今日のおわりに
そうは言っても田舎町の糸魚川。午前0時をまわるころには、町もかなり明かりが減り、夜らしい暗さを取り戻します。
そんな中、今日最後の下り列車(新潟方面へ行く列車)が入ってきます。
このあと、反対方向にもう一本やってきたら、今日はおしまい。駅の明かりもおとされ、糸魚川の町はもう一段くらくなり、朝を待つことになります。
奥からやってくる列車は、先日もご紹介した、金沢と上野を結ぶ寝台特急北陸。この列車には、平日には朝イチ出張のサラリーマンが、そして、週末にはめいっぱい東京で遊んでやろうという若い人が一杯乗っています。糸魚川で乗り込むころには、浴衣姿で歯を磨いてるおじさんなんかもいたりしてね。
一方、上りの最終、急行きたぐには、最終の新幹線で東京から長岡までやってきた人が乗り継いでくるなんてことも多く、乗っている人の多くがとても疲れた顔をして、4人掛けのボックスで丸くなって横になっていたりする。
同じ時間の列車でも、ずいぶんと雰囲気のちがう、上下の最終列車なのです。
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