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2007年6月11日 (月)

光芒

Img_0856 夕方、帰り道。

 天気がよくない日は、すかっとした夕焼けは診られないけれど、空気がもやっとしていると、こういう美しさに遭遇できることもあります。

 朝、渓流を歩いていると、川からあがるもやと木もれ日で、強烈な光芒をみかけることもあるんだそうで、そういうのにも、そのうち出くわしてみたいもんです。

 川といえば、先日盗掘防止のために河原から撤去された、姫川上流のひすい峡のおおきなヒスイ原石。この作業に携わった人とこのあいだ会って少し話したのだけど、ぽつりと、言っておられました。

 「なさけないね」。

 怒っているというよりも、ほんとうに悲しい顔で。涙が出てくる、と。

 小さい頃は、そのあたりで育った人。だから、誇りも、愛着も、ある。僕にとっては、「出かけていって」見る、ある種の観光地のような場所だけれど、もちろん、そこに住んでいたり、そこから出てきた人にとっては、ふるさとを感じる大切な要素の一つなわけで、それが、そのまま川に置いておけないというのは、ほんとうに悲しいことだなと、あらためて思ってしまいました。

 Yahoo!トップページの記事で読んだこのことは、重大なことだなと思いながらも、どこか他人事だった。それよりも、その人の悲しそうな顔の方が、もっともっと強く、このことについての切なさや困惑、そして、怒りを、僕に伝えてくれた。

 そして、僕はもっと悲しくなってしまったのです。

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