森林浴
今日は、週末の代休・・・というわけではないのですが、仕事中にちょっと抜け出して、早川の月不見の池(つきみずのいけ)に、フジを見に行ってきました。
池の名前の由来ともなった、空が見えないほどにあちらこちらにはい回りぶら下がっていたフジの壮観さは過去のものですが、池の周りをぐるりと一周する道がきれいになったこともあり、楽しい森林浴になりました。
ここの一周散策コースは、ちょっと手強い。登り下りがだいぶキツいです。そのイメージがあったので、ここ数年敬遠していたのだけれど、久しぶりにまわってみてびっくりしました。池裏手の道がとてもきれいになり、上り坂も広い道になりました。この池特有の、大きな岩盤が斜めに地面に刺さっているようなところを日陰に見立てて、ちょっと休憩するベンチなんかも置いてある。そして、小立岩に手すりがつけられて、展望台になっている。ずいぶんと、フレンドリーな感じになりました。
とはいえ。
この小立岩の展望台、「展望台」というにはちょっと、小学生を刺激する冒険度合いが高い。手すりはついているものの、実際には岩肌を登らなければいけません。女性のサンダルではのぼれないし、雨が降ったらふつうの靴でもしんどい。登った上が平らになっていてベンチがあったりするわけでもありません。ただ、岩のてっぺん付近に落ちないように手すりがついているだけ。
こういう場所って、観光地では、立ち入り禁止になってることの方が多いと思うのだけれど、あえてこういう敷居の高いやりかたで、でも最低限の安全を確保してみんなに公開しているというのは、いいなぁと思うのです。僕が小学生だったら、ここにのぼったら、きっとここを征服したかのような満足感を味わえる。そんな気がして仕方がありません。
さて。
フジの花自体は、淡い紫。そこにいるときはとてもきれいだなぁとため息が出るようなのに、それをうまく写真に切り取る技が僕にはなく、撮ってきた写真はみんな、緑の中に埋没するものばかり。なので、花の接写でお茶を濁すことにします。あぁ、腕がほしい。
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