はたらくたてもの
糸魚川の赤レンガ車庫は貴重な建物です。でも、その一方で、知らないひとも多い。それはなぜかというと、現役の、しかも裏方さんの(つまりお客さんを招き入れるわけではない)鉄道施設だということが大きい。ごく近くに住むひと以外にとっては、目にとまること自体が少ない建物。そういう面が、この建物にはあります。
夜中、出張の電車を待つ糸魚川駅で、時間つぶしにカメラ片手にうろうろしていた時のものが、この一枚。
この建物、ライトアップするまでもなく、ちゃんと、灯りがともっています。時刻は、ちょうど24時頃。
あらためて、「現役の建物なのだな」ということ、感じてしまいました。
働く建物は、どこかかっこよくて、しかも美しい。もう死んでしまった、遺跡的な建物ではなく、古くはなったけれども、まだまだ現役で働いている建物の、飾りのためではなく、必要があるからついている灯り。
こういうのを見ると、あぁ、いい建物だなぁという気持ちがわいてくる・・・のではないかと思うのですが、みなさん、いかがでしょう。
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