MerryChristmas!
田舎にいるとなかなか遭遇しないのは「おもしろい人たちが勝手にやらかすおもしろいこと」というもの。
イベント自体はいろいろあるのだけれど、市役所とか、商工会議所とか、そういった公的な機関が主導しているものが多い。街では、そういうことは、あちこちのお店や、人や、おもしろい連中たちがどんどん勝手にやらかしていて、それが「元気な街だな」という印象をつくっていくもの。
ただ、糸魚川だって、僕が知る限り、おもしろいことやらかしている人やヘンな人はいっぱいいるのだよね。ただ、そういった人たちがリンクしていきにくい、出会いにくい状態にあったり、そういう人たちがやらかすことを、他の人が知らずに済んだりしてしまう。「遭遇するポイント」の不足ということが、田舎町の不幸ということなのではないかとも思うのです。
そんな意味では、昨晩おこなわれた、X'masキャンドルナイトというイベントは、とても素敵だったと思う。市民会館前で、一人500円でキャンドルを買ってもらい、その人に思いを書き込んでもらって、ならべる。朝からイントレ組んだりしながら、若い人(と自分が書くのもなんですが(笑))がみんなで動いて準備する。それを、きちんとまわりがサポートして、あちこちにPRも出るし、役所前の駐車場も貸してもらえる。でも、主催は市でも、商工関係団体でもなく、「やりたいひと」。
最後に、雨が降ってきてしまって、大変だったと思います。でも、一日雨模様だったのに、キャンドル点灯からの数時間なんとか天気が持ってくれたというのは、みなさんのがんばりへの、天気の方でのなんとかの妥協的「ごほうび」だったのかもしれないな、なんて思います。本当に、お疲れ様でした。
ちょうどこの日に買ってきた絵本「クリスマスパンツ」と、どこか重なるものがありました。自分たちが願いをもって、がんばる。それが、一番の幸せの魔法。あのキャンドルの灯りをみてからひらくこの本は、幸せな時間をさらにふくらませてくれた。そんな気がします。
そんなわけで、メリー・クリスマス。
« 一番夜の長い日に | トップページ | でろりん »
「クリスマスイルミネーション」カテゴリの記事
« 一番夜の長い日に | トップページ | でろりん »
コメント