お正月の音
家にギターやピアノがある家はいっぱいあると思うんですが、ウチには、じつは琴があります。
なんでも、相方が大学のときにやっていたそうで、今は仕事部屋にずっとたてかけてあるんですが、お正月になると、登場。ちんとんしゃんと鳴らされることになります。
ちゃんと弾こうと思うと、それなりに難しい楽器なのだけれど、さしあたり弦をはじくだけで音も出るし、押さえると音が変わったりもするので、子どもはうれしいらしく、ドレミに調律して、「さいた、さいた」とかやってたりする。そういうのも、なかなかいいかな、と。
大きな町のこどもたちほどではないにしても、まわりには、3~4歳で公文とかやってる子もいる。英語やピアノを習っている子もいる。親とくらべて遜色ない腕でゲームする子もいる。でも、ウチは、図書館で一緒に絵本見てにこにこしたり、外で鼻水たらしてそりにのったりしながら、子どものときしかできないことをたっぷりやってもらいたいなと思う。その結果として、たとえば遊んではじいていた琴に興味をもったりするなら、それはそれということで。
なんてことを二日酔いのアタマでふと考えたりする、オヤジ業4年目の正月。どう悩もうがこっちの思うようには大きくなっていかないのが子どもだと思うので、また、楽しんで振り回されていこうかな、なんて思っています。さしあたって、たこ揚げもしたし、琴で遊んだし、あとはカルタ取りだ(笑)。
「季節の移ろい」カテゴリの記事
- 干す(2023.11.27)
- 試食のおとも(2023.09.16)
- あちこちで、はじまる(2023.04.24)
- 役割交代(2023.04.02)
- 春を待ちかねて(2023.03.07)
コメント