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2007年6月30日 (土)

海開きの前

Img_1316 海岸を歩くと、あちこちに砂山ができています。そして、その砂山の隣には、大きな穴が。

 これは、明日の海岸清掃の準備。

 冬の間、海岸にはたくさんの流木が打ち上げられます。でかい流木は、それはそれでいろんな顔をしていておもしろいのですが(たとえば、こんな感じ)、海岸に細かい木がいっぱい落ちていると、やっぱり海水浴にはイマイチ。それに、缶やペットボトルなんかも、けっこう落ちている。そんなわけで、毎年この時期に、地区の人が総出で海岸のゴミをひろったり、流木を集めたりするのです。そして、集めた流木は、この穴に埋められることになります。

 そんなわけで、来週末には、姫川河口近くの青海臨海公園近辺の砂浜は、かなりきれいになっているはず。ぜひ、遊びに来てください。

2007年6月29日 (金)

さかさまの木

Img_1301 朝の散歩の途中に、大雨に降られてしまいました。あ、あがっているななどと、梅雨空を甘く見て失敗。でも、雨宿りで公園の木の下にいると、水滴に映るものがなかなかおもしろかったりして、ついつい撮ってしまいます。

2007年6月28日 (木)

通り雨

Img_1302 ちょっと写真を撮ろうと思って近所を歩いてみると、あらためて思う紫陽花の多さ。4月に感じた、「落ち葉が出る木の半分以上は桜なんじゃないかしらん」という感じほどではないものの、ホントあちこちにあります。

 そんなわけで、ちょっとした通り雨の後の、ご近所の塀の上から顔を出していた紫陽花を1枚。

 梅雨が明けるまでの間に、何とか、もっときれいに撮れた紫陽花を載せたいなと思っていますが、なかなか腕が伴いません。いやはや。

2007年6月27日 (水)

大鉄道博覧会

Img_1294 7/10から、両国の江戸東京博物館で開催される「大鉄道博覧会~昭和への旅は列車に乗って」に展示されるために、以前のブログでも紹介した糸魚川小学校にある2つのSLのちっちゃいほう、「くろひめ号」が運ばれていきました。

 なんでも、線路の幅が61cmととても狭いこと、昭和31年製造で実用SLとしては国内でももっとも「新しい」SLなんだとか。

 貴重なモノではあるのだけれど、糸小では、校庭や駐車場が手狭になってきていたこともあり、アスベスト騒ぎもあって、少々厄介者扱いされてたくろひめ号。博覧会の後は、フォッサマグナミュージアムで展示されることになるんだそうです。

 トラックに乗るくらい小さいSL。貴重なモノも、簡単に動かせるものであれば、ちゃんと大切にしてもらうチャンスが訪れる。レンガ車庫も、もっと小さくて、ひょいとどこかに持って行けるのならいいのにね、などと思ってしまったのでした。

 さて。そのレンガ車庫ですが、大糸線全通50周年イベントの一環として、7月にジャズとフュージョンのライブをやることが決まっています。お酒を傾けながら、日が沈んでいく時間帯に、古い建物で体を揺らす。そんな夜になるといいなと思います。詳細は、近くここでも紹介しますので、よろしくお願いします。

2007年6月26日 (火)

まだ高い太陽

Img_1286 夏至の日に雨。それからも、天気のいい日には海岸近くにいなかったこともあって、なかなか陽が落ちない夕方というのを撮れずにいましたが、昨日ようやく仕事中に1枚。

 時間は、18:24。でも、まだまだ太陽は写真に収まらない上の方にあります。

 残念ながら雲が多く、水平線に沈む太陽は見られなかったけれど、もくもくと雲が多い晴れというのは、夏を感じさせるものでもあり、今年の短い梅雨も、そのうち終わりなのかななどと思ってしまいました。

 そういえば、近辺の海水浴場のトップを切って、上越市の谷浜海水浴場が先週末に海開き。地元紙だけでなく、長野のローカル紙、信濃毎日新聞でまで記事で紹介していたのには、驚いたけど、これから海岸も、だんだんと人が多くなる。そんな季節なのです。

2007年6月25日 (月)

西回り塩の道

Img_1282 自宅から200mくらいしか離れていない、八千川という小さい用水の脇に、突然見慣れぬ碑が建ちました。

 見てみると「西回り塩の道」とあります。

 へ?、須沢に塩の道?などと思って車を降り、まじまじと見てしまいました。碑によると、「谷内川から陸揚げされた積み荷がここで競りにかけられた」という競り場であるとのこと。今では、除雪車置き場になっているこの場所で、昔、そんなことがあったのか。でも、その「谷内川」って、どの川だ?。

 調べてみると、青海(糸魚川)~今井~小滝~大所~湯原~大町~松本と続くこの道のことをまとめた「西の松本街道 -古道案内-」が出ているとのこと。糸魚川図書館の蔵書になっているようなので、今度借りてきてみようかな。

 6/26追記
 6/26付糸西タイムズ朝刊によると、22日に設置されたそうで、須沢臨海公園パターゴルフ場のところに、いわれが書かれた看板を建てたそうです。今年は、ここが、西回り塩の道を歩く会の出発点になるとか。というわけで、本も楽しみになりました。

2007年6月24日 (日)

どろんこになっても

Img_1206 美山球場での、市内ではじめての北信越BCリーグ公式戦、アルビレックスBC vs 富山のゲームは、冷たい雨の中、行われました。

 朝から楽しみにしていたら、お昼直前に突然降り始めて、試合開始の14:00頃には「やれるのかな?」という感じに。サッカーなら雨でもやるけれど、野球は試合開始前に降ってると、後で止む目処がたってないとやらないこともある。ただ、公式サイトを見ても、中止のアナウンスがなかったので出かけてみると、駐車場は満車。そして、スタンドには傘の花が咲いていました。

 あの雨の中、地元の人も、そして、富山からの応援団も、たくさんの人が彼らを応援しているのを見て、なんだか、「あぁ、ウチの県にチームができたんだな」と、実感みたいなものがわいてきたのでした。

 試合は、ほぼ勝ちを確信した8回に満塁ホームランを含む集中打で7点を失って逆転を喫しての敗戦。

 でも、この冷たい雨の中、ブルペンで納得がいかないからと調整して「体重そうだな。今日は雨だしもうやめとけ」とコーチに止められる選手をみかけたりと、「うまくなりたいし、勝ちたいんだな」という気持ちが伝わってきたゲームでもありました。

 回の途中には、アルビレックスチアリーダーズのおねえさんたち(地元出身の人も何人かいましたね)がチケットの連番での抽選会、グッズのPR、AED基金のお願いに、本職のチアリーディングと、大活躍。トッキッキもいたりして、晴れていたら、お子さん連れの観戦は、ファンサービス満載で楽しいんじゃないでしょうか。

 次の七夕頃のゲームには、ぜひ。ウチも連れて行って、外野席で寝そべったり、走り回ったりしようかな。 

2007年6月23日 (土)

水浴び

Img_1148 前日の大雨からうって変わって、とてもいい天気の土曜日。

 スズメが無防備に水浴びをしているところを1枚。

 これだけ暑いと、なんだかとても気持ちよさそうです。

2007年6月22日 (金)

夏至

Img_1128 毎日暑くて、梅雨はどこにいったんだろうと思っていたら、もっとも日が長い夏至の今日は、すっかり陽が差さない、梅雨ならではの天気になってしまいました。

 紫陽花がカンカン照り太陽の下でひからびているのは、なんとなくらしくなかったので、今日は雨の中、傘からはみ出しながら、朝から紫陽花撮影などしてしまいました。

 やっぱり、紫陽花には雨が似合います。これで、かたつむりなんか葉に乗ってると、絵になるんですけどね。

2007年6月21日 (木)

本町通り商店街

Img_1047 市内の本町通り商店街は、今ツバメの巣立ちシーズン。雁木のあちらこちらに、ツバメが巣をかけています。

 この写真は、糸魚川信用組合とさかえやさんの間くらい。まだ子どもの色をしていますが、コイツはもう、自分で飛べるようで、あまり近くにいくと、どこかへ行ってしまいます。

 まだ、ちっちゃい連中がみんなでならんで、ぴぃぴぃ言ってるところや、巣の下にいっぱい落とし物があるところも。雨の日が増えてくると、雁木の下を通ることも増えそう。見上げてみると、楽しいかもしれませんよ。

2007年6月20日 (水)

Taking off?

Img_1017 こちらは、昨日の記事の公園とはちがう、海辺のかなり規模の大きな海浜公園。とはいえ、ウチのすぐ近くなので、自転車でうろうろしてます。

 休みはバーベキューしてる人がいたりで、主役は人間の方ですが、平日は鳥たちの方がエラそう。

 ちいさいベンチの上で、ぴょんとはねるスズメです。

 これから、飛び立つ・・・のかな?。

2007年6月19日 (火)

この木なんの木

Img_1021 不思議なもので、一本大きな木があると、それだけでその場の雰囲気は、かわります。

 写真は、ウチの近所のちっちゃい児童公園。最近よくある大きな規模の自然公園ではなくて、コドモが自転車で乗り付けて、ゴムボールで野球するようなちっちゃい公園です。

 でも、公園のへりに植えられた桜がうっそうと葉を伸ばすこの時期、真ん中にこの木があることで、なんだか全体的にうっそう感が増して、なんだかとてものんびりした場所になる。そんな気がします。

 隣は、町営のアパート。反対側は狭い用水のような川。

 ホント、そこいらにある、ふつうの公園なのだけれど、ね。

2007年6月18日 (月)

冒険のみち

Img_1033 小学生の頃の遊びで大好きだったものの一つに、路地を走り回るというものがありました。人んちの境界の塀の上を走ったり、家の裏のすきまをぬけていったり。

 さすがに、今それをやると、不法侵入になってしまう。なので、かわりに車で通れないような路地を自転車でうろうろするというのをやっています。

 写真は、ウチから当時通っていた保育園までの道のちょうど真ん中のあたりにある石積。ここの上にのぼって、よろよろしながら向こうまで歩くのが、5歳のころの僕には、大冒険だったんですね。

 35年ぶりくらいにまじまじとみて、こんなに低かったのかと、あまりにも月並みに感じて、ついでに1枚撮ってしまいました。

 坂を下り、用水を渡り、この横を抜けて、お道場の横を抜けると、保育園。一度も曲がらないで、まっすぐ行ける道だったんだなぁなどと思いながらの、日曜日の散歩なのでした。

2007年6月17日 (日)

間に合わなかった

Img_1006 海へ散歩に出かけたら、ウィンドサーフィンを浜に倒して、横でねそべって休んでいる人を見かけました。「また、やってくれないかな」と楽しみにしていると、その人はなぜか砂浜の上でまたセイルをたてて。なにか、メンテナンスでもはじめちゃったんでしょうか。海の上で走ってるのは、見られませんでした。残念。

 しかし、ちょっと遠くから長めのレンズで撮ると、地面からの熱気でかげろうのように絵がゆらゆらと揺れています。

 もう、夏が見えてくるような季節に、なりつつあるんだなぁ。

2007年6月16日 (土)

ボーケン天国

Img_0983 この看板を見たら、角松敏樹が活動停止中にやっていたユニット、アガルタの曲が急に頭の中でなり出しました。

 この草ぼうぼうのところ、実は、川なのです。

 あまり水が流れていない川。葦がぼうぼうに生えて、道のようなところもできて、しかも、向こうにいくと海へ注ぐ部分がすこしだけ暗渠になって、トンネルみたいにもなってる。

 小学生なら、ここにおりて、遊ばなくちゃいけない。いや、親は止めますよ。先生も止めます。きっと、見かけたら、僕だって叱ります。でも、子どもって、それでもなお、冒険せずにはいられない生き物だから。これは、ある意味、「今でもそうであってほしい」という僕の願いでもあるのかもしれません。

 落ちていた板で筏を造って、海へ出て行って戻れなくなったなんてことを、僕の友達は、40近くなった今でもなお、武勇伝として語ります。こんな話をするときは、もう、ニコニコで。その一方で、ヤツらも今では親ですから、子どもがそういうことをやらかしたときに、どれくらい顔面蒼白になって心配するかというのも想像できる。

 結局のところ、子どもは冒険し、親は見え隠れしながらそれをフォローしてる。それに、多分に「運」が味方し、まわりの大人達もサポートしてくれる。そんなことが成立するとすれば、田舎まちって、なかなかいいんだけれど、こういうの、だんだんと難しくなってきているのかもしれません。

 でも、なんでも止めるのではなくて、やっぱり、僕らは「ボーケン天国」をサポートできる、大人でありたいなと、思ってしまうのです。

2007年6月15日 (金)

散歩

Img_0967 鳥は、空を飛ぶものだけれど、地上を移動するときは、歩けるヤツと歩けないヤツがいるんだってことを、つい最近知りました。

 とんとんとんとタップして行くヤツもいれば、人間みたいに二本の足でスタスタ歩くヤツもいる。

 で、コイツは田んぼの稲のあいだを、スタスタと気持ちよさそうに散歩しては、なにか食べていました。

 あ、おもしろいなと思ってカメラを向けると、さすがに野生動物、さっと逃げていく・・・かと思ったら、田んぼのはしのちっちゃいパイプの上にちょこんと立って、ぼーっとしはじめました。しばらく僕のモデルになってくれたあと、また稲の間の散歩へと戻っていったヤツ。そちらの方は、案外と動きがはやくて、撮らせてはくれませんでした。残念。

 田植えから1ヶ月半ほどたって、水を落としている田んぼ、鳥よけにいろいろなものを置いたり張ったりした田んぼと、場所によって作業の進め方や工夫の差がいろいろ出てくるようになりました。一面の田んぼの緑の色が、1枚1枚ちがったりするのに気づくのも、案外と楽しい。そんなことを再認識した、カメラ携行通勤の日々なのです。

2007年6月14日 (木)

はみだし

Img_0943 柵のあいだをすりぬけて、きれいな花だけ家の外へ見せてくれているバラ。

 思わずうれしくなって、1枚撮ってしまいました。

2007年6月13日 (水)

しあわせ

Img_0940 家にツバメが巣を作ると、その家は栄える。そんな話があります。

 ホントはどうかはわからないけれど、少なくとも、ここの家の人は、優しい人なんだろうなぁ。玄関を見て、僕は思いました。

 この巣の真下には、郵便受け。そして、ちっちゃい、食べ盛りのひながここから動かず一日ぴよぴよ言ってるわけですから、その真下はというと、日がな一日ふんが落ちてくる。だから、ここの家の郵便受けは上にふんがこんもりと貯まっているのです。

 もちょっとずれれば、気にならないのに、よりによって、こんな場所に。きっと、そう思ったとは思うのだけれど、この家の人は、そうはしなかった。そして、郵便受けの上に郵便受けよりももちょっと大きなダンボールの紙をのせて、傘を作ってあったのでした。

 僕が前を通り過ぎると、邪魔者が去るのを待っていた親鳥が、えさをもって素早く飛んできて、また、すぐに去っていきました。ヒナ連中がここでじっとしているのも、あと少し。

 そして、それを見守る家族のあたたかさというのは、きっと幸せのタネなんだろうなぁなどと、月並みなことを考えてしまった、僕なのでありました。

2007年6月12日 (火)

分けつ

Img_0954 というんでしょうか。5月の連休頃に植えられた稲も、田んぼの中で、だいぶ立派になってきました。

 今日は、最近あちこちで見かける、お散歩中のハクセキレイ(かな?)と一緒に、一枚。

 田んぼに映る夕日や青空を楽しめるのも、あと少しかな。

2007年6月11日 (月)

光芒

Img_0856 夕方、帰り道。

 天気がよくない日は、すかっとした夕焼けは診られないけれど、空気がもやっとしていると、こういう美しさに遭遇できることもあります。

 朝、渓流を歩いていると、川からあがるもやと木もれ日で、強烈な光芒をみかけることもあるんだそうで、そういうのにも、そのうち出くわしてみたいもんです。

 川といえば、先日盗掘防止のために河原から撤去された、姫川上流のひすい峡のおおきなヒスイ原石。この作業に携わった人とこのあいだ会って少し話したのだけど、ぽつりと、言っておられました。

 「なさけないね」。

 怒っているというよりも、ほんとうに悲しい顔で。涙が出てくる、と。

 小さい頃は、そのあたりで育った人。だから、誇りも、愛着も、ある。僕にとっては、「出かけていって」見る、ある種の観光地のような場所だけれど、もちろん、そこに住んでいたり、そこから出てきた人にとっては、ふるさとを感じる大切な要素の一つなわけで、それが、そのまま川に置いておけないというのは、ほんとうに悲しいことだなと、あらためて思ってしまいました。

 Yahoo!トップページの記事で読んだこのことは、重大なことだなと思いながらも、どこか他人事だった。それよりも、その人の悲しそうな顔の方が、もっともっと強く、このことについての切なさや困惑、そして、怒りを、僕に伝えてくれた。

 そして、僕はもっと悲しくなってしまったのです。

2007年6月10日 (日)

雑草

Img_0766 なんだか、最近あちこちで見かけるこの黄色い花、ウチの近所の、娘が言うところの「ひこーき公園」でも、角の方にいっぱい咲いていました。

 今日は、この公園を地区の人みんなで草刈りする日。朝6:30に集まって、ビーバーで一斉に刈ります。

 この話を昨日していたら、娘が「お花切っちゃだめ!」。自分は毎日むしってるくせに(笑)。

 さて、この花、調べてみたら「オオキンケイギク」。ブラックバスやマルハナバチの取り扱いをめぐって大論争を巻き起こした、いわゆる「特定外来生物」に指定されている植物。カワラナデシコなどを駆逐してしまうとして、今となっては、栽培しちゃいけないし、どんどん減らしていきましょうということになっている植物なんだそうです。

 セイタカアワダチソウのように、毒々しい色の花だと、「悪徳外来種、撲滅!」なんて話も通りやすいけれど(とはいえ、セイタカアワダチソウも元は観賞種として国内に入ってきたそうですが)、こういう清楚な感じで、毎年咲くのを楽しみにしている人がいるような花は、なかなか「減らそう!」という声が通りにくいのかもしれない。ただ、年々見かける場所が増えてきているように思うし、あまりにもあちこちで見かけるようになると、不気味に感じて来るのかもしれません。

 そういう意味では、ある時期どこもかしこも咲いていても、ヘンな感じを持たない花って、サクラくらいなのかもしれませんね。

 ブラックバスを生きたままリリースしてはいけないということを、子連れで釣りをするときにどうやって子どもに説明するか、困るということを、友人が話していたことがありました。僕はバス釣りはしないし、バスは日本にいない方がいいというスタンスだけれど、この花をどうして減らさなければいけないのかを、花が大好きなコドモに説明するのもまた、同じようにしんどいし、なかなか通じないんだろうななどと思ってみたりします。こういうことがわかるような年になるまでつきあうこと、わからないから怒ったり泣いたりするのを見ながら、「でも、それでいいのかな」と自分でも考え直したりすること。そういうのも「親でいる」ことの責任の一つなのかもしれませんね。

 草刈りが終わり、「ひこーき公園」のオオキンケイギクはとりあえずなくなりました。多年草で根が強いということなので、来年また出てくるのだろうけど。月曜日、子どもが公園に遊びにいって、昨日までいっぱいあった花がなくなったのを見て、どんなことを言ってくるのか、楽しみでもあり、怖くもあります。

 ・・・とはいえ、遊ぶのに夢中で、気づかなかったりするのかもしれないけどね(笑)。

2007年6月 9日 (土)

晴れ間に

Img_0886 6月も中旬にさしかかろうとしているのに、まだ梅雨入りしていない。でも、雨は降る。というわけで、今日は降ったり止んだり。ちょっとした晴れ間に外に出たら、庭の垣根のところから上ににょきっとホタルブクロが突き出ていました。

 こういう花って、低いところに咲いているイメージがあるので、こんな風に頭の上に咲いていると、不思議な感じ。これも、ずっと続く坂にたっている団地ならでは。ウチは、玄関側が低く、奥の方が高い場所を階段のように平らにしてから建ててあるので、1m分くらい階段を上ってから、玄関。そして、その「盛り土」が崩れないように、地べたの回りをコンクリート壁で囲ってあるという、地震が来たらどうするの?って感じの家なのです。でも、ウチのあたり、こういう家、多いんですよね。

 写真を撮ると、まもなく雨が降ってきてしまいました。そろそろ、梅雨もやってくるのかな。

2007年6月 8日 (金)

ポーズ

Img_0846 自転車で職場に向かう途中、駐車場に寝そべる猫を見つけました。

 最近はチャリ通の時には、カメラをぶら下げているので、さぁ一枚撮ろうと思って近づいたら、逃げられました。そりゃそうだよなと思っていると、ヤツは、途中でくるりとひきかえし、戻ってきて、僕の前で、このポーズ。

 2枚ほど写真を撮ったら、満足したのか?そこでまたごろんと寝そべりました。

 きっと、この駐車場は、ヤツの場所で、僕は今だけやってきたよそもの。主の方が、その場所では安心して振る舞うっていうことなのかな。

 おじゃましました。どうもありがとう。

2007年6月 7日 (木)

じゃがいものはながさいたよ

Img_0848 夕方、自転車で帰るとき、駐輪場のとなりの畑で、じゃがいもの花が満開でした。

 おもわず、頭の中に、「からたちの花」のメロディにのせて、「じゃがいものはながさいたよ~」なんて歌が出てきて、鼻歌を歌いながら家までの40分の道のりを漕いで帰ったワタクシでした。

 毎年思うことなのだけれど、野菜の花って、案外ときれい。茄子の凛とした花が朝露に濡れていたりすると、その紫に見とれてしまったりします。

 みんな、小さくて、派手ではないのだけれどね。

2007年6月 6日 (水)

失礼します

Img_0838 仕事での移動中、ふと「あ、そろそろ汽車が通るな」と思い立ち、車を止めて、姫川と小滝川の合流地点でカメラを取り出しました。別に、「撮りに」来たわけではないけれど、いつもカメラを持ち歩いていると、時々、「あ、いいとき通りかかったな」と思うことがあります。そんなわけで、数分間はしのたもとで風に吹かれながら、大糸線のガタゴト1両列車を待っていると、

 「失礼します」

 ふと振り向くと、そろそろお仕事をリタイヤされたのかな?というくらいのお年のご夫婦。お二人とも、一眼レフを抱えて、僕の両側に陣取ります。

 お聞きすると、お二人とも写真が趣味で、カメラを持ってドライブされているとのこと。大糸線を撮ろうというわけではなくて、なにげなく通りかかったら、アヤしい男がカメラ抱えて線路を見ていたので(笑)、「列車が通るのかな」と思って戻ってきたとのこと、

 抱えているカメラやつけているレンズを見ると、きっと僕なんか問題にならないくらい、長い間撮ってきた方のようです。時間があれば、こういう人にいろいろ教えてもらうと、楽しいんだろうなぁなどと思いながら、お互い数枚撮って、ご挨拶してから、仕事に戻りました。

 もしかしたら、通過するだけのはずだったかもしれない糸魚川だけれど、少しでも楽しんでもらえたらいいな。楽しい撮影ポイントは、たくさんあるはずだから。そんなことを考えるての、楽しい午後の仕事になったのでした。

2007年6月 5日 (火)

ひすい

Img_0852 糸魚川の人がほかのまちの人に自慢するものの一つが、日本で数少ないヒスイの産地であり、太古の昔からの、その石にまつわる伝説と歴史を持っているということ。

 そんなこんなで、ガスタンクまで緑色に塗って、「ヒスイの里 いといがわ」なんて大きく書いてしまったりします。

 さて。

 今日は、久しぶりにネット上の各ニュースサイトのトップに、糸魚川の記事を見かける日でした。それは、ひすい峡の河原にそのままの形で残されていたヒスイの大きな原石の、盗掘がおさまらないこと。しかも「しょっと失敬」程度ではなく、重機を持ち込む大規模で組織的な盗掘が続けられているということで、これ以上手をこまねいて見ていられないということ。そして、その対策として、河原から大きな原石を回収して、保護するということ。

 保護した原石は、市内のフォッサマグナミュージアムで、「どんな風に盗掘されたか」の跡も含め、展示するとそうです。でも、本当は、本来ある場所で、本来の姿で見ることができれば、いちばんいいわけで、心ない連中のせいで、悲しいことになったなと、思ってしまうのです。「心ない」っていう程、軽い話ではないのだけれど。

 やっぱり、全国ニュースになるんだったら、いいことや楽しいニュースでにしたいなと、そう強く思うのです。

2007年6月 4日 (月)

海の、プール

Img_0748 おだやかな晴れ間が広がった昨日の日曜日、浜を歩くと、波打ち際で遊んでいる親子連れの多いこと。

 強い波で海岸が浸食されないようにならべてあるテトラポットの内側は、水がすこしたまって、さながらプールのよう。

 足をつっこんで見ていると、きれいな石があったり、海草があったり、時には小さい魚がみつけられたりと、なかなか楽しい場所なのです。

 中には、全部脱いではだかんぼうで遊んでいたちっちゃい子も。こういうの、できるのはコドモだけの特権だから、楽しんでほしいなぁ。

2007年6月 3日 (日)

砂浜のあちこちで

Img_0747 ハマヒルガオが咲き始めました。

 元々は海辺に咲くこの花、法律的には海扱いになっているかわった2つの湖のうちの一つ、琵琶湖の湖畔にも咲いているのだそうですね。かつて、琵琶湖がもっともっと大きく、海につながっていた頃の名残なのだとか。

 田海川から姫川にかけての砂浜にもあちこちにたくさん咲いています。栽培種の朝顔よりもすこしこぶりで、色の薄い花ですが、強い日差しの下、すべてがはっきりした色になる海辺にあると、とても目が休まる色です。

 それにしても、乾いた砂浜で、地下茎を遠く、深くまでめぐらし、しっかり咲いてしまう。連中、タフですね。

2007年6月 2日 (土)

30年前から

Img_07671 思えば、自分が生まれた家にそのまま住んで子供を育て、自分が遊んだ公園に連れて遊びに行くというのは、けっこう貴重な体験なのかもしれません。

 ウチのまわりは、僕が小学生の頃には、ただただ「空き地」としかいいようのない芝の原っぱや、テトラポットが限りなく続く砂浜があり、公園なるものは、小学校と家の中間に一つだけでした。飛行機の遊具とブランコ。そこで毎日5時のサイレンが鳴るまで遊んでいた僕らの小学生時代に、トラックがやってきて取り付けていってくれた、貴重な「公園で水がのめる」場所。それが、この写真の蛇口なのでした。

 それから、もう30年は経っています。二十代の頃は公園なんて、近づきもしませんでした。そして、子連れで遊びにいくようになって、公園に行くと、まだあるんですよね、これ。

 何度も塗り重ねられたヒコーキの遊具もまだまだ健在。そして、同じ遊具でコドモが遊び、同じところで水を飲む。なんだか、こういうのって、うれしいな。

2007年6月 1日 (金)

煙突のけむり

Img_0743 夕方、ふと空を見上げて思う。煙突から出てくる煙って、あんなに薄い色だったっけ?って。

 思えば、真っ黒い煙がもくもくと煙突から出てくるような時代って、ずいぶん昔のこと。だけれども、かろうじてそういう時代も、記憶にある世代なのですよね、僕は。

 自宅の車のエンジンが「CVCC」であることを自慢したような時代から、やがて、環境対応の排ガス規制があたりまえであるような時代へ。

 そういう時代になってはじめておこる、このまちでの「光化学スモッグ警報」なのだから、光化学オキシダントが流されてくるモトであると言われる、中国の工業地帯では、まさにあのころ僕らが見ていたような、灰色の煙がもくもくと吐き出される工場が並んでいるんだろうなぁ、きっと。

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