暖冬
朝は今ひとつ不機嫌だった空も、次第に晴れ渡り、明るい青になった日曜日。それなりに降ったはずの雪もすっかり消えてしまい、車庫の屋根から滑り落ちた雪がすこし残るだけの庭で、無理やり雪をかき集めて、ちいさなかまくらをつくりました。
子供は大喜び。なんとか1メートルほどのたかさにできたかまくらの回りは、季節柄茶色に枯れた芝生が広がっています。
さんさんと光る太陽。ぽかぽかとあたたかい日なた。そして、半径2mのちいさい冬の印。
かまくらを作る親はサンダル履きで、家から出てきたはんてんのまま。だけど、「雪であそぶぞ!」な気分満点の子供は、しっかりスキーのかっこをしてスコップ片手に走り回る。雪が楽しくてはじめて雪国のコドモなのだから、こういうときにこにこして遊んでくれるのは、親としてもとてもうれしい。で、なんとか少ない雪をかき集めて、おそらくは翌日訪れる腰痛に悩まされることになるのかも。
どこか「東京ドーム観光イベント」みたいな無理やりなかまくらなのだけれど。
でも、暖冬とはいえ、確かに冬しかできない遊びなのです。
「季節の移ろい」カテゴリの記事
- そろそろシーズンオフ(2020.12.20)
- 予定日オープン(2020.12.18)
- 降りましたね(2020.12.15)
- 配備(2020.12.07)
- Global Geopark(2020.12.06)
コメント