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2007年5月31日 (木)

おしらせ

Img_0677 まちには、数多くのポスターがあふれています。新発売や、コンサート、講演会・・・。ポスターというのは、きれいに刷られていても、なんだか風景にとけ込んでしまって、あまり気にならなくなってしまうものも多い。だから、より目にとめてもらおうと、派手なデザインになったり、アイキャッチ性の高い大きなロゴが入ったりということになります。

 ポスターというのは、「どうやって貼るか」でも、目立ち方、伝えたいという思いの伝わり方が、かわってくるものです。目立つ場所に貼ってあるポスターは、目立たない場所にあるものよりも、きっとより知ってほしいこと。

 写真は、市内のとある酒屋さんのお店の前です。まるで、カフェの「今日のおすすめ」のように、コルクボードに留めてあるポスターは、実はこのお店の中で売っているもののPRではなく、車いすダンスのイベントのPRのもの。

 このお店の方がこのイベントの関係者の方なのか、それとも関係者の方に頼まれたのかは、僕は知りません。でも、このお店の方が、このイベントのことを、多くの人に知ってほしいと思っていることは、ちゃんと伝わってくる。この一手間、この一工夫の中に。

 こういうお店の顔を見ると、きっと、いいお店なんだろうなぁと思ったりするのです。

2007年5月30日 (水)

白詰草のグラウンド

Img_0676 姫川河川敷のグラウンドは、今の時期、なんとなく白っぽくなっています。ダイヤモンド部分は、土。でも、外野やファウルグラウンドのところは、緑色。それなら、ごくふつうの野球場なのですが、今の時期、この芝生の部分に、たくさんのクローバーが花をさかせているのです。

 写真は、ファーストベースの少し後ろからホーム方面を見たもの。きっと、このグラウンドには、四つ葉のクローバーも、いっぱいあるんだろうなぁ。

 通勤通学で、姫川橋を自転車で渡る人は、多いと思います。ふと、すぐ横の河川敷グラウンド、見てみてくださいな。

2007年5月29日 (火)

サーフィン

Img_0636 能生から直江津あたりまでの浜は、あちこちでサーフィンやボディボードをやっている人たちがいます。海水浴と場所が重ならないようにということもあってか、砂浜があまりついてない場所とか、河口とかを彼らは選んでいるようで。

 昨日、仕事で上越に行った帰りも、能生川河口のあたりで、20人くらいの人たちがサーフィンをやっていました。

 果物の皮をナイフで剥くように、波から薄い1枚を削り取っていくような感じが、沈みゆく太陽に照らされて、とてもきれい。日頃あまりまじまじと見ることがないので、カメラ抱えながら30分くらい、じっくり見てしまったのでした。

2007年5月28日 (月)

能登に沈む夕陽

Img_0657 黄砂ばかりか光化学オキシダントが大陸方面からながれてくるようになった最近では、天気がいいということがかならずしもうれしいことじゃないという面も出てきているのかもしれません。先週末の運動会が中止になったまちがあるなんてニュースもありました。

 でも、空気が澄んでいて、遠くまで見渡せるような晴れの日は、きっと黄砂も、それから光化学オキシダントも海の向こうから運ばれてきてないんだろうななどと、うれしくなってしまいます。

 今日は、海の向こうにくっきりと能登が見え、すこし東に目を向けると、佐渡の影も見えました。どっちも見えるくらい空気が澄んでいる日というのは、実は滅多にありません。

 思わずカメラを出してきて、日が沈むまでずっと海を見ていました。こうやって、海の向こうの「山」に沈んでいく太陽を見ると、糸魚川も富山湾の中?にあるんだなぁと思う。そんな夕方なのでした。

2007年5月27日 (日)

すれちがい

Img_0530 昨日、ものすごく久しぶりにJR大糸線に乗ってきました。もしかしたら、10年ぶりくらいかもしれません。松本で飲んだ家族が大糸線で帰ってくるというので、汽車好きな娘と一緒に、南小谷までのっていき、そこで待ち合わせて同じ汽車で帰ってくる、2時間ほどの小旅行となりました。

 行きの途中、大野で列車の行き違いの待ち合わせ。僕らが乗ったのは全部オレンジ色の車両だったのだけれど、クリーム色とオレンジのツートンカラーの車両がすれ違っていきました。そういえば、青と黄緑?の車両は糸魚川駅にあったので、三色すべて見られたことになります。

 新緑の時期、この区間はトンネルはあまりなく、かわりに片面が空いている洞門がいくつかあります。暗くなった車内で、窓に映る緑を見ていたりするのも、なかなかオツなもの。そして、ちょうど、大糸線に乗って写そう写真コンテストなるものが開催中ということもあって、あちこちのホームとか、車窓から見える岡や山とかに、カメラマンの多いこと多いこと。

 だったら、すこしは乗って貢献しようよと思わなくはなかったのですが、それは、それ。大糸線って、確かに、絵になる列車です。

 締め切りは6/15とのこと。みなさんも、ぜひ。

2007年5月26日 (土)

二色

Img_0607 クリックして、拡大して見ていただかないと、よくわからないかもしれませんが、海の中、水平線のあたりに、茶色い水の場所があって、はっきり二色に分かれています。

 昨日は、長野は大雨だったとのこと。糸魚川は確かに降っていたけれど、ぱらつく程度の雨。山で降った雨が姫川をつたって海へと流れ込み、かくして河口には、はっきり青と茶に色分けされた海ができる。

 これを見るたびに、川から注いだ水は、ずいぶん沖まで行っているんだなぁと思います。

 そして、今日はいい天気。あちこちで運動会の声が風に乗ってきこえてきます。晴れて良かった。

2007年5月25日 (金)

そつぎょう

Img_0502 朝、職場の横を通ると、たくさんのおもちゃがゴミ捨て場の前にならべてありました。燃えるゴミに比べればチャンスの少ないプラもののごみ。

 フォルクスワーゲンやスコップ、その他たくさんのちっちゃいおもちゃいろいろ。こういったタイプのおもちゃからは、卒業の年なのかな。

 おもちゃを昼間に捨てるというのは、その「オーナー」たる子どもと一緒だとなかなか難しいものなので、きっと、この子は小学校にあがって、今昼間はいないとか、そんな感じなんだろうなぁなどと想像してみたりしたのでありました。

 かわりに本とか、楽しく読んでくれるようになる子だと、いいなぁ。

2007年5月24日 (木)

水面

Img_0514 自転車でキコキコ走っていると、今の時期、田んぼというのは、水面なんだなぁと、あらためて思います。

 町中あちこちで、水面に映る夕日。これが、昼間だと雲が映っていたり、空がうつっていたり。

 もう少し育ってくると、水面が見えなくなってくるのだろうけれど、今の時期の夕方は、なかなかきれいですよ。

2007年5月23日 (水)

宗教というほどよそ行きではないもの

Img_0439 僕は基本的に無宗教な人間だと思います。仏教などの哲学的な側面には、とても興味があるけれど、一方で、完全に仏とか、神とかに帰依するような考えは持てない。

 たとえば、東本願寺などに行って、本山納骨の「価格表」が張り出されているのを見たりすると、強い違和感も感じます。

 その一方で、山の中にあるちっちゃいお地蔵さんや仏像には、なんとなく神々しいものを感じてしまったりもする。これは、結局のところ、太陽が照っているのはうれしいなとか、草がのびるのはすごいなとか、そういうもっともっと原始的な宗教のようなものにつながった考え方なのかもしれません。そういう意味では、一人の神様がすべてを差配しているとしたら目が届かなそうなくらい、目に映るものすべてがどんどんと変わっていく気候を持った、日本のような場所では、「八百万の神」というのは、思いつきやすいことだったのかなとも思う。八百万の神を畏れ敬うというのは、結局のところ、自然を畏れ敬うということなのだろうから。

 そんなこんなで、今日の1枚も、月不見の池周辺です。これは、駐車場から少し歩いていったところにある、十二支の守り本尊の像。酉年の僕は不動明王なのだとか。このすぐ横には、ボケ防止の大きな像もありました。

 賽銭箱のない仏像の膝に、それでも置いてある十円玉。こういうところに、日本ってあるんだなぁ、きっと。

2007年5月22日 (火)

もみぢ?

Img_0446 昨日の月不見の池の帰り、駐車場の近くに、それはそれは見事な赤いもみじが。晩秋あちこちが紅葉するころの青空と、5月の青空は確かにどこか違うので、その青の上にもみじを載せての一枚。

 1本の木で、まだ青々とした緑の葉と、きれいに染まった赤い葉が同居している様子は、「まだまだ葉っぱおとさないで、育つもんね」というこの季節ならではの木の元気宣言のようでした。

 そういえば、信号の青も緑っぽいですが、最近こ「青々とした緑」が矛盾しない理由としての、古語での「青」という言葉の話を読みました。

 平安時代などでは、「青」は、緑方面から黄緑に近い色方面までかなり広い色を総称する色の名前だったとか。これは、元々中国で、赤、青、黄、白、黒が形而上の生命活動に関連づけられた特別な色だったことに由来することという説もあるそうで、代表5色にいろいろな色を集約してしまったということなんでしょうか。もともと緑というのが、古代日本語では色の名前ではなく、新芽という原義だったということも、そういう流れにつながっているのかもしれません。

 でもその一方、古い日本語では色の名前というのも実にたくさんあって、緑系統でも、若竹色、柳鼠、薄青、老竹、千歳緑、緑青、錆青磁、木賊色・・・なんて具合に。かつての基本色の少なさが、時代が下るにしたがって、どんどんと花開いていく。その過程では、色の名前という選択肢が多いせいで、かえって集約されないなんてことがあったのかもしれないななんてことをふと考えたりもしたのでした。

 この文章を書きながら調べて見つけたサイトをひとつ紹介します。日本の伝統色 色見本。色の名前を見ると、日本に四季があり、その四季で山や海が顔をどんどん変え、そしてそれを見てきた日本人の感性も豊かになっていったってことが伝わってくる気が・・・しませんか?。

2007年5月21日 (月)

森林浴

Img_0425 今日は、週末の代休・・・というわけではないのですが、仕事中にちょっと抜け出して、早川の月不見の池(つきみずのいけ)に、フジを見に行ってきました。

 池の名前の由来ともなった、空が見えないほどにあちらこちらにはい回りぶら下がっていたフジの壮観さは過去のものですが、池の周りをぐるりと一周する道がきれいになったこともあり、楽しい森林浴になりました。

 ここの一周散策コースは、ちょっと手強い。登り下りがだいぶキツいです。そのイメージがあったので、ここ数年敬遠していたのだけれど、久しぶりにまわってみてびっくりしました。池裏手の道がとてもきれいになり、上り坂も広い道になりました。この池特有の、大きな岩盤が斜めに地面に刺さっているようなところを日陰に見立てて、ちょっと休憩するベンチなんかも置いてある。そして、小立岩に手すりがつけられて、展望台になっている。ずいぶんと、フレンドリーな感じになりました。

 とはいえ。

 この小立岩の展望台、「展望台」というにはちょっと、小学生を刺激する冒険度合いが高い。手すりはついているものの、実際には岩肌を登らなければいけません。女性のサンダルではのぼれないし、雨が降ったらふつうの靴でもしんどい。登った上が平らになっていてベンチがあったりするわけでもありません。ただ、岩のてっぺん付近に落ちないように手すりがついているだけ。

 こういう場所って、観光地では、立ち入り禁止になってることの方が多いと思うのだけれど、あえてこういう敷居の高いやりかたで、でも最低限の安全を確保してみんなに公開しているというのは、いいなぁと思うのです。僕が小学生だったら、ここにのぼったら、きっとここを征服したかのような満足感を味わえる。そんな気がして仕方がありません。

 さて。

 フジの花自体は、淡い紫。そこにいるときはとてもきれいだなぁとため息が出るようなのに、それをうまく写真に切り取る技が僕にはなく、撮ってきた写真はみんな、緑の中に埋没するものばかり。なので、花の接写でお茶を濁すことにします。あぁ、腕がほしい。

2007年5月20日 (日)

ここでいっぷく

070520_190627_1000 タバコは喫いません。かつて喫っていて、やめたわけではなく、どうしたわけか中学や高校の頃に隠れてくわえたりする機会もなく、今に至っています。大学には行かなかったので、麻雀とセットで覚えることもありませんでした。

 タバコを喫わない人間にとっては、あの煙というのは、かなり鬱陶しいもの。だから、禁煙の場所が増えてきたことは、とてもうれしい。

 うれしいのだけど。

 分煙を通り越して、最近のタバコを喫う人たちを「弾圧」するが如し風潮は、正直なところどうかと思ったりもします。新幹線の喫煙車(最近JR東はなくなってしまいましたが)で、隣で喫っている人に「聞いてから喫え!」と怒っていたオバサンとかを見るたびに「そりゃちがうだろ!」なんて思ったりとか。

 写真は、近所のコンビニの店頭です。夜、街灯に群がる虫のように、コンビニ前でしゃがみこんで吸い殻まき散らしてるような連中はどうかと思うけれど、昼間、ベンチのところで一服しているおとうさんとかは、なんだかほほえましい。そして、あちこちで「タバコすわないで!」と言われてどんどん肩身が狭くなっているひとたちへの「どうぞご自由にいっぷくしていってください」の張り紙。なんだか、とってもあったかいなぁと思ってしまうのです。

 こういうのを見て「健康増進法に反する!。灰皿撤去して店頭でタバコすわせないようにしろ」とか、無粋なことを言う人がいないといいなぁと思う今日この頃なのです。

2007年5月19日 (土)

名残

Img_0370 いつのまにか、金子つつじ園のつつじたちは、盛りを過ぎてしまったようで、一足遅れたか・・・と、少し寂しく思いながら、1枚。

 でも、相変わらず、見上げる斜面一面に、すべて咲き誇っている様子は、本当に壮観です。これが、ふつうの人のお宅で、そのお宅の方が手入れしてることを思うと、本当に頭が下がります。

 斜面の途中にある木の切り株のベンチでふと一息ついて下を見下ろすと、そこに広がるのは、糸魚川のまち。一の宮のお宮さんのまわりのうっそうとした緑も、新しくそのうちできそうな大きな居酒屋さんも、そして、海の上を走る大きな船まで。

 「ここからも、海が見えるのか」。ちょっと登ったところから見下ろして、気づくと、いつもなんだか得した気持ちになるのは、海の近くで生まれた人間ならではなのかもしれませんね。

 そういえば、月不見の池の藤も、時機を逸してしまいました。まだ、咲いているもんでしょうか。

2007年5月18日 (金)

お知らせしたい・・・とき

Img_0300 仕事を終えてかえる途中、職場から出て500mくらいのところで、自転車がパンクしました。そのまま自転車をひいて最寄りの自転車やさんまで歩き、預けてからは久しぶりにバスにのって、家まで帰ってきました。

 というわけで、今日は家の近くのバス停で1枚。

 ここには、来月なかば開催される、おうみ山岳マラソンのポスターが貼ってありました。最近市内でよく見かけるポスターというと、糸魚川吹奏楽団のグリーンコンサート、つい先日おわった島田洋七さんの「がばいばあちゃん」講演会、なんでも鑑定団出張鑑定への出品募集など。このあたりのポスターは、街でも、職場などでも、ホントにもう、津々浦々で見た気がします。

 一方で。先日の「絵本とともだち!なかよしフェスタ」もそうだし、以前にレンガ車庫絡みのイベントにかかわらせてもらったときもそうだったのだけど、この「津々浦々」にポスターって、かなり大変だなとも思います。要は、効率的な「告知手段」を、まちのごく普通の人が「さぁ、やってみよう」となにかをでっちあげるときに、なかなか持てない。

 この「みんなにお知らせしたい」ということへのサポートをうまくやること(しかも、既存の商工団体とか、役所のように、一部の人にはとても近しく、一部の人にとっては逆にとても利用しにくいものではないところで)というのは、まちの元気のキモの一つじゃないかなと、最近よく思ってしまうのです。

 「だから、CATVでコミュニティチャンネル」という話があるのも聞くのだけど、ウチの街でそのやり方が「おしらせ補完」のために効果的だとは、あまり僕は思えないんですね・・・と、この点については、またいずれ機会があれば。

 そんなわけで、だからどうしようと、時折いいアイディアがないかと、考えてしまう。なにか、いい手はないもんでしょうか。

2007年5月17日 (木)

浄化センター

Img_0294 糸魚川市内の排水を集める海川沿いの浄化センターは、実は隠れた散歩スポット。敷地内は今の季節だとツツジやフジが咲き誇り、とてもきれいな公園として整備されています。

 ご自由にご散策くださいという文字のお言葉にあまえて、自分も時折、自転車通勤の日には立ち寄りますが、昨日はとてもよい天気だったこともあって、こんな感じなのでした。

 犬を連れてやってくる人も多いとのこと。糸魚川病院のおとなりですし、近くに来たときには、ぜひ。

 ツツジといえば、市内きってのツツジの名所、金子つつじ園もそろそろ見頃とのこと。そのうち、撮りにいってきますね。

2007年5月16日 (水)

密林

Img_0288 これは、実は姫川港近くの公園の入り口。人が通るところにすこしだけけもの道がついていて、あとは三輪車で通ると隠れてしまいそうなくらいの高さの草が生い茂っています。

 今年は雪が少なかったものの、やっぱり冬の間はおとなしい草たち。溶けて、サクラも咲き終わり、さぁ、新緑の季節だ!という頃になって、連中はがんばりはじめ、地中の無機物と空気中の炭素をくっつけて、容積を増やしまくっているわけです。この成長速度は、ものすごいものがあります。なんだか、「この公園、入ってもいいのかな?」って感じるほどに。

 この季節、市内のあちこちの公園で、平らな場所がないくらい生い茂っている草。そろそろ、それぞれの地区の人たちの公園草刈りがあって、夏らしい、こざっぱりした公園にかわる頃。あの、刈りたての、草いきれのようなにおいがする公園もなかなかいいですが、今の、ちょっとした冒険気分が味わえる公園も、なかなかいいですよ。

2007年5月15日 (火)

ゴール

Img_0277 実は、10年にちょっと足りないくらい昔、「月刊いといがわ」という地域紹介サイトをやっていたことがありました。まだ、Mosaicも使われていた頃。ウェブサイトの背景に色や画像を入れることがようやくできるようになったくらいの頃です。

 その頃、ウチのサイトを見て、送ってくれたメールの中に「糸魚川、出走です!」というものがありました。それは、とある自転車やさんの常連さんの一人からのメール。それで、東京糸魚川ファストランの存在を知りました。そういえば、R148を糸魚川方面へ帰ってくる時、妙にあちこちに自転車が走っていてびっくりしたなんてこともあったけど、それがこれだったのかも。

 そもそもは、大学生が「太平洋の水を日本海に注ごう」なんて話からはじめた、八王子から糸魚川までの自転車ラリーは、いろいろ形を変えながら、今に至っているんだとか。

 今年のはいつなのかな?と思っていたら、実は先週末の土曜日(12日)に終わってしまったらしいのですが、ゴールになっているホテル糸魚川のゲートの写真といっしょに、このファストランをモチーフにした、去年ケータイ小説でヒットしたお話のリライト小説を紹介します。「自転車少年記ーあの風の中へー 」。糸魚川でも、最近秋にグランフォンド糸魚川がありますが、「糸魚川」で来る人たちにも、走ってもらえたらいいなぁなんて、ふと思うのです。

 自転車少年記の部分のリンクは、楽天ブックスへのアフィリエイトになっています。

2007年5月14日 (月)

遺跡

Img_0231 大和川の小高い丘の上、工場を造っている工事だと思っていたら、その隣でかなり大規模な遺跡発掘もやっていました。

 それにしても、この界隈、バイパス工事とか、前川の拡幅とか、なにか話が出るたびに、遺跡が出てくる。昔むかしから、人が住んでた場所、なんですねぇ・・・。

2007年5月13日 (日)

へびだ、蛇だ!

Img_0183 大和川の森林公園祭にお邪魔してきました。もとは、地区の人たちだけのお祭りだったそうだけど、数年前からオープンな催しになったそうで、おいしい豚汁や山菜のてんぷらをごちそうになりました。

 さて。

 お昼を少し過ぎた頃、森林公園はしの巨大なすべり台とジャングルジムのくっついた遊具あたりで遊んでいた小学生の一人が「へび!」と大声。

 で、誰が怖がるわけでもなく、みんながそっちの藪へと走っていって、どこだどこだ?と大騒ぎになっているのが、この写真。藪をつついて出てこないかななんてことまではじめる子もいる中、ウチの子も小学生たちをまねて、枝を振り回してます。

 なんだか、うれしくなっちゃいました。日頃は、PSPとかで遊んでいるのかもしれないけれど、ちゃんと、山の中で、木々の中に遊びをみつけられるように、この連中は育っている。田舎の子なんだもん、ちゃんとこんな風にならないとね。

 へびは、見つかりませんでした。で、この時寄ってきた大人が、危ない蛇と危なくない蛇の違いを教えたり、「蛇も生き物なんだから、いじめちゃダメだよ」なんて話をしたりといったやりとりもあり、彼らはまた、ひとつ田舎の子としてのスキルを積む。なんだか、楽しい山の中のひとときなのでした。

 森林公園。久しぶりに散歩してみたけれど、風で揺れる木の音が心地よくて、すっかり見直してしまいました。また、ぜひ散歩に来なきゃ。

2007年5月12日 (土)

破壊王日本海

Img_0169 観光で来られた方には不評なのが、海岸にあるテトラポット。ただ、冬の強い風と波で砂浜が洗われてなくなってしまわないようにするためには、大事なものだったりもします。

 余談ながら、山の人に「海岸のテトラポットや護岸が・・・」と言われると、「じゃ、砂防ダムやめてから言ってくださいね。砂が下流まで流れてこないんですよ」って言い返すことにしています。美しい環境と、実際の自分たちの安全や快適さ。そういったことは、すべてバランスを取って考えて、その上で、どういった解決方法を選ぶかというのが大切なのであって、アジテーション満載の、お題目だけの環境屋さんのよりも、きちんとリアルさを持った考え方で問題には当たりたいなと思ってしまうのです。

 さて、話を元に戻して。

 確か、冬の初めには、このテトラポット、ちゃんと角はあったし、表面もつるつるしていたのだけれど・・・。ぱっくりと折れていたり、表面が洗われて浸食された岩みたいになっていたりと、これはまさに、冬の日本海の波がテトラポットに対してどれだけキツくあたったかということのあらわれ。

 そして、こんな無惨なテトラポットの変貌を見ると、あらためて、春が来て、よかったなぁと思ってしまうのです。

2007年5月11日 (金)

一列

Img_0141 週末は釣りに来る人でにぎわう姫川港も、日頃は仕事の人だけ。今朝は船がほとんどいなかったこともあって人影もまばら。この時間帯の港の主人は、カモメたちです。

 埠頭に一列に並んで海を見ている。かなり近寄っても「オマエ、なんだ?」って感じでちらっと見るくらいで、逃げてもいかない。んじゃ、大丈夫なのかな?と思ってもう少し近づいていくと、「しょうがねぇなぁ」って感じで翼をひろげたりするけれど、大丈夫そうだと思うとまた落ち着いてしまう。

 そして、空は青くて、すこし風は強いけれど、気持ちのいい海。

 僕の自転車が立ち去ったあとも、きっと大きな船が入ってくるまで、連中はここでのんびりしていたんだろうな。仕事に行きたくなくなる、そんな朝なのでした。

2007年5月10日 (木)

うまれてはじめて

Img_0139 昨日(5/9)に、光化学スモッグ注意報がウチのまちで発令されました。工場の高い煙突なんてほとんどなく、人もあんまりいない田舎町での発令も驚くけれど、測定施設があったということにも驚きました。

 なんでも、測定して知らせるようになって70年以上。新潟県でははじめての発令なんだそうです。幼稚園のお迎えはみんな車になり、小学生の下校は口に布をあててだったとか。

 今日はうってかわって雨。きれいに洗い流されて、もう出ることはないと思うのだけれど。

 というわけで、注意報発令前の朝、田植えが終わったたんぼでうねの草取りをしている農家の方を一枚。田植え、稲刈りといったデカい仕事以外にも、毎日いろんなことしないと、育たないのだなとあらためて思う一こまなのです。

2007年5月 9日 (水)

クロロフィル

Img_0130 4/19の桜並木は、僕が自転車で通勤するときはいつも通る道の途中にあります。

 わずか半月で、もうご覧の通り。木々はまだまだ若い桜ばかりですが、枝という枝から葉が茂って、うっそうとした雰囲気になっています。

 下草もどんどん伸びてきて、みんな緑色。印象としては、ずいぶん混み合った感じになりました。

 さて。

 植物が酸素をはき出す「光合成」。これは、地中から吸い上げた無機物に、空気中の二酸化炭素から炭素を分捕って、自分を太らせた副産物として、酸素を捨ててている営み。つまり、植物の体積が大きくなること=空気中の炭素を植物に固定してしまうことなのだそうです。

 そうなると、どんどんと葉っぱが増え、下草も伸び、増殖している緑っていうのは、まさに、酸素放出中なんだなぁなどと、考えてしまうのでした。

 桜は、剪定で枝の形を切りそろえたりといったことが、他の観賞木よりは少ない木ではないかと思います。がんばって、成長してもらわなきゃ。

2007年5月 8日 (火)

この竿、なんでしょう

Img_0125 R148沿いのシャトレーゼときときと寿司の間の小道を、糸魚川白嶺高校方面へと歩いていく途中、踏切前にある大きな木。

 この上に、竹竿みたいなものが立ててあるのだけど、この竿、なんのためのものなんでしょうか。

 避雷針・・・だったら、かえって雷を呼び込んで火事になっちゃいそうだし、なにかのアンテナにしては、ケーブルがつながってないし・・・。

 なにか、祭事のものなのかなと想像しているのですが、どなたかご存じの方、ぜひ教えてください。

2007年5月 7日 (月)

春の小川

Img_0024

 この間の連休、ちょっと時間ができたので、田んぼのあぜ道をしばらくカメラを持って散歩していたら、用水の横に菜の花なんぞが咲いていて、まさに「春の小川」を思わせる感じだったので、1枚撮ってしまいました。

 童謡、春の小川は東京の代々木を流れる河骨川の情景だそうですが、今は暗渠になってしまったそうで、歌碑を残すのみ。そういえば、糸魚川の市内でも、城の川とか、暗渠になってる川、ありますね。

 さて。

 この「小川」は、田んぼに水を導く用水なのですが、あらためて歩いてみると、田んぼがあちこちにあるこの町では、用水もそれはそれはあちこちに流れていて、中にはこんな、小川の風情を持ったところもいくつもあります。

 用水沿いは、作業のために歩いていけるようになってるところも多いので、農家の人の邪魔にならないように気をつけながら、時には散歩も、楽しいかもしれないですよ。

2007年5月 6日 (日)

いよいよ

Img_0037 あちこちの水面に、ちょぼちょぼとちっちゃい苗が並び始めました。5月の連休は、市内の平野部のほとんどで、そして、山の方でもこれからだんだんと、田植えがはじまります。

 数日すると、ちゃんと根付いて、しゃんとした青草の風情が出てくるんだけど、今日はまだ、よれよれとした借りてきた猫。

 せっかくのお米の国、新潟でのブログですから、これからも時折、「たんぼがこんなふうになってるよ」という写真、載せていきますね。

2007年5月 5日 (土)

こいのぼり

Img_9970 最近は、あちこちで川を横断したり、山からふもとまでだったりと、たくさんの鯉のぼりが泳ぐところがありますが、市内でも、能生の弁天岩と岸の間で、たくさんのこいのぼりが泳いでいます。

 連休中は、スワンボートとかも用意されていたようで、なんだかのどかだなぁ。

2007年5月 4日 (金)

汽車を愛でるひとたち

Img_0032 Yahooを見ていて、突然「あ、大糸線!」と思った広告がありました。宮崎あおいがカメラを抱えて小旅行をするというそのCMに、国鉄色の「汽車」の風景が映っていたのだけれど(ちなみにカメラはオリンパスのE410です。CMサイトはここ)、おそらく糸魚川じゃないだろうな。

 ただ、現在の大糸線は、オレンジ一色、アイボリーとオレンジ、イエローとブルーグリーンの3つの国鉄色の、しかも一両編成のディーゼル車が毎年走るという、全国的にもかなり貴重な場所になっているとのこと。

 西海から山越えで大野へ出るルートでの帰り道、踏切周辺からあぜ道にいたるまで、ものすごい数の三脚付きカメラが山に向かってセッティングしているのを見て「あ、そろそろ大糸線通りかかるのかな」と思って路肩に駐車。手持ちのカメラで熱狂的な鉄っちゃんのみなさんと一緒に1枚撮ってしまいました。

 僕が「スーピーピー」という、豆を草笛にするカラスノエンドウの花もそろそろあちこちで見るようになりました。小学生が「ぴーぴー」とやるまで、あと何日くらいかかるのかな。

2007年5月 3日 (木)

クラシックカーミーティング

Img_0002_1 毎年9月にある日本海クラシックカーレビューに比べればこじんまりしたクラシックカーオーナーの集まり、糸魚川クラシックカーミーティングが、CCRと同じ会場、フォッサマグナミュージアム前で行われました。

 前の日はいまひとつの天気で心配だったけれど、明けてみたら風もなくいい天気。のんびりといろんな車を見て、写真を撮る、たのしい時間になりました。

 9月のクラシックカーレビューも、昨年でもう16回目だそうで、もうすっかり秋の風物詩。こういったことは、ある年だけでっちあげのようにやるのではなく、毎年毎年続けられて、毎年毎年来るのを楽しみにして指折り数える人たちがいて、そして、毎年毎年、「たいへんだー」と言いながらも、割に合わない準備をニコニコしながらやるひとたちもいて・・・だからこその、素敵さなのだと思います。

 関係者の人たち、今年も楽しみにしています。がんばってくださいね。

 というわけで、今日はたくさん写真を撮ってきたので、続きでいくつかご紹介します。

続きを読む "クラシックカーミーティング" »

2007年5月 2日 (水)

最後の一輪

Img_9925 北海道に桜前線も上陸し、糸魚川の桜もそろそろおしまいになりました。

 今日は、仕事場の近くで、日頃ひかげになっていることが多いせいかすこし花が遅かった桜の、木に1本だけ残っていた花を1枚。

 ぼぉっと光るその向こうには、あぜの草刈りなど、直前に迫った田植えの準備をしている農家のひとたち。

 暖冬でも、豪雪でも、季節はちゃんとちゃんと、かわっていくんだなぁと、あたりまえのことを感じたりする一瞬なのです。

2007年5月 1日 (火)

Bridge

Img_9950 親不知遊覧船で、以前紹介した投げ岩と鬼蹴り岩のことが紹介されていました。岩のいわれについては、以前もブログで紹介しましたが、その他にお話がもうひとつ。

 「2つの岩、コンクリートでつながってるでしょ?」

 よく見ると、確かにそうなんです。沖から見たこの写真では、むかって左側が投げ岩、右側が鬼の足跡も残っているといわれる鬼蹴り岩なんですが、その間が、古いコンクリートで橋のようにつながっています。下の方が浸食されたのか、水が通るようになっていて、まさに、橋のよう。

 なんでも、大正の頃にこの集落がここに漁港を作ろうとしたということ。ただ、完成直後に大嵐があって壊れてしまい、今は2つの岩の間のコンクリートだけが、名残として残っているとのことでした。

 今の時代的な考え方だと、大国主命とか、鬼とか、そういう伝説がある「貴重な」岩にセメントぶち込んで、漁港にしてしまうというのは、乱暴というか、もったいないというか、そんな気もします。

 でも、その一方で。

 いまでもなお、魚をとりに船で海に出るというのは、一つ間違えば命にかかわる大変な仕事。それだけに、神がかった、地域の守り岩の内側から出航し、ここに帰ってこよう。そうすれば、なにかが自分たちを守ってくれる。そういう気持ちも、きっとあったのではないかと思ってしまうのです。

 前者は、ある意味「観光リソースがもったいない」という考え方でもあるし、後者は自然への畏敬の念を感じる面もある。見方によっては、感じられる人間の勝手さ加減が逆転してしまうなぁ・・・などと、面倒くさいことを考えながら、コンクリートの橋を沖からながめた僕なのでした。

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