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2007年4月 1日 (日)

工房

Img_9348_1000 勝手な思いこみとして、「遺跡は山の中とか、人里離れた場所にある」というものがあると思うのですが、ウチの近所には、竪穴住居の跡がしっかり住宅街の中、飲み屋の隣に残っていて、そのうち一つが復元されて公園のようになっています。

 田海川のすぐ横のこの寺地遺跡、竪穴式住居の中にもぐりこんで遊んだりもできるので、コドモのお気に入りの場所のひとつ。コドモと一緒になって、時々カミさんも中にもぐって遊んだりしているようです(笑)。

 この住居は、どうも翡翠の加工場所だったらしい。いわば、工房だったわけで、ここに済んでいた人は、職人さんだったんでしょうか。昔から人が住んでいる場所というのは、今目の前に映るものを昔の人も見たのかななんてことを勝手に想像するのが、楽しい。実際には、それから長い時間を経ているわけで、目の前の木々とかも、地形さえもちがったのかもしれないし、植物なんて、そもそも日本に渡来してない時代かもしれない。だから、想像もできないくらい違うのだろうけれど。そのころ、春に見て、きれいだなぁと思った花って、なんだのだろう。ソメイヨシノ登場よりも数千年も昔のお話。そんな想像もまた、楽しいのです。

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