TUNNEL
職業柄、よく「トンネルを張る」なんて話をしています。土木関係の人だと、トンネルは掘るものだし、普通の人にとっては、くぐったり通ったりするもの。でも、僕らにとっては、離れた場所の間でデータ通信をするためにつくる仕組みのひとつなので、こんな言い方をしたりします。
さて、写真は、市役所前から、ついこのあいだけんか祭りが終わったばかりの一の宮の神社へと続く参堂の桜。まさに、トンネルになっています。
もう少しして、散り始めた時期に通ると、またきれいなんだよね。
「桜のトンネル」がきれいな場所というと、青海小学校へと上っていく坂道や、姫川堤、森林公園への坂道など..。ほかの場所も、そのうち撮ってきてここで紹介しますね。
さて。本業の話。TUNNELをはってVPNをつなぐというのは、要は離れた場所にネットワークを延ばすということ。本店と支店とか、事務所と作業所とか。同じ場所にいるのであれば、たとえば「このExcelファイルを開いて、日報打ち込んでおいてね」で済むのに、それが「線がつながっていない」ためにできなくて、違う方法が必要になったりしていたのだけれど、仮想的に離れた場所のネットワークをつなぐVPNの仕組みが一般的になってきたことで、この制限がだいぶ緩和されてきています。問題は、十分に速いインターネット(ではなくてもいいのだけれど、維持コストが安い)光などの通信回線がその場所に引き込めるかどうかということ。
一時期ほどではないですが、CATVだ、Bフレッツだといろいろ話が出ている市内の情報インフラ整備に、主には企業利用で考えられるこのVPNのための回線の使い勝手といった面の視点があまり見えてこないのが、自分にとっては不安です。毎月数十万円のコストを投下しなくても、市内各所の社内LANをきちんとつなぐことができるような仕組み。それに配慮されていない仕組みが、糸魚川のような田舎で、行政が関与する形で整備されると、ほかの業者が参入してこなくなって(それだけのマーケットがないので)結果的に実現不可能になってしまうという危険もあります。そして、それは、企業誘致などの面では、けっこう大きなデメリットではないかと、僕は思うのです。
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