卒業式
毎月第二土曜日は、青海地区のホール「きらら青海」で「土ようこども会」が開かれています。同じ建物の中にある青海図書館のスタッフの理解あるサポートのもとで、市内のいろんな人たちが月に一度集まって、子供たちに絵本を読んだり、土地の昔話をしたり、紙や石を使った工作をしたりして遊ぶ、そんな会。
僕が顔をだしはじめたのは、コドモがそういう年にさしかかったから。「ちょっと小さいかな?」と思うくらいから連れて行って、今や「中堅世代」になってしまったウチの子は、絵本が大好きなこどもになってくれました。
一方で、そろそろこの会に連れてきてもらう。そんな年ではなくなる子供達もいる。スタッフの人たちにとってうれしい誤算だったのは、そういう子供たちが、やがて絵本の読み手として、顔を出してくれるようになったこと。
数年前からは、年に一度、5月の連休の頃に、ホールで大きな読み聞かせ会もやるようになりました。そのステージにも、小学生になった彼ら、彼女たちがあがってくれるようになる。
そして、僕ら大人は、彼ら、彼女たちが「これを読みたい」といって選んでくる本がとても興味深くて、毎月の第一土曜日を楽しみにするようになっていったのです。
今日は、3月の土ようこども会の日。4月には中学生になる子たちが、土ようこども会を「卒業」するということで、記念にきれいな春のお菓子をくれました。僕は残念ながら体調がよくなくて、今日はお休みさせてもらったのだけれど、でも、とてもうれしかったっていうことを、ここにきちんと書き残しておきたいなと思います。
なによりも、小学生にインスパイアされる経験というのは、なかなか得難いものだったわけで、僕を大いにインスパイアしてくれた君たちが、もっともっとおもしろい本を発見していくのを、僕はとっても楽しみにしているからね。
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