ゆらゆら
沖を大きな船が通り過ぎていきます。ちいさな漁船も、通り過ぎていく。工業港と漁港の両方の顔を持つ姫川港からやってきた二隻。よくみると、なんだかかすんでいます。海面もなんだかぼこぼこしている。
雪がどんどん降るような寒い日には、日本海からは湯気がのぼります。寒気に比べればはるかにあたたかい海水からどんどんと水蒸気をもらって食べた雲が、山でがっしがっしと雪を降らす。
今年はそれほど寒くないので、まだ何度も日本海の湯気を見ることはないのだけれど、それでも、海をよくみると、ゆらゆらとゆらめいている。船が通ると、とくにそれがよくわかる感じがします。
今日はあたたかくなりそう。今日見る船は、かなりクリアに見えるといいななどと思いながら。
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