おなかいっぱい
になると、にこにこ。これって、人間の、というより、生物の本能なんだろうなぁなんて思う。今日は、市内八福神から、恵比寿さんです。
恵比寿さんが立っているのは、市内でも有数の古くからの食堂の前。ちょっとお年の方にラーメンの話をすると、「こだまがうまいよ」と言う方が多い。
ラーメンは、ここ10年くらいで、まさに革命でもおきたかのようにかわったゴハンのひとつ。スープの取り方、麺、具、タレ・・・。そして、新潟はある意味「激戦区」の一つとなり、近辺にも麺屋あごすけをはじめとした、かなりの有名店も現れました。
ただ、その一方で、どんどん、しょっぱく、濃厚で、強い香りになっていくというのも否めない。さらっと一杯、いっとく?みたいな気軽さが、だんだんと薄れてきたようにも思います。それだけ、さっぱりしたものがうまいトシになってきたということなのかもしれませんが(笑)。
こだまのラーメンは、シンプルな昔ながらのラーメンだと思う。玉丼とかを頼んでも、あまり甘くない干し椎茸のにおいのするさっぱりしたものが出てきます。
でも、それがなんとなく、安心するという面もあるのかな、なんて思ったりもする。ある種の反動なんでしょうか。
市内にはほかにも、昼間は碁打ちの人が集まっているうちやま(夏のかき氷の氷のやわらかさは好評なんです)とか、ちょっと時間が止まったような感じのする懐かしい大衆食堂がいくつかあります。時々は、そういうところで、ラーメンとかカツ丼とか食べてみるのも、楽しいんじゃないのかななんて思う。
そんなわけで、このお店の前に、にこにこふくふくした恵比寿さんがいるというのは、なかなか似合っていて、僕は好きなのです。
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