角の前川さんち
朝新聞を見ていたら、今日からひさしぶりにまた「ひとつ屋根の下」の再放送がはじまるようです。
江口洋介主演で、のりピーとか、福山雅治とか、いしだ壱成とか、豪華メンバーだったこのドラマ、終盤で酒井法子演じる「小雪」が本当の母を捜してやってくる北陸の町が、実は糸魚川でした。この写真は、小雪の母(と再婚後の家族)が住んでいることになっていたアパートの横から見る海です。
このドラマを見ていた人は、「角の前川さんちの犬は~」と江口洋介の「あんちゃん」が言うシーンを思い出す人、多いんじゃないでしょうか。角の前川さんはお金持ちで、犬にもいいもの食べさせてる。そんな話をしながら、プリンのとりあいでとっくみあいのけんかをしたりする。けっこう重たいけれども、ほほえましいお話でした。
風吹ジュンと安達祐実が住むこのアパートの名前は、実は「前川荘」。それもこれも、横を流れる川が「前川」だからだと思うのですが、このあたり、ロケハンに来た人は偶然の一致ににやっとしたかもしれないなと思ったりもします。
さて。
川の向こうに見えるのは、水門です。波が高かったりすると、川がちゃんと流れないで逆流してしまう。だから、ちいさい川の河口にはこういう水門がけっこうあるもの。そういえば、昨日の夜のニュースになっていた、長野の「脱ダム転換!」の現場、浅川も、千曲川との合流点はこんな感じで水門があり、排水ポンプがあったりするところ。
こういうものを見ると、昔から「どうにかしたい」と強く願った人がいろんなことをやってきたということに、頭が下がるのです。僕らは、そのやり方がまちがっていたとしたら、よりいいやり方を探さなくてはいけないと思うけれど、かつての問題解決に携わった人たちのすべてを否定するようなことはしてはいけない。半ばヒステリックな脱ダムの運動を見ると、そんなことを思ったりもするのです。
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