なんだか、最近あちこちで見かけるこの黄色い花、ウチの近所の、娘が言うところの「ひこーき公園」でも、角の方にいっぱい咲いていました。
今日は、この公園を地区の人みんなで草刈りする日。朝6:30に集まって、ビーバーで一斉に刈ります。
この話を昨日していたら、娘が「お花切っちゃだめ!」。自分は毎日むしってるくせに(笑)。
さて、この花、調べてみたら「オオキンケイギク」。ブラックバスやマルハナバチの取り扱いをめぐって大論争を巻き起こした、いわゆる「特定外来生物」に指定されている植物。カワラナデシコなどを駆逐してしまうとして、今となっては、栽培しちゃいけないし、どんどん減らしていきましょうということになっている植物なんだそうです。
セイタカアワダチソウのように、毒々しい色の花だと、「悪徳外来種、撲滅!」なんて話も通りやすいけれど(とはいえ、セイタカアワダチソウも元は観賞種として国内に入ってきたそうですが)、こういう清楚な感じで、毎年咲くのを楽しみにしている人がいるような花は、なかなか「減らそう!」という声が通りにくいのかもしれない。ただ、年々見かける場所が増えてきているように思うし、あまりにもあちこちで見かけるようになると、不気味に感じて来るのかもしれません。
そういう意味では、ある時期どこもかしこも咲いていても、ヘンな感じを持たない花って、サクラくらいなのかもしれませんね。
ブラックバスを生きたままリリースしてはいけないということを、子連れで釣りをするときにどうやって子どもに説明するか、困るということを、友人が話していたことがありました。僕はバス釣りはしないし、バスは日本にいない方がいいというスタンスだけれど、この花をどうして減らさなければいけないのかを、花が大好きなコドモに説明するのもまた、同じようにしんどいし、なかなか通じないんだろうななどと思ってみたりします。こういうことがわかるような年になるまでつきあうこと、わからないから怒ったり泣いたりするのを見ながら、「でも、それでいいのかな」と自分でも考え直したりすること。そういうのも「親でいる」ことの責任の一つなのかもしれませんね。
草刈りが終わり、「ひこーき公園」のオオキンケイギクはとりあえずなくなりました。多年草で根が強いということなので、来年また出てくるのだろうけど。月曜日、子どもが公園に遊びにいって、昨日までいっぱいあった花がなくなったのを見て、どんなことを言ってくるのか、楽しみでもあり、怖くもあります。
・・・とはいえ、遊ぶのに夢中で、気づかなかったりするのかもしれないけどね(笑)。
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