アゲインスト
風の強い日は、海鳥たちがちょっとうらやましいと思うことがあります。ほとんどはばたかないで、強いアゲインストの風にのってグライダーのように空をすべったり、まるでホバリングのように同じ場所にうきあがっていたり。
でも、こんなことを言うと、「寒いし大変なんだぞ」とか、連中に怒られてしまうかも。
この場所は、筒石の海岸の公園。今日はたくさんのカモメたちがうろついていました。車でいつも横は通るのだけれど、止めて降りてみたのは初めての場所。なんで寒くて風の強い日にそんな気分になったかというと、ここのちょっと手前、道のすぐよこの波返しの上にちょこんと一羽のカモメが立って、車を見ていたから。びゅんびゅん走る車と同じ高さ。わずか1メートルほどしか離れていない場所で、恐がりもせず、車を見ている鳥をまじまじと見てやろうと、Uターンのために入ったらそこにもカモメがたくさんで、そのまま少し撮ってみることにしたのです。
完全防備で釣りするひとの横で、カーディガン一枚でふるえながら写真を撮るオヤジ。僕も、道路を行きすぎる人から見ると、十分ヘンなヤツだったんじゃないでしょうか。
« 雪が降るということ | トップページ | つぶら »
「鳥」カテゴリの記事
- ウオーリーを探せ(2022.05.08)
- 大きな白い鳥を見ても(2022.03.14)
- 狙う連中(2021.11.13)
- デカい足だなあ(2021.10.22)
- 恋だか子育てだかの季節(2021.06.29)
« 雪が降るということ | トップページ | つぶら »
コメント