔の体育の時間の「気をつけ!、休め!」のあの形のよう。彼らの時間を邪魔しないように、早々に退散したワタクシなのです。

2007年7月10日 (火)

鍾乳石?

Img_1492 そういえば、昔自転車で走り回っていた頃、道路の下をくぐると、あちこちにこんなコンクリートからのつららが下がっていました。

 雨が降ると、少しずつカルシウム分が溶けて、しずくが垂れるところが少しずつ長くなる。まさに、鍾乳石と同じ。違うのは、タイムスケール。こちらのほうは、数年とか、100倍も1000倍も早くできてしまうのだけれど。

 昔は、ホントあちこちにありました。そのころのコンクリートって、今は小さな穴がいっぱいあいて、黒ずんで、なんだか石みたいになってるのも多いけど、今のはなんだか表面がつるっとしていて、堅い感じ。色も違う感じがします。

 コンクリート技師をやってる友人によると、強度だか濃さだかが、段違いになっているんだとか。きっと、こういったつららが多いところははやく弱くなるんだろうな。そう考えると、工事のクオリティというのは、あがっているのかもしれません。

 でも、コドモはこういうの見つけると、喜ぶよね。昔、喜んだことをふと思い出して、写真まで撮ってしまった、そんな朝の小サイクリングなのでした。

2007年7月 9日 (月)

一週間後のこと

Img_1494 7/1の日曜日は、地域総出で早朝から、海岸清掃。大きな穴を掘った準備風景は前にも紹介しましたが、ペットボトル、缶の類まで、ものすごい量ののゴミを拾い、流木を埋めました。

 そして、先週末。

 子供を連れて海に遊びに行ったら、やっぱりあるんですね。大量のビール缶、使い残しを瓶ごと捨ててあるコショウや焼き肉のタレ。

 中には、ちょっと海が荒れた時に流れ着いたような、ずいぶん傷んだものもあったので、これは仕方がないんだけど、どう見ても、「昨晩の宴会」の跡というのがいくつもあって、なんだか悲しい気持ちになってしまいました。

 最近「モンスターペアレンツ」が、学校で話題になっているとか。学校に信じられないようなことでクレームをいれてくる困った親のことをそう呼ぶのだそうだけど、そういった人たちが増えてきた原因の一つに、「子育ては学校と家庭、地域でちからをあわせてやる」という意識が薄れて、自らが「受益者」だという意識が強くなってきているということがあるんだとか。

 「夏の海」も、そうなのかな。観光客としてやってきて「くださる」方たちは、この海を「受益」するためのリソースとしてしか見なしていない。でも、それって、悲しくないか?。

 糸魚川に遊びにきてくれる、たくさんの人たちを、僕らは歓迎して迎えたいのです。だから、僕らがあなたたちを軽蔑してしまうようなことは、しないでほしい。

 僕らも、あなたたちも、「きれいで気持ちがいい海」を一緒に楽しむための仲間だと考えてほしい。僕らがサービス提供者で、あなたたちが受益者というような、ツマらない関係ではなく、ね。

2007年7月 8日 (日)

すっくと立つ

Img_1414 朝一番でとなりまち上越方面での仕事があったので、はやおきしてその前に、高田公園に寄ってみました。

 朝6時頃なのに、公園界隈は散歩するひとたち、それもややお年を召したご夫婦がたくさんおられて、さすがに週末の朝だなぁと思う光景なのでした。

 時期的には、まだ少しはやい感じで、全面蓮の花という感じではありませんが、県展をやっている美術館横あたりでは、花がかなり開いてきています。

 蓮の花は、背筋をピンをはって立っている感じで、朝からその姿勢の良さに「しゃんとせぃ!」と言われるりりしさがあって、気持ちがいいです。気分がヘコんでいるような時には、逆に後ろ暗さを感じたりもしますが(笑)。

 海の日絡みの連休あたりだと、一面の花になっているのかな。花も見たいけど、レンコンの収穫も見たい。そのためのものなのか、あちこちに浮かべてあったスノーボート(そり)の使い方も、楽しみなのです。

2007年7月 7日 (土)

失敗のあとに

Img_1434 七夕の日の午後、北信越BCリーグの糸魚川での2回目の試合、石川vs新潟が行われました。

 ここのところ、引き分けをはさんで11連敗と苦しい結果が続いているアルビレックス。序盤で先制されると、「またか」と重い雰囲気になるかと思えば、「野球が来る」ということ自体に浮かれ気味の糸魚川市民には、それもまた、わくわくの一つ。たこ焼きのお店には行列ができ、みんながサーティワンのカップを抱え、ラーメンは早々に売り切れになるなか、試合は進んでいくのです。

 今日の試合で印象的だったのは、ちょくちょく起きる走塁ミスと、そのあとのリカバリー。

 ランナーが出ているところでの判断ミスで、挟殺プレーになってしまうことが多く、そこがきちんとしていれば大量得点も可能だったかもしれないという意味では、残念なのだけれど、挟殺プレーになるときちんとその間に他のランナーが進塁して(時にはホームを踏んで!)、それが1点になっていた。そういう意味では、失敗をきちんと取り戻したいと思う集中力が、きっとあるんだろうなと。

 試合は、終盤粘られてかなり苦しい思いをしたものの、結果的にきちんと押さえて久しぶりの勝ち試合。楽しい試合でした。

 今年は糸魚川での試合はもうない予定だけど、週末の連休は中野あたりのゲームにいてみようかななどと思っています。ちなみに、試合日程はこちら

 七夕飾りがいっぱいのスタジアムってのも、いいもんですね。

2007年7月 6日 (金)

踏切

Img_1398 朝飯前に、LensBabyというちょっと変わった蛇腹レンズをつけたカメラを持って、自転車でうろうろしていました。久しぶりの晴れとはいうものの、こんな特殊レンズをつけて出た時に限って、他のレンズがほしくなるいい被写体をたくさんみつけてしまい、あらためて、こういう特殊レンズを使うセンスのなさに涙。

 いろんなトンボや、蓮の花は、そのうち再挑戦して紹介します。

 というわけで、今日は近所でも有数のトンボ池、田海ヶ池(我々がちいさい頃は「高畑の池」と呼んでましたが)の横を通って、帰る途中の一こま。

 踏切です。車が通れないくらいのちいさい踏切。ちょっと前までは、確か遮断機もなかったし、草に埋もれた道の中にぽつんとあります。

 こういう踏切って、山の中の単線とかには、けっこうある。でも、実は、これ、複線の北陸本線の踏切で、しかも、住宅地と工場の堺あたり。小学校からも、けっこう近いところです。

 こういうところにも、農作業の人とかのために、人が渡るだけ、音がなるだけの踏切って、あったんですよね。そして、そういうところも、安全のために、遮断機がきちんとつくようになってきている。

 久しぶりに通って、「へー」と思った場所でありました。

2007年7月 5日 (木)

のぞきこむ

Img_1382 朝の散歩の途中、垣根の隙間から、海浜公園のパターゴルフ場をのぞきこんでみました。

 まだ早朝ということもあって、カップのところにピンもたててない、ただの芝生のはらっぱ。もう数時間たつと、「定期券」を持った近所の人が、ラウンドをはじめたりします。

2007年7月 4日 (水)

Live

Img_0958 今日は、レンガ車庫の夕景とともに、お知らせを。

 8月に全線開通50周年を迎えるJR大糸線を記念して、月末にはいろいろなイベントがあります。その一つとして、レンガ車庫の中で、ゆっくりライブをというものもあります。

 26日は、藤井信彦MJTのみなさんによるジャズのライブ、27日は、Squallのみなさんのフュージョンのライブです。

 どちらも、18時開場、19時開演。平日の夜なので、仕事帰りにふらっとどうぞ。横浜のレンガ倉庫はビヤホールになっていたりしますが、糸魚川のレンガ車庫は現役鉄道施設ということもあって、この中でビールが飲めるのは、滅多にない機会です。

 チケットは、前売りでワンドリンクつき500円。前売りチケットは、当日絵はがきになっている記念チケットと交換します。また、おまけとして、小滝駅までの大糸線の切符もついていますので、お休みの日にたまに乗ってみるというのも、なかなかいい気分転換になるかも。

 チケット発売は、10日。販売場所が市民会館、ヒスイ王国館内の観光協会、きらら青海、糸魚川市能生事務所、三愛旅行社ということで、市外の方にはチケットをお買いいただくには少々面倒くさいプレイガイドなんですが、よろしかったら、ぜひ。

このイベントのチラシ(PDF)です。詳しくはこちらをどうぞ。

2007年7月 3日 (火)

はまなす

Img_1380 須沢のパターゴルフ場わきの道路の歩道。横の植え込みのハマナスが、ぼちぼち実をつけはじめました。

 まだあんまり甘くないのか、鳥についばまれたあとはあまりないけれど、これからだんだんとそんな跡も増えていくのかも。

 実がなりはじめる時期ということで、そろそろ花はおわりなのですが、しおれかけた赤い花にまじって、ちょっと薄いピンク色だなと思うと、実は腰ほどの高さまでつるをからませてのぼってきたハマヒルガオの花だったりして、競演だなぁと思ってしまいます。

2007年7月 2日 (月)

好奇心

Img_1337 よく「栗の花臭い~」などと、男同士のヨタ話で言ったりするけど(同じようなネタに「イカくさい」ってのもありますな(笑))、栗の花って、どんな花なのか、きちんと意識してみたことありませんでした。

 この間、車を走らせながら、「あの、糸イトした花って、なんの花?」って家人に聞いたら、それが栗の花とのこと。そう思ってみれば、あっちこっちでまさに今、あのふさふさひものような花が、咲いています。例のもののようなにおいがするかどうかといえば、ちょっと疑問ですが、そういえば新鮮なイカを安く食べられる場所に住んでいて、臭うようになった古いイカなんて見たことなかったりするのに、中学男の頃には「イカくさー」とか言ってふざけてましたから、案外とそんなもの、記号でしかなくて、意味なんて深く考えてなかったんですねぇ。

 というわけで、まわりのものにちょっと目を向けると、案外おもしろいものがころがっているなというのが、実感。これも、ブログをはじめたおかげかもしれません。

 コドモを見ていると、言語で論理的に考えるという機能がほんのすこしずつつきはじめる時期ということもあって、ただ「赤いからきれいー!」というような単純なものではなく、もう少しそれらしい好奇心を持つようになりました。その、なにに興味を持つのかを見るのが、またおもしろかったりもする今日この頃なのです。

 というわけで、写真は「ぼくのまち」とはまったく関係のない、地獄谷野猿公苑の一枚ですが、なんだかこれも、「好奇心」感じません?

2007年7月 1日 (日)

さるまわし

Img_1338 土日の2日間、近所のスーパーの駐車場に、猿回しが来ていました。以前、コドモが河口湖で見て大喜びだったので、見に行こうかと言っていたものの、結局、「猿を見る」ということそのものが盛り上がってしまい、長野県の地獄谷野猿公苑へ。飽きることなく猿を見ながら、あっちこっちと走り回ったコドモ(と我々大人)なのでありました。

 帰りにとなりまち上越でお風呂によったとき、駐車場隣の田んぼで小学生が数人大騒ぎ。

 「なにやってるの?」と聞いてみると、田んぼの横の用水で、ザリガニやタニシなんかを捕ってるとのこと。

 「どこから来られたのですか?」なんて気取った尋ね方で意気揚々の小学生は、「ウチのまちは、こんなにいいところなんだよ!」って伝えたくて、つたえたくて、うずうずしている。そんな感じが伝わってきました。たも網をウチの子に貸してくれて、ザリガニを取らせてくれたきみたち、どうもありがとう。ザリガニがアメリカザリガニじゃなくて、ニホンザリガニばかりなのもうれしかったけど、ちゃんと田舎の子が、こういう遊びをやってるってことが、「田舎の子のセンパイ」としては、とてもうれしかったよ。

 川でどろんこになって遊ぶ子と、たとえばPSPやDSで遊ぶ子は、実は、別の子ではなくて、川でどろんでになって遊ぶ子は、PSPやDSで遊ぶ子でもある。新聞とか、記号としての情報に溺れていると、こういうことをふと見落としてしまいがちだなと、いつも思うのだけど、あらためて思った日曜の夕方なのでした。僕は、子連れのガキ大将になりたい。それはそれで、迷惑か(笑)。

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