昼間移動中に見かけた、アルビレックス新潟のチームバスです。
Jリーグ(J1)に所属するサッカーチームがよく知られていますが、けっこう強いバスケットボールチームもあり、そして今年からは北信越BCリーグという地域プロ野球リーグに属した野球チームも加わりました。
このバスは、バスケットと野球の兼用チームバスのようです。
今日は、美山公園でオープン戦。通りかかったときには、桜が咲く球場入り口で設営の真っ最中でした。
新潟にできるプロスポーツチームが全部「アルビレックス」というのは、個人的にはかなり気に入っている点です。
いつぞや近鉄バファローズが「消滅」したときに強く感じたのは、ファンが自分のひいきチームに感じる「愛」は、ある種の幻想だということ。自分は、かなり熱狂的な中日ドラゴンズのファンなのだけど、たとえば今の全選手が他のチームに移籍したとして、そのチームのことを好きになるかと問われれば、ちょっと考え込んでしまいます。逆に、好きなチームのメンバーであれば、なんの実績も(そして、その時点ではまだ魅力も)ない選手だったとしても、けっこう愛着を持って見てしまう。そして、どこか「!」なところを見つけ、好きになっていくのでしょう。そういう愛着を「幻想」と言い切ってしまうのは多少の無理もある気がしますが、でもなお、なんの前提条件もなく、12のチームが突然できて、そのメンバーが今のプロ野球12球団のメンバーだったとして、自分が中日ファンになるかどうかといえば、それはわからない。それだけに、ファンが愛している「チーム」というものを解体してしまったとすると、そのチームが持っている財産価値は極端に損なわれてしまう。それを、近鉄やオリックスの経営陣はきちんと理解していなかったと思うのです。たとえば、磯部やノリ、岩隈もオリックスに集まって、近鉄とオリックスの主力が集まるオールスターチームを組むことができたとしても、それはすでに、近鉄でもなければ、オリックスでもないわけですから。
・・・話しがずいぶんと脱線しました。
だからこそ、プロチームは、自分たちのチームの戦力整備と同じくらい、ファンが自分たちに対して感じてくれる「愛着」部分を大切にしなければいけない。それが、自らの(金銭的に換算した)価値を高めるものでもあるわけですから。
ならば、より「新潟」という記号に強く結びつく方が、いいに決まっています。糸魚川がなんでもヒスイに結びつけるように(笑)、新潟のプロスポーツが、みんな「アルビレックス」なのは、ファンにとっての強いよりどころを育てていくのではないか。そう思うのです。
・・・とはいえ、糸魚川は新潟の西端。今ひとつ、僕自身は「アルビレックス」に対しての愛着はもてずにいるのですが(笑)。
最近のコメント