透明な片足
普段はスズメかカラスしかとまっていない電線に、最近いろいろな鳥がとまるようになってきて、楽しいです。これも、渡り鳥なのかなぁなどと、鳥のことを全然しらない僕は、あいかわらず種類を調べもせずに、考えていたりします。
今日も、駐車場から職場へと歩く道すがら、白いおおきな鳥が電線にとまっているのを見つけて、一枚。
その時は気づかなかったのだけれど、あとで見てみると、どうみても足が一本しかない。この写真だけじゃなくて、反対方向から撮ったものも、何枚か見比べてみても、やっぱりない。
調べてみると、片足でとまる野鳥というのは、実はありふれた存在なのだそうです。なにかの理由で足を一本失って、でもちゃんと暮らしている連中。なかなか逞しいじゃねぇか。なんだか、知らなかったこういうことを知るのって、勇気がもらえる感じで、とても、うれしい。
で、話はもどって今日の「彼」。違うアングルの写真なんかを見てみても、片足だからっていうバランスで立ってない。二本足でしっかり電線をつかんでいる、その片方がたまたま透明になっているかのような、見事なスタイル。きっと、すごく強い脚力なんだろうな。
願わくば、この片足が失われた理由が、人間のせいではなく、「ごくありふれた」日常の生存競争の結果であってくれればなどと、虫のいいことを思ってしまった僕なのでありました。
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