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2007年5月22日 (火)

もみぢ?

Img_0446 昨日の月不見の池の帰り、駐車場の近くに、それはそれは見事な赤いもみじが。晩秋あちこちが紅葉するころの青空と、5月の青空は確かにどこか違うので、その青の上にもみじを載せての一枚。

 1本の木で、まだ青々とした緑の葉と、きれいに染まった赤い葉が同居している様子は、「まだまだ葉っぱおとさないで、育つもんね」というこの季節ならではの木の元気宣言のようでした。

 そういえば、信号の青も緑っぽいですが、最近こ「青々とした緑」が矛盾しない理由としての、古語での「青」という言葉の話を読みました。

 平安時代などでは、「青」は、緑方面から黄緑に近い色方面までかなり広い色を総称する色の名前だったとか。これは、元々中国で、赤、青、黄、白、黒が形而上の生命活動に関連づけられた特別な色だったことに由来することという説もあるそうで、代表5色にいろいろな色を集約してしまったということなんでしょうか。もともと緑というのが、古代日本語では色の名前ではなく、新芽という原義だったということも、そういう流れにつながっているのかもしれません。

 でもその一方、古い日本語では色の名前というのも実にたくさんあって、緑系統でも、若竹色、柳鼠、薄青、老竹、千歳緑、緑青、錆青磁、木賊色・・・なんて具合に。かつての基本色の少なさが、時代が下るにしたがって、どんどんと花開いていく。その過程では、色の名前という選択肢が多いせいで、かえって集約されないなんてことがあったのかもしれないななんてことをふと考えたりもしたのでした。

 この文章を書きながら調べて見つけたサイトをひとつ紹介します。日本の伝統色 色見本。色の名前を見ると、日本に四季があり、その四季で山や海が顔をどんどん変え、そしてそれを見てきた日本人の感性も豊かになっていったってことが伝わってくる気が・・・しませんか?。

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