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2006年11月20日 (月)

クール・ビューティ

Img_69742  日曜日は今ひとつの天気。近所でフリーマーケットがあったのでのぞくも収穫なく、帰ってきて手近なところでということで、玄関にあった鉢を1枚撮ってみました。

 「この花、きれいだよね。なんていうの?」って家人に聞いたら、あきれたような顔で「シクラメン」とのこと。そうか、これがあの有名な「シクラメンのかほり」のシクラメンか。長年玄関においてあったり、あちこちで見かけたりしながらも、全然おぼえてなかったぞ。

 ふと、清水義範の小説、『花の名前』 を思い出しました。人がどうすれちがっているか。その象徴としての、花。別に、これは花じゃなくても、鳥の名前でも、ドラマや映画でも、読んだ本でもいいんだけれど、一緒に時間を過ごした日とが、同じものにばかり興味を持ち、覚えているわけではないということを、ちょっとした仕掛けで伝える短編。もう一度読みたいなと思って探してみるものの、本棚から出てこない。

 まぁ、きれいだなって気持ちだけ残っていれば、その名前なんて、覚えてなくてもいいのだけれど、などと言い訳してみたりしています。

 もっとも、日本語はけっこう豊かなもので、色の名前とかはすさまじく多い。夕焼けの微妙な色のうつりかわりを言い表す古式ゆかしい色の名前があったりすると、あぁ、こういうことも覚えたいなと思ってしまうのだけれど。

 そんなこんなで、今週もはじまりです。みなさん、がんばりましょう。

 この記事の「花の名前」は、この短編が収録されている「日本語の乱れ」のAmazon.co.jpへのリンクになっています。

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